投稿された実践プロジェクト

投稿された
実践プロジェクト

月の小学校・未来の小学校
ひとりひとりがしっかり考えてまとめたワークショップ

卒業前の小学6年生の総合の時間を利用し、与えられた課題の解決ではなく理想を描く発想の体験を目的に実施した。3日間構成で大人でもハードな日程/内容だったが、脱落するグループもなく全員が描き切ることができた。直接未来のアイデアを考えさせた際はすでにありがちなものが多かったが、このワークショップで宇宙というフィルターを通したことで無意識に持っている枠組みから外れたアイデアを出せている様子が見られたのが印象的だった。

  • ファシリテーター : SPACE DESIGN SECTOR
  • ニックネーム : SPACE DESIGN SECTOR

PROJECT

実施期間
2日以上
対象
〜小学6年生
対象人数
36人以上
運営人数
3人以上
実施場所
体育館・多目的スペース
実施内容
未来のアイデアまで
実施評価
想定通りできた

STEP

ワークショップの説明

ロールになり切るストーリー設定

帰りの会で事前にプリントを配布し説明、企業から月の小学校&地球での実現提案を委託されるというストーリーとした。

コロニーメンバーの決定

グループワークを加味し普段の座席順のグループを適用。4~5人1コロニー×8で2クラス合同開催とした。

絵本を読み世界観の確認

帰りの会で事前に絵本を配布し宿題とした。

フィールドワークで地球観察

休み時間に担当エリアに行き、授業で使っているタブレットで撮影。

気になるカードをピックアップ

1コロニーに1セットカードを配布、事前に10枚選択。

-別日-

今日の説明
5分

ファシリテーターの自己紹介とWS全体像、DAY1の内容を説明。

体を動かし宇宙を疑似体験
10分

アポロ宇宙飛行士の映像を見ながら月面歩きのまねっこ、床に区切った枠内でおしくらまんじゅうをし極小空間体験をした。

アイデアイラストの描き方レッスン
10分

地球のモノや行動の洗い出し
5分

タブレットで写真を見ながら洗い出した。

月で起こることをテキスト化
10分

月ならではの発明を創出
15分

休憩
5分

月の発明の共有/発表
10分

コロニー内で共有。

強制ミッションに対応
10分

3種類のミッションからサブテーマに合わせて1コロニー1枚配布。「物が飛んでもけがをしないようにしよう」「閉空間でも幸せにくらせる工夫をしよう」「水を作ったり、リサイクルをしてみよう」

月の発明まとめ
10分

1コロニー4アイデアを抽出し、元となったカードとともにまとめた。

月の発明の共有/発表
20分

コロニー代表者が全体に発表。

振り返り
5分

-別日-

振り返り
5分

前回の内容を付箋に書き出して振り返り。

今日の説明
5分

月のアイデアを地球化
30分

コロニー内で担当者を決め、1~2人で1アイデアを地球化。

休憩
5分

まとめイラストの描き方レッスン
25分

未来の発明まとめ
15分

振り返り
5分

-別日-

未来の発明まとめ

休み時間に各コロニーで作業を進めた。

未来の発明共有/発表
30分

総合の時間でクラス内発表を実施、クラス代表を1チーム決定した。

-別日-

振り返り
5分

前回の内容を振り返り。

今日の説明
5分

今日の流れとゲストのJAXAについて紹介。

未来の発明共有/発表
15分

2クラスで各クラス代表が前に出て発表、ゲストのJAXA職員からコメント。

休憩
5分

未来の発明共有/発表
20分

パネルに成果物を貼りだし、ワールドカフェ形式で付箋にコメントを残した。

ゲストによるコメントタイム
15分

宇宙やJAXAに対する質疑応答も行った

振り返り
5分

記念撮影
15分

未来創造研究所からの
コメント

長時間にもかかわらず1チームも脱落せずに最後まで遂行できたのは 素晴らしいです。先生の盛り上げ方、生徒の熱中力が高かったこと、また 全力で楽しめる心理的安心感を日ごろから育まれていることを感じます。 「直接未来のアイデアを考えさせた際はすでにありがちなものが多かった」と コメントをいただいておりますが、ほかの学校でもそのようなお話をよく耳にします。 現在はVUCA時代と言われ、柔軟な発想が求められています。 月のくらしアイデア発想法が、子どもたちの自由な発想のカギとなったのでは ないでしょうか。ぜひ他の学年の生徒さんにもWSを実施されてみてくださいね。

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