社員対談
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2006年入社
製造技術部 佐川 -
2014年入社
製造技術部 千葉
パナソニック住宅設備株式会社の製造現場に立ち並ぶ機械・設備は、製造技術部の知恵と技術によって形づくられています。モノづくりを支える技術者として必要な心構えとは?
その答えが、二人の対談の中から垣間見えてきました。
- 佐川
- 千葉くんとの付き合いもけっこう長くなってきたよね。ちょっと前まで頼りない感じだったのに、だいぶ頼れる技術者になってきたと思うよ。
- 千葉
- そんなに変わりましたか?
- 佐川
- 変わった部分と変わらない部分があるかな。最近よく思うのは、自分一人でやり遂げようとする姿勢が見えてきたよね。一人でやり遂げようとする姿勢は技術者としてすごく大切な要素だと僕は思う。自分でやらなければ見えてこない発見や課題って多いから。
- 千葉
- 昔はいつも佐川先輩が付きっきりでフォローしてくれていましたからね。でも、このままだといつまで経っても先輩に迷惑かけてばかりだと思うようになって、たしかに最近はなるべく一人でやり遂げることを意識していました。ちなみに僕の変わらない部分って何ですか?
- 佐川
- 頑固で融通が利かない!
- 千葉
- やっぱりそこですか(苦笑)
- 佐川
- 一人でやり遂げようとする姿勢は評価するよ。でも一人で何でもかんでも抱え込んで、結局答えが出なかったら最終的に人に迷惑をかけることになってしまう。納期は確実に守る。これも僕ら技術者にとって大切なことだからね。
- 千葉
- グサッときました。やるべきこととできないこと、この二つのバランスがうまく取れなくて、結局また先輩たちに迷惑をかけてしまっていることは自覚していました。
- 佐川
- 迷惑だなんて思ってないよ。やっぱりどんな仕事でも基本はコミュニケーション。「今これだけの仕事を抱えています。ここは自分でやりますから、ここは相談させてください」って言葉にすればいいだけの話じゃないかな。でもそうは言うものの、今の千葉くんの気持ちも理解できる。新人でも中堅でもない微妙な立場だから、簡単に先輩を頼るわけにもいかない。実際、僕もそうだったから。
- 千葉
- さすがに何でもお見通しですね。でも今のアドバイスで少し気持ちが楽になりました。
- 佐川
- この機会に聞いてみたいんだけど、千葉くんが感じているこの仕事の苦労や、やりがいってどんなところかな?
- 千葉
- そうですね。何カ月も費やしてようやく完成させた機械が動かなかったり、動いたのはいいけど不良品ばかり出てしまったりしたときは、苦労というか絶望に近い気持ちになりますよね。逆に、思い描いた通りに機械が動いて、製造の人たちから「ありがとう」と言ってもらえたときはどんな苦労も一瞬でうれしさに変わります。
- 佐川
- 分かる。特に自分だけのアイデアを詰め込んだ機械が想定通りに動いたときは、誰にも気づいてもらえなかったとしてもとてもうれしいかな(笑)
- 千葉
- それもよく分かります。ゴールにたどり着くまでの手段が一つじゃないってところがこの仕事の面白さかもしれませんね。
- 佐川
- やっぱり僕らの仕事って製造現場を支える側の役なんだよね。たとえ誰にも気づかれなかったとしても効率的なモノづくりが実現できたのならそれで充分。もっと言えば、そこで満足することなく僕らは技術を追求していく姿勢を忘れてはいけない。今そう思えるようになった。
- 千葉
- いいこと言いますね。いつか後輩ができたとき、佐川先輩みたいな存在になれるかまだちょっと不安です。今のうちから佐川先輩に近づけるよう、もっと努力していきたいと思いました。
- 佐川
- 後輩ができたら、きっとまた大きく成長すると思うよ。僕ら先輩も実は後輩に育てられている部分が大きいから。だからこれからもっと高い壁に挑戦して、一緒に成長していこう!
- 千葉
- これからもよろしくお願いします!