当社は32年前に新潟市で設立。創業当初から基本性能を重視した、丈夫で長持ちする家を提供したいと考えていました。そんな家づくりへのこだわりを、もっと説得力を持ってお客さまへお伝えしたいと思っていた矢先、テクノストラクチャー工法に出会ったのです。そしてその直後に、最大震度7を観測したあの新潟県中越地震が発生。家の倒壊や新幹線の脱線などを目の当たりにすると、家づくりにおける耐震強度の重要性をさらに強く感じました。翌年には急ピッチでテクノストラクチャー工法のモデルハウスに着工し、販売を開始。これが地震に強い家づくりを始めた経緯になります。今でも昨日のことのように覚えています。

強い構造のテクノストラクチャーの家は、厳しい冬に対応するという点でも優れた力を発揮します。新潟市内は比較的積雪量の少ない地域ですが、それでも数年おきにドカっと降ることがあってやはり備えは必要。昨年は一晩で80センチも積もりましたからね。当社のテクノストラクチャー工法を採用した家では、１m以上^※の積雪にも対応。そうした積雪にも耐えられるよう、緻密に構造計算されているので安心です。さらにこのあたりの冬場の突風は強烈でそれこそ台風のようですが、耐風等級でも最高等級の性能を標準としているのでその点においても心配いりません。「家は強風で揺れるもの」というこの地域の常識を見事に覆したといえるでしょう。

※新潟市の設計積雪荷重の基準値（垂直積雪量）は1m以上。
　地域ごとの値を考慮して計算しています。

湿気と結露は、どこの家でも悩みの種。このエリアでは特に冬場、部屋の中で洗濯物を干すことが多くなるのですが、室内の湿度が高くなってしまうため、発生した結露を放置しておくと住宅の耐久性に影響することもあります。ですがテクノストラクチャーの家では、高性能の断熱材に加え、通気性をよくして湿気の逃げ道をつくるなど、構造面から様々な工夫をしているので安心していただけます。テクノストラクチャーの家を建てるようになってからは、結露でお困りのお施主さまの話をほとんど聞くことがなくなりました。

当社は「常に誠実であれ」という企業理念のもと、想定されるメリット・デメリットを包み隠さず事前にお話しするようにしています。その甲斐もあって、新居の引き渡し後にお叱りを受けることも少ないと自負しております。お客さまとのお付き合いは、建てたあともずっと続くわけですから、誠実に向き合って率直に話し合える関係を築くことができれば、その後のアフターサービスもスムーズに積極的に行えます。さらに、お客さまと会話もはずみ、修繕の相談も気軽にしていただけたりと、好循環が生まれるのです。これは私たちの仕事にご満足いただいている証と励みにして、これからも心から信頼される家づくりを続けていきたいと思っています。

営業スタッフからバトンを受けとり、お客さまのご要望をカタチにするのが設計士の役割。私も数年前に家を建てているので、その経験を生かして間取りや窓の位置、収納の大きさまで、日常の利便性を考えてアドバイスさせていただいています。仕事として設計をする立場ですが、同じ新潟で暮らす生活者でもあることを、とても大事にしています。

設計は緻密な構造計算から始まりますが、お客さまのご要望により窓や柱の位置が変わると、計算が成り立たなくなることがあります。そんな時はまず耐震性の重要さをご説明し、その上でできるだけ理想に近づけるために、立体的なイメージをお見せしながら様々な代替案をご提案しています。お客さまにとっては大きな買い物ですから、ご納得いただけるまでできることは何でもする。とことん寄り添い続けることで、期待に応えていきたいですね。

新潟市を中心に、家づくりのお手伝いをしています。冬場を暖かく過ごしたいというご要望は特に多く、断熱パネルなど近年目覚しく進化する断熱材を中心に、様々なご提案を行っています。どんなご要望にも自信を持ってお応えできるのは、ベースにテクノストラクチャーの強さと安心感があるからです。地震にも積雪にも備えは重要。住宅の強度を構造計算というデータで立証できるのは、大きな強みですね。

住宅の情報は今やウェブで簡単に手に入るようになりましたが、こんな時代だからこそ資料請求などの際にはお手紙を添えるようにしています。実は数年前、雪が降り積もる日にお客さまがモデルハウスまで足を運んでくださいまして。「手紙での約束は破るわけにはいかない」とおっしゃいました。こちらは恐縮するばかりでしたが、初めてお顔を合わせる前から、お客さまとの対話はすでに始まっているのだと気づきました。その後の家づくりもスムーズで、信頼関係は心を通わせることから始まるものだと実感しました。

お客さまの数だけ、ご要望も様々。ただ、営業としてご要望を伺うだけでなく、こちらからも質問することで、新居での暮らしをイメージしていただき、プランを完成させていくことも多いですね。たとえば、「24時間換気が作動するお風呂やトイレに、窓は本当に必要ですか？」「タオルを使うのは洗面所。使う場所に収納しませんか？」といったように。

家の便利な点も不便な点も、完成後に住んでみてから気づくことがほとんどです。こちらは長年、様々なお客さまに注文住宅を提供し、アフターサービスなどで年間何十軒もの家に足を運んでいるので、間取りや収納、家事動線まで、成功事例がいくつも蓄積されています。それをご提案というかたちでシェアしていくことで、後悔のない家づくりをサポートしたい。これからも一人でも多くのお客さまのお役に立てるよう頑張ります。