建築家・お施主様・工務店
それぞれの家づくりのストーリー
>>Vol.01“オーナーメイド・テクノ”が、住まいづくりの可能性を変える。
想いはあるのに、伝えるのは難しい。
千葉県八千代市。駅にもほど近く、大通りから一歩入った住宅街。青い空に映える邸宅は佇んでいます。「実家にも近く、目の前が通学路という願ってもない好条件。住宅会社が決められている建築条件付きでしたが、迷わず購入をきめました」と施主のY様は語ります。「家づくりが始まり、住宅会社さんからプランをいただきました。特に問題は無かったのですが、何となく、イメージと違う気がして」。建築を担当した住宅会社も、社内で何度も話し合い、プランを検討しましたが、イメージがうまく伝わらず、答えは出なかったそう。
そんなとき、住宅会社からY様へ提案されたのが、パナソニックとパートナー契約した建築家がデザインを担当する“オーナーメイド・テクノ”というシステムでした。「Y様も、言葉にはできないけれど、こだわりがあったようで。大きな買い物となる住まいだから、なんとかしてあげたかった。そんな時、パナソニックから聞いていた“オーナーメイド・テクノ”を思い出したんです」と住宅会社の担当営業は振り返ります。
いつも空を見ていたい。その一言から進んだ家づくり。
期待と責任を託されてスタッフに加わったのは、建築家、中町仁治氏。「まずは、Y様ご家族とじっくり話しました。間取りや造形ではなく、どんな暮らしがしたいか、どんな時間を過ごしたいか。その時、『リビングでも、キッチンでも、いつも空を見てすごしていたい』という一言がありました。そこで、リビングもキッチンも2階に。バルコニーのサッシも、キッチンからの視線で位置や形を決め、フルオープンに。バルコニーデッキもリビングとの段差を無くして、屋外との一体感を演出しました」。この提案から一気にプランが進んだそうです。住宅会社の担当営業も、「先生がうまくY様の答えを引き出してくれました。」と安心したそうです。
家づくりは、住む人が主人公。建築家は、その案内人。
「家は、住む人のもので暮らすためのもの。だから、施主さんの想いや暮らし方が家づくりのベースです。僕らは、その想いやライスタイルを引き出し、空間のヒントを出してあげるのが仕事。僕らをうまく利用し、家をつくる中で、気づいてない自分の想いに気づき、自分らしい暮らし方を見つけた時、住む人に愛されるいい住まいになると思います」。中町氏は力説します。
「初めは、建築家って気難しそうで敷居が高いと思っていましたが、中町先生はフランクで、私たちの漠然としたイメージをしっかり聞いてくれました。後日、提案プランを見た時は、念願だったスキップフロアも採り入れてくれ思っていたことが実現されていて感動しました。階段の吹き抜けも最初は反対だったのですが、先生からきちんと説明を受けて納得。完成してみると、開放感があって大正解でした」とY様は満足そう。
「オーナーメイド・テクノ」が、広げてくれる、住まいづくりの可能性。
「自分の思い通りの家にしたいのに、どうしたらいいか、どう伝えたらいいかわからないという人は多いはず。そんな時、“オーナーメイド・テクノ”はとてもいいシステム。皆さんにおすすめしたい」とY様はおっしゃいます。
中町氏も、「“オーナーメイド・テクノ”の魅力は、建築家をデザインだけに専念させてコストを抑えたこと。これで敷居を下げて気軽に建築家と家づくりができると思います」と評価します。
その一方で、「テクノストラクチャー工法なら、耐震性をしっかり確保できます。私も、テクノストラクチャー工法ならではの厳しい設計ルールをずいぶん学びました。この工法は家の構造強度が高いのに、設計の自由度も高い。これからは安全ありきか、デザインありきかでなく、どちらもありきの住まいづくりが大切です。」と安全面も強調します。
そして最後に、「テクノストラクチャー工法を採用する住宅会社は、知識や技術が高い。Y様邸でも難しい注文をこなしてくれました。建築家と工務店が互いの長所を重ねて、住まいづくりの品質が上がっていく。それは、施主さんにとっていちばん素敵なことだと思います」と価値を力説。“オーナーメイド・テクノ”で、お施主様も、建築家も、住宅会社も、住まいづくりの夢を、自由に広げられそうです。