エコアイディア宣言の2014年活動内容

エコアイディア宣言から3年後の、それぞれの取組みと成果を掲載しています。

【1】製品によるCO2削減の取組み

ダントツGP(グリーンプロダクツ)製品を拡大し、製品使用時のCO2排出量を削減しています。

2014年度:32機種完了(2014年11月07日現在)。年間37機種を計画
2013年度:35機種完了
2012年度:21機種完了
2011年度: 8機種完了

<ダントツGPの事例>

・太陽光発電事業:日本国内のメガソーラー設備工事を通じて再生可能エネルギー利用拡大に貢献
・薬液リサイクル事業:日本・台湾・マレーシアなどで工場排水からの有価物の回収・リサイクルにより環境負荷削減に貢献

【3】生産活動によるCO2削減の取組み

[3-1]ワンタッチ断熱材の開発

有限会社菅谷ラッキング工業様と共同で、頻繁に断熱材の着脱が必要な成形機用にワンタッチで取り付け可能な断熱材を開発。取付け作業時間を90%削減

[3-2]塗装乾燥工程の排気量最適化

乾燥に使用する都市ガス使用量を20%削減

[3-3]経営層を含めた全員参加の工場省エネ活動が認められ、省エネ大賞を受賞

一般財団法人省エネルギーセンターが主催し、経済産業省が後援する平成25年度「省エネ大賞」の結果が2014年1月22日(水)に発表され、パナソニック エコシステムズ 春日井工場が、省エネ事例部門で「省エネルギーセンター会長賞」を受賞しました。

【4】資源循環の取組み

[4-1]材料の薄肉化設計

設計段階から材料の削減を検討

樹脂使用量を削減するために、流動解析を活用し、設計段階から樹脂の薄肉化を検討しています。

[4-2]再生材料の利用拡大

内装部品の色を黒に統一し、再生樹脂が使用できる部品を拡大。また再生樹脂の採用を海外生産拠点へも横展開しています。

上は従来のケーシング。下は再生樹脂が使用できるようにしたケーシング

[4-3]マテリアルフロー分析で材料ロスの見える化

できる限り効率的に部品を生産できるよう各種取り組みを実施

【5】地域と共生する取組み

[5-1]小学校工場見学を受入れ

2013年度4校、2014年度4校を受入れました。

[5-2]環境に関する出前授業

2011年より、小学校に対して環境に関する出前授業を実施。合計32校になりました。

[5-3]第9回環境絵画コンクール

「未来につなごう地球の宝もの」をテーマに募集した環境絵画コンクールには410作品の応募がありました。

[5-4]春日井まつりのエコワールドに出展

春日井まつりのエコワールドコーナーに出展し、工作教室を実施。約2500名の方に参加いただきました。

[5-5]夏休み親子教室

環境教育と工作教室を行ないました。

[5-6]植樹活動

パナソニックエコソリューションズ社の植樹活動に当社社員も参加。植樹や下草刈りを行ないました。

【6】成果

[6-1]製品によるCO2削減貢献量

ダントツGP(グリンプロダクツ)を拡大し、使用時のCO2排出量を削減しました。

ダントツGPにより削減されたCO2削減貢献量

2013年度は150万トンを達成しました。

グラフ

ダントツGP(グリーンプロダクツ)の進捗

2014年度は37機種をダントツGP(グリーンプロダクツ)として開発を進めており、32機種の開発を完了。引き続き環境性能に優れた商品を開発します。

グラフ

[6-2]生産活動におけるCO2削減貢献量

生産工程の省エネなど各種取組みで、CO2排出量を削減しました。CO2削減貢献量は、2011年度1.2万トン、2012年度1.3万トン2013年1.3万トンを達成し、2014年も順調に推移しています。

生産におけるCO2削減貢献量の推移

基準年(2005年)の生産設備で、同じ量を生産した場合と比べての削減量。

グラフ

生産におけるCO2排出量の推移

生産に使用した電気、都市ガス等のエネルギーを、それぞれの排出係数でCO2排出量に換算した値。排出係数はパナソニックグループ統一。

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[6-3]資源循環

リサイクル材などの利用により、再生資源利用率を高めます。2011年度14.9%、2012年度16.3%、2013年度18.5%を達成しました。

再生資源利用率

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