第二種電気工事士CBT方式のポイントを
現役講師がわかりやすく解説!
- 2023年から通常の筆記方式に加えて、パソコンを使ったCBT方式の試験が採用されました。
早速、パナソニックEW創研の講師も受講生さんの不安を解消するためにCBT方式を受講しています。このページでは、受講してみて分かったポイントや実際の試験画面の注意点などもお伝えしますので、CBT試験にぜひお役立てください。
創研の名物講師 豊田先生、CBT方式に初チャレンジ!
豊田先生プロフィール
第二種電気工事士学科・技能講師
1973年松下電工(株)(現パナソニック(株))入社。2015年からは、現パナソニック エレクトリックワークス創研(株)上席コンサルタントとして第二種電気工事士試験対策研修(学科、実技)を講師で指導。「せっかく受験するなら1回で合格を勝ち取ってほしい!」という想いでたくさんの受講生を合格へ導いている。
2022年まで筆記試験と呼ばれていたものが、2023年より学科試験と呼び方が変更になりました。これは、CBT方式という新しい解答方式が採用されたためです。 CBT方式ってどんな試験なのでしょうか。(財)電気技術者試験センターのホームページにもCBT方式の内容が説明されていますが、その内容を講師視点で整理して分かりやすく解説しようと思います。私といっしょにCBT方式を学びましょう。
豊田先生教えて! CBT方式の基本
そもそもCBT方式って何?
CBT(Computer Based Testing)方式とは、パソコンを使用して学科試験を受験する方法です。 従来の問題用紙と解答用マークシートを用いた試験(筆記方式)は、これまで通りに実施されます。 受講者は、解答方式を筆記方式かCBT方式から選んで、学科試験を受験することになります。
CBT方式ってどんな特徴があるの?
- 受験時期
- CBT方式は、従来の試験方式(筆記方式)より、早い時期での日程が設定されています。従来方式とは日程が違うと認識する必要があります。
- 受験方法の変更
- CBT方式を選択していても、受験前であれば、筆記方式への変更も可能です。
- 受験日程・場所の変更
- 日程の変更は受験3日前までであれば、再度変更は可能です。それ以降の直前では変更できません。受験しなければ、未受験となります(筆記方式の試験は受けられません)
- 注意点
- CBT方式の会場、時間は希望の会場が都合、状況により選択できない場合があります。
CBT方式ってどうやって申し込むの?
- ① 試験方法の選択
- 試験センターHPのマイページより、受験申込期間中に各自で試験方法の選択を行います。
- ② 受験日時、場所の選択
- CBT方式を選択した場合、受験申込確定後に、各自試験センターのマイページで、CBT試験の有効期間内(4/24~5/11)に受験したい日時、場所を選択します。
- 従来通り、筆記方式を受験する場合
- 受験申込段階で、CBT方式を選択しない場合は、従来の筆記方式になります。
筆記方式は、例年とほぼ同様の日時にて開催されます。
様々な説明をしてきましたが、つまり、CBT方式を受験される場合は、早くから受験準備の対応を始める必要があります。もちろん従来の通り、筆記方式で受験することも選択肢に入れながら、ご自身のスケジュールと相談しながら準備を進めていきましょう!
過去3年、過去5年の学科試験の問題をeラーニング形式で学べる講座です。
これで安心! CBT方式受験本番のイメージを先取りしよう
2022年8月にデモ試験が実施され、私も実際に受験しに行ってみましたので、 その時の体験を元に、皆様に試験当日の流れをお伝えしようと思います!
試験開始までの心得
- 試験会場には、開始時間の20分前までには行きましょう。
- 事前にお手洗いを済ませておくといいと思います。
- 会場では、注意事項、不正防止の誓約をし、サインを求められました。
- 荷物は腕時計、カバン、携帯電話、筆記用具、メモは持ち込み禁止でした(荷物はすべて備え付けの個人用ロッカーに収納)。自分であることを証明する運転免許証のみ本人確認用に持ち込みが可能でした。証明証は絶対に忘れないように気をつけましょう。(今回の試験では最終どのように対応するのかは、まだ発表されていません)
- 受付にて、手続き後、A4白紙メモ(計算用、複線図書込み用に使用しました)、黒ボールペンを支給されました。これらは持ち込み可能でした。(試験終了後に両方とも返却しました)
いよいよ、CBT形式で試験開始!
- 指定された席で、パソコンは起動しており、ID,パスワードを指定されたとおりに打ち込み試験開始となります。
- 腕時計は持ち込みできませんでしたが、パソコン上で2時間からの残時間が表示されており、どれだけ時間が経過しているかは確認できました。
- 問題は筆記方式と同じで50問、4者択一にて問題構成も同様でした。
- 問題は1番から表示されますが、飛ばして解答、戻る等円滑にできました。
- 31~50番の配線図の問題では電気配線図の拡大、縮小はできますので、わかりやすく確認できました。
- 画面右下に試験終了のアイコンがあり、これを押すことにより、試験の解答ができなくなりますので、注意が必要です。(本番での表示は、確認できておりません)
試験後の注意点
- CBT方式では筆記方式と異なり、問題や自分の解答の控えは持ち帰りができませんので、試験後の自己採点ができないものと考えておくべきです。
- 当日CBT方式の試験が終了しましたら、試験終了ボタンを押し、退席、受付に終了したことを報告し、荷物を忘れずに持ち、帰ることになります。
問題の内容自体は、変わりませんが、CBT方式では、図面を拡大し細部まで確認できるのはわかりやすくて良いと思いました。ですが、CBT方式は、解答した控えを持ち帰ることができないのが筆記方式との大きな違いだと感じました。
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CBT方式受験のポイントまとめ
- CBT方式の試験は従来の筆記方式より約1か月前くらいから実施されるので、受験申込と同時に受験勉強を早めに開始、しっかり準備する必要があると思います。
- 試験で勉強する内容はCBT方式も、筆記方式も内容は変わりません。
- 受験勉強を開始して時間がかかると判断したら、従来の筆記方式に受験方針を早めに変更して、CBT方式より筆記方式に変更手続きをして、受験勉強の期間を確保しましょう。
- 研修を受講するのであれば、受験日程に合わせて、早めの受講を考え、受験までの期間を残し、過去問題をしっかり解く時間を確保して、本番に臨みましょう。
私は、過去問を繰り返し学習することをお薦めしています。パナソニックEW創研の第二種電気工事士筆記試験対策には、過去問ドリル講座(eラーニング)というコースがあります。パソコンでの受験直前対策を事前に体験することで、
①繰り返しの反復学習に役立つ、②実際のCBT形式と似たパソコン学習のためスムーズに取り組める、③過去3年、過去5年とたくさんの過去問題をすることで試験の傾向を把握し、自信をもって本番に臨むことができます。ぜひ過去問ドリル講座をご活用ください。
※電気技術者試験センターが実施する「CBT方式」の画面構成・受験方法と同一のものではありません。
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合格への近道!豊田先生から直接学べる講座もあります!
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