パナソニック エイジフリー株式会社 様

階層別研修
人材流動が激しい介護業界において、キャリア入社者含む全ての社員が、将来のキャリアパスが描けるよう、階層別に求められるスキルを整理し、人材育成体系を整備した事例です。

研修事例

会社概要

  • 名称パナソニック エイジフリー株式会社
  • 設立2016年4月1日 介護関連4子会社統合
    (※1998年旧パナソニックエイジフリーサービス株式会社設立)
  • 資本金5,000万円
  • 事業内容介護サービス事業(在宅・施設)、介護ショップ事業、住宅改修事業、介護用品・設備事業
  • 本社所在地大阪本社:大阪府門真市 東京本社:東京都港区

背景・目的

少子高齢化が進む日本では、福祉業界・介護業界の需要がますます高まることが想定されます。しかしながら、業界における人材流動は激しく、有資格者や経験者のキャリア採用が多いのが現状です。
また、同社の人材育成は、これまで事業別に独自で行っていたことからばらつき是正や、キャリア入社者の会社への帰属意識や定着率を上げ、将来のキャリアパスが描ける人材育成体系の整備が課題でした。

これまでの問題点

  • 新卒、キャリア入社を含めた一貫した教育体系が未整備
  • 会社への帰属意識が高まらない
  • 介護業界は人材の流動が激しい

目指す方向性

  • 将来のキャリアパスが描ける環境整備
  • パナソニックグループとしての一体感醸成
  • コア技術、技能の伝達伝承
  • 自らの会社、職場、仕事に誇りを持てる風土醸成

実施内容

人材育成体系を整備 上位層の育成プログラムを導入

写真:期待する人材像(スキル整理マトリクス)

期待する人材像(スキル整理マトリクス)

1階層毎に求められる役割・必須スキルの整理

  • 各層に求められる役割から、課題解決能力(マネジメント、コミュニケーション、思考力)や、コアバリュー(経営理念、コンプライアンス等)を体系的に整理

2階層別研修体系を策定

  • 全階層での研修が実施されてなかったことから、各層に重点スキルを絞り込んだ研修を導入
  • 特に上位層の育成プログラムを強化し、幹部育成を強化

カリキュラム

お客様のコメント

2009年より人材育成体系を整備し、重点スキルを絞り込んだ研修カリキュラムを立案し、現在まで推進していただいています。
期待する人材像を明確にすることにより、キャリアパスを描きやすい環境のベースが整ってきたように感じています。
2016年にはグループ会社4社が統合し、更なる体系の整備、人材の育成に取り組んでいきたいと考えています。

講師から一言

新任主任としての価値観・マインド、主任に求められる役割・能力、さらに部下をヤル気にさせる ノウハウ~コミュニケーションのとり方と、広範囲に亘り、気づかれたことが多かったことと思います。 あとは職場で実践していただき、社員と職場の同時成長を実現しましょう。(新任主任研修 講師)

研修ではグループ演習の時間を多く設けています。知識として学んだことをすぐに使ってみることで、 ご自身の仕事でどのように活用できるかをイメージしていただくためです。 2日間の研修を終えた時の表情には「研修で学んだことを業務で使ってみたい!」という意欲を感じます。 (課題解決力開発研修 講師)

「エイジフリー様の事業特性を考えると、製造業以上に「人」が最大且つ最重要の経営資源といえます。 求める人材像を明確にした上で、しっかりとした階層別の研修体系を整備され、長期的な視点で継続的に 取り組もうとされている点はすばらしいと思います。」(新任管理者研修 講師)

事業のあるべき、ありたい姿を描き、自ら考え行動できる自律型人財を育成するお手伝いが私の仕事です。 研修では座学の理論の他、実際の担当事業の将来について真剣に議論して頂いています。 その過程で着実に「自律力」を付けていかれる姿を拝見し、大変うれしく思っております。(戦略経営研修 講師)