株式会社ソディックプラステック 様 (現 株式会社ソディック)

製造力強化
QVP(Quality Victory Plan)活動により、「顧客先での品質満足度向上」、「管理サイクルの仕組みが定着」、「高効率の製造現場を実現」できた事例です。

コンサルティング事例

会社概要

  • 社名株式会社 ソディックプラステック
  • 設立1992年
  • 資本金28億7,360万円(2010年3月31日現在)
  • 事業内容射出成形機
  • 本社所在地 横浜本社:神奈川県横浜市 加賀本社:石川県加賀市

課題

従来の技術の枠にとらわれることなく、精密射出成形機とはいかにあるべきかを追求し、他社にはない独自の技術を確立して、お客様のご要望に応え、当社の高安定高精密射出成形機は、幅広いお客様に受け入れられてきました。
しかし、日々、お客様からの品質要望が高度化・多様化するにつれ、当社の製品を納入しお客様のモノづくりを安定するまでに時間がかかるケースが出てきており、より完成度の高い製品づくりが求められてきています。

1製品完成度の向上

2組織的改善力の強化

3若手のマネジメント力向上

  • パナソニックEW創研を選んだ理由
  • ①パナソニックは、当社製品のユーザーである。
  • ②モノづくり経験者に指導してもらえる。
  • ③実務に入り込んで進めてもらえる。

効果

QVP(Quality Victory Plan)と名づけ活動

製品の品質を向上すると同時に、効率や省エネを追求する改善活動

1顧客先での品質満足度が向上

  • 品質方針の実現に向けて「不良品を流さない・造らない」・「製品品質のレベルアップ」へ組織的な改善活動が積み上がり、品質不具合の削減環境配慮型製品の開発などを実現してきました。

2管理のサイクルが廻る「しくみ」が定着

  • 年度・期の品質・環境方針に基づき、各部責任者がベクトルの合った課題を設定、3ヶ月ごと活動を評価反省しながら、改善活動をスパイラルアップする品質・環境を統合した「課題解決の見えるしくみ」が定着してきました。そのことが部門長、課長のマネジメント能力向上に結びついてきました。
課題管理のサイクル

3高効率の製造現場の実現

  • 部品製造の職場毎の「商店経営」による現場改善と組立工程の「3N-M(ノーモア/ムリ・ムダ・ムラ無し)」と名づけた活動で、工程の見える化とムダ取りを進めることにより、生産性が向上してきました。
写真:不具合の原因の検討

不具合の原因の検討

写真:資材棚を検討

資材棚を検討

写真:部品搬送の治具と検討

部品搬送の治具と検討

写真:QVP活動の発表会の様子

QVP活動の発表会の様子

お客様のコメント

QVP活動に取り組んだ当初から、活動の輪が広がり、各部に推進のリーダー役を努める若手社員が育ってきているのが大きな財産です。
今後は、よりお客様に近い営業部門も巻き込み、技術的にお客様の期待に応える製品づくりと、サービスの強化を狙った活動を展開していきたいと思っております。

コンサルタントから一言

改善活動に参加したメンバーが、日々新しい技術創造に邁進しつつ、お客様に喜ばれる技術を提供していくには組織の力を結集し、一丸となって取り組んでいくことの必要性を感じてくれていることを心強く思っております。
モノづくりを通じて人づくり、それがまた次のモノづくりを高めていく好循環に繋げていきたいと思います。