1.日本の伝統工芸を牽引する日本工芸会陶芸部会の設立50周年を記念した展覧会
2.重要無形文化財保持者(いわゆる人間国宝)をはじめ、近現代作家137名の陶芸作品を一堂に展覧
3.物故の巨匠作家の名品をお楽しみいただけるとともに、新進気鋭の若手作家の作品により、現代陶芸の今、そして未来を展望
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我が国が誇る工芸技術「陶芸」は、時代とともに技法や表現が多様化し、現代まで著しく進化を遂げてきました。とりわけ昭和戦後期以降には、陶芸家の創作活動が活発化し、意欲的な作品が次々と発表されています。 1950年、陶芸をはじめ、さまざまな分野の工芸技術の保存と活用を目的に、文化財保護法が施行され、その5年後の文化財保護法改定を機に、日本工芸会が発足しました。日本工芸会は重要無形文化財保持者(いわゆる人間国宝)を中心に、各分野の伝統工芸作家、技術者らで組織され、「日本伝統工芸展」を中心に作品を発表。そして1973年には、同会陶芸部所属の作家による「第1回新作陶芸展(陶芸部会展)」が開催され、現在に至っています。 本展は日本工芸会陶芸部会50周年を記念した展覧会であり、同会で活躍した作家の秀作とともに、その活動の歴史を振り返るものです。歴代の人間国宝作品をはじめ、窯業地ならではの素材と伝統を受け継いだ作家らによる作品、茶の湯のうつわなど、伝統工芸の技と美をご紹介いたします。さらに、未来を担う若手作家らの作品も見どころのひとつといえるでしょう。 これまで当館では、「工芸・デザイン」をテーマにした展覧会を数多く開催してまいりました。 現代陶芸の今に焦点を当てた本展では、陶芸部会所属作家を中心に、さらにそれ以外の陶芸家の作品を含め、137作家139点(予定)を展覧いたします。
期間限定:3月1日(火)午前10時~3月7日(月)午前10時まで
本展監修者で国立工芸館 館長の唐澤昌宏先生をゲストにお招きし、本展担当客員学芸員とともに、展覧会の見どころや作品を解説いたします。また、陶芸家で日本工芸会陶芸部会長、人間国宝(重要無形文化財保持者)の前田昭博先生からのメッセージもご紹介いたします。
2月4日(金)午前10時~2月7日(月)午前10時まで
本展監修者で国立工芸館 館長の唐澤昌宏先生をゲストにお招きし、本展担当客員学芸員とともに、展覧会の見どころや作品を解説いたします。また、陶芸家で日本工芸会陶芸部会長、人間国宝(重要無形文化財保持者)の前田昭博先生からのメッセージもご紹介いたします。
1.日本の伝統工芸を牽引する日本工芸会陶芸部会の設立50周年を記念した展覧会
2.重要無形文化財保持者(いわゆる人間国宝)をはじめ、近現代作家137名の陶芸作品を一堂に展覧
3.物故の巨匠作家の名品をお楽しみいただけるとともに、新進気鋭の若手作家の作品により、現代陶芸の今、そして未来を展望
日本工芸会は1955年に発足した、重要無形文化財保持者(いわゆる人間国宝※)を中心に、伝統工芸の作家、技術者などで構成された団体。陶芸部会は日本工芸会の陶芸作家による部会で、1973年以降「第1回新作陶芸展」(陶芸部会展)を開催、2022年は設立50周年を迎える。
※人間国宝とは、工芸技術など、芸術上価値のある高度な「わざ」を体得した個人を指す。
日本工芸会初期に活躍した作家たちの作品とその活動を紹介。
出品作家/金重陶陽、加守田章二、藤本能道、松井康成、三輪休和ほか
日本工芸会と勢力を二分する日展の代表作家の作品を展覧。
出品作家/板谷波山、六代清水六兵衞、楠部彌弌
1955年、初の重要無形文化財保持者となった陶芸作家4名を紹介。
出品作家/荒川豊蔵、石黒宗麿、富本憲吉、濱田庄司
伝統陶芸の多彩な技と美の広がりを紹介。
出品作家/井上萬二、十三代今泉今右衛門、中島宏、吉田美統ほか
日本各地の窯業地出身の作家らによる意欲的な作品を展覧。
出品作家/伊勢﨑淳、市野雅彦、五代伊藤赤水、三代德田八十吉、福島善三、三輪壽雪
日本の伝統文化を映す茶の湯のうつわを紹介。
出品作家/加藤孝造、鈴木藏、德澤守俊、波多野善蔵、樂直入
伝統的な技術・技法を駆使した現代作家の作品を紹介。
出品作家/井戸川豊、十四代今泉今右衛門、鈴木徹、前田昭博ほか
新たな素材と独自の技法を展開する作家の作品を展覧。
出品作家/石橋裕史、隠﨑隆一、神農巌
未来の陶芸の可能性を予感させる新進気鋭の若手作家らの作品を紹介。
出品作家/伊勢﨑晃一朗、渋谷英一、中田博士、新里明士、見附正康、和田的