展覧会情報

2013年の展覧会

※展覧会名は全て仮称です。会期は変更になる場合があります。

日本の民家一九五五年―二川幸夫・建築写真の原点―終了しました

MINKA Traditional Japanese Houses: Yukio Futagawa and the Origins of His Architectural Photography, 1955

2013年1月12日(土)-3月24日(日)

確かな評価眼を通して見たものを建築写真として定着し、発表してきた二川幸夫(1932-)。その作品は世界に認められてきました。世界を駆け巡ってきた彼の建築の旅は、1950年代、6年間にわたる日本に民家への旅を起点としています。『日本の民家』(二川幸夫撮影・伊藤ていじ文)には、大地とつながる民家の力強さ、そして民衆の働きと知恵とが見事に表れています。日本の多くの原風景が失われたいま、1955年に遡って、若き日の二川幸夫がとらえた貴重な民家の姿を初の展覧会に見ていきます。

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二川幸夫 《蔵王村民家の妻破風とニグラハフ》1952-1959年
Yukio Futagawa Gable and vent in a minka in Zaomura, 1952-1959 Photo: Yukio Futagaw
a© GA Photographers


幸之助と伝統工芸終了しました

Konosuke Matsushita and Japanese Traditional Craft Arts

2013年4月13日(土)-8月25日(日)

「経営の神様」松下幸之助(1894-1989)と日本の伝統文化との関わりを紹介する展覧会です。松下幸之助は、自身が大切にした「素直な心」が茶道にあると考えます。茶道具を制作する工芸家に関心を持つようになった幸之助は、彼らへの支援を始めました。 本展では、松下幸之助と茶道の出会いを導入部分として紹介し、次に日本の伝統工芸に関心を寄せる契機となった作家の作品を陳列、最後に重要無形文化財保持者、いわゆる人間国宝を中心とした作家が制作した作品をご紹介します。松下幸之助ゆかりの美術工芸作品が一堂に会す展覧会です。

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真々庵に立つ松下幸之助


モローとルオー -聖なるものの継承と変容-終了しました

Gustave Moreau et Georges Rouault: Filiation

2013年9月7日(土)-12月10日(火)

フランスの象徴主義の巨匠ギュスターヴ・モロー(1826-1898)と彼に最も愛された弟子ジョルジュ・ルオー(1871-1958)。国立美術学校でルオーの才能を見抜き師弟関係を超えた熱意で指導を行ったモローは、父親以上の存在としてルオーの芸術と人生に深い影響を及ぼしました。モロー美術館のフォレスト館長監修による本展はモローと若きルオーの芸術世界と心の交流を紹介する初めての展覧会です。モロー晩年の未公開作品やルオーの美術学校時代の作品、そして二人の交流を示す書簡などが一挙公開されます。

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ギュスターヴ・モロー≪ユピテルとセメレ≫油彩/キャンヴァス/ギュスターヴ・モロー美術館蔵
Gustave Moreau Jupiter and Semele; Oil on canvas, Gustave Moreau Museum
©Photo RMNGP -Rene- Gabriel OJEDA