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| パナソニック インパルス | VS | エレコム神戸ファイニーズ |
|---|---|---|
| 0 | 1Q | 0 |
| 14 | 2Q | 0 |
| 7 | 3Q | 7 |
| 7 | 4Q | 0 |
| 28 | − | 7 |
パナソニックインパルス
4年ぶり21回目のグリーンボウル制覇

5月21日、エキスポフラッシュフィールドで行われた西日本春季公式戦グリーンボウルトーナメント2022決勝は、パナソニックインパルスがエレコム神戸ファイニーズを28対7で下し、4年ぶり21回目の優勝を遂げた。
第1Qは互いにパントの応酬となったが、DB#36平山栄輝のハードヒットによって相手から弾き出したボールを拾い上げたLB#47小西憂のリターンと、新人P#35小林真大の好パントによって、シリーズを重ねるごとにオフェンスの起点を前に持っていくことに成功。
第2Q、敵陣35ヤードから始まった攻撃機会に、QB#12荒木優也が今季移籍加入したWR#96 Alfonso OnunworにロングTDパスを決めて先制した。
自陣44ヤードから始まった次の攻撃機会にも#81WR小倉豪へのロングパスでゴール前8ヤードに迫ったが、TD狙いのパスをインターセプトされ、パナソニック陣44ヤードまでリターンされてしまった。
しかし、守備は崩れなかった。DL#17デイビッド・モトゥ、DL#98梶原誠人がエレコム神戸のランを阻止して、3ダウン&アウトに追い込んでモメンタムをわたさなかった。
ピンチをしのいだインパルスは自陣16ヤードからQB荒木がWR#88木戸崇斗、新人WR#82大塩良至、TE#6成田光希、RB#5ミッチェル・ビクター・ジャモ―に4連続パスを決めてゴール前25ヤードに進行。前半終了1分22秒前に成田へのTDパスにつなげて14対0の折返しとなった。
第3Q最初の攻撃機会には先発QB#8石内卓也が再びフィールドに登場。木戸、ミッチェルへのパス、自らのラン、TE#87西紋弘次へのパスでゴール前に迫り、WR木戸にTDパスを決めて加点。
しかし、ここからエレコム神戸が反撃を開始。序盤から時計をゆっくり使ってランでじわじわと攻めてきたエレコム神戸に前進を許し、好パントでゴール前1ヤードからの攻撃を強いられた。
この場面でインパルスはハンドオフを失敗し、相手にファンブルリカバーTDを献上してしまった。
第4Qに入ってもインターセプトを喫するなど、インパルスの攻撃はなかなか流れを掴めなかった。
第4Q中盤にはエレコム神戸にゴール前3ヤードに迫られるピンチを迎えたが、守備が粘って第4ダウンギャンブル失敗に追い込み相手の得点を阻止。
残り2分3秒、自陣3ヤードから攻撃機会を得たインパルスはRB#42立川玄明のロングゲインで危険地帯を脱出。さらにQB荒木のランにより敵陣に攻め込むと、WR#9高木広次、TE西紋への2度のパスでゴール前に迫り、RB#29牧田圭祐の1ヤードTDランにつなげた。
MVPはパス14投12回成功255ヤード2TDでのQB荒木が受賞した。
インパルスは6月5日、神戸王子スタジアムで行われる神戸ボウルで立命館大学と対戦する。
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試合後コメント

監督インタビュー 監督 荒木 延祥
今日はOLも出場可能なメンバーを全員起用しましたが、プレイの理解を深め、
もっと積極的に勝負出来ないと質の高い攻撃を続ける事は出来ません。
またインターセプトされたプレイなどQBとWRが瞬時に息を合わせる事が
まだまだ出来ていない事も反省材料です。
守備は序盤集まりが悪い部分やアジャストのミスなど見受けられましたが
DB平山のファンブルフォースなど、随所に光るプレイが見れました。
キッキングではP小林やPR魚谷など新たな戦力が出てきている事が好材料です。
グリーンボウルで優勝した事よりも、2週間ごとの試合に対してプランを立て、練習し、
試合で出た反省を洗い出して次につなげるというプロセスをチームとして
春から経験出来ている事に対して、大変有難く思っています。
神戸ボウルで対戦する立命館大学はベーシックなプレイで質の高いフットボールをされています。
この2週間でしっかり成長したうえで、春シーズンですのでどんどんチャレンジする姿勢で試合に臨みたいと思います。
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選手インタビュー MVP QB荒木優也
MVPをいただけたのはありがたいですが、
内容としてはあまり満足いく出来ではなかったというのが正直な気持ちです。
得点できたのは守備が頑張ってくれてチャンスを与えてくれたからというもので、
攻撃として思い描いていたプレイができたかといえば、そうではありません。
第2QのTD狙いのパスをインターセプトされたのは自分のミスです。あの場面では、
無理をしないでもいい場面だったので、もっと慎重に、冷静にプレイするべきでした。
一方で、試合前から『チャレンジをしていこう』という共通認識で臨んでいましたので、
課題が多くでたということは今後プラスにできると思います。
入部してから3年間、病気療養で周囲から出遅れていた状況もありましたが、
常に自分ができることを積み重ねてきた結果、巡ってきた先発争いのチャンスだと思っています。
まだ石内さんの方がすぐれている部分が多くあるので、いい部分を盗んで、もっといいQBになることを目指していきます。