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ルーキーに聞く #2 ~髙田凱斗、熱烈ラブコールで始まったラグビー人生

12年間続けた野球を離れ、高校2年の夏にラグビーへ。ルールも知らぬまま、70kgのウイングからスタートした髙田凱斗選手は、3か月で30kgの増量を遂げ、フォワードとしての道を切り拓いた。
恩師の言葉に導かれ、大学で危機感を知り、たどり着いた埼玉パナソニックワイルドナイツ。そしていま追うは、憧れの1キャップ。プロップとして歩む現在地と、その原点にある想いをたどる。

髙田凱斗選手

ラグビーとの出会い「ラグビーに絶対向いてる」熱烈オファー

――面白い経歴をお持ちと伺っています。まずは、ラグビーとの出会いを教えてください。

小さい頃にソフトボールを始めて以来、12年ほど野球をしていました。高校も野球をするために松山聖陵高校に入学。高校1年の春、入学直前に行われたセンバツに出場するほどの強豪校でした。
ポジションはファーストです。バッティングセンターにあるような、機械が投げる球は得意だったのですが、人が投げる球を打つのは苦手でして(笑)。打率がなかなか上がらなかったですね。
そうこうしているうちに高校2年生の時、ストレス性の目の病気を患い、野球を続けられなくなりました。そうしたらラグビー部の監督である渡辺悠太先生に「ラグビー部へ来い」と声をかけて頂き、別のスポーツができるなら、とラグビーを始めることにしました。

――かなり強いラブコールを受けたそうですね。

実は、入学当初からラグビー部に誘われていたんです。「バットに当たらないなら意味ないだろ、おまえはラグビーに絶対向いてる」と渡辺監督から言われていましたね(笑)。クラスメイトだったラグビー部の友人からも誘われていたほどでした。また野球部は恋愛もスマホも禁止だったのですが、ある時渡辺監督が車で通りすぎる際、窓を開け「ラグビー部は恋愛もスマホもオッケーやぞ」と言って去って行ったこともありました(笑)。熱烈に誘って頂いた、という経緯があります。

――ラグビーのルールはご存知でしたか?

全く知りませんでした。高校2年の8月にラグビーを始めたのですが、はじめのうちは「とりあえずボールを持ったら走れ」と言われていたくらいで(笑)。最初のポジションはウイングでしたね。当時は身長183cm、体重70kgくらいでとても細かったんです。

――現在の体形からは全く想像できない姿です。その後なぜ、フォワードに?

1、2か月くらいウイングを経験した後、自ら希望してフォワードに転向しました。フォワードはスクラムやラインアウトがあって出番が多いのがいいな、と思って。だからラグビーを始めて3か月の間は、毎日1日8合のお米を食べて、体重を100kgまで増やしました。

――3カ月で30kgも増量したのですか?

そうなんです。食べることは元々好きだったので、嫌だと思ったことはないですね。朝食で2合、午前中にまた食べて、昼に2合、部活の前にも食べて、夜ご飯、さらに夜食でパスタ4玉を食べていました。
ラグビー部の合宿って、食トレも兼ねているじゃないですか。だから合宿になるとみんな憂鬱な表情なのですが、僕は「よっしゃ、ご飯がいっぱい食べられる!」と嬉しかったですね(笑)太る才能がありました。
だから食事を作ってくれた父には、とても感謝しています。夏場は傷まないようにとお弁当箱を挟むように保冷剤を何個も敷いてくれて。ご飯が凍って硬くなっていたこともありましたが(笑)それも良い思い出です。とても感謝しています。

――100㎏の大台に到達した後は、すぐプロップに?

いえ、最初はロックです。フランカーやナンバーエイトなどバックローも経験しましたが、将来的に上のカテゴリーを目指すならプロップだろうとのことで、高校2年の冬には3番をプレーしていました。

――どんな高校ラグビー生活でしたか?

楽しかったですね。FWユニット練習といったらふつうはスクラムやラインアウト練習なのですが、高校時代はトライライン前での8対8のアタック・ディフェンス練習が中心でした。バックスが楽しそうにキックを蹴り合っている中、アホみたいにバチバチに体を当てていて(笑)。監督や顧問の先生方が練習相手になることもあったのですが、ここぞとばかりに体を当てに行った高校生活でした。
渡辺監督は人の懐に入るのが上手で、自分でも気づかない間に頑張れるよう、導いてくれた不思議な人です。滅多に喜ぶ姿を見せませんが、花園で秋田工業に勝った時にガッツポーズをしてくれたんですよね。とても嬉しかったことを覚えています。

髙田凱斗選手

大学で接した危機感「このままでは通用しない」

――その後、関東学院大学に進まれています。

親の負担も考えて、高校卒業後は地元で就職しようと思っていたんです。でも高校3年生になる直前、春の新人戦で関東学院大学の板井良太監督(当時)に試合を見て頂く機会があり、誘って頂きました。

――どんな大学生活だったのでしょう。

何回もラグビーを辞めようと思いましたね(笑)。特にフィットネス練習がキツくてキツくて!400mトラックを10周走った後、ラグビーグラウンドに入ってのラン。22mラインや10mラインなど、グラウンド上に引かれている全てのラインでうつ伏せになってからまた起き上がって走り出す、というランメニューはとにかくキツすぎて「もうやめてやる!」と思いながら走っていました。
転機は、大学2年の冬。ワイルドナイツの練習に参加させてもらった時でした。あまりのレベル差に「このままでは通用しない」ことを痛感しました。それから、体作りにも本格的に取り組み始めたんです。大学4年時には大学選手権出場を目標にチーム一丸となっていたので、より集中して体作りに取り組んだラストイヤーでした。

――そうしてたどり着いた地が埼玉パナソニックワイルドナイツです。

日本で一番ラグビーが強いチームに入らせてもらい、ここで試合に出ることができれば、その評価が自信にも繋がります。まずは1キャップを取ることが目標です。

――現在はどのようなコンディション管理をされていますか?

痩せすぎても怪我のリスクはあるし、増えすぎても走れなくなるため、体重はトレーナーに設定された114kg〜115kgの間をキープしつつ、筋肉量を増やして脂肪を減らす取り組みをしています。 そのためにも毎日2時間、必ずトレーニングをするように心がけています。まだ日が昇る前にクラブハウスに来ることもありますし、オフの日も毎日来ています。1日24時間のうち、2時間だけでもトレーニングしたらいいだけのこと、なので。

髙田凱斗選手

目指すは「ワイルドナイツでの1キャップ」

――ワイルドナイツでの学びを教えてください。

やはり大学の先輩である稲垣啓太さんを目標としています。稲垣さんの背中を見て学ぶことはとても多いですね。ストイックな面に憧れています。タイトヘッドプロップとしては、藤井(大喜)さんのスクラムがお手本です。きれいな姿勢や、クラウチ時の上手なポジション取りが学びになっています。コーチの方々、周りの方からの助言を整理しながら、これからのプレーに生かしていきたいです。

――堀江翔太FWコーチからはどのようなアドバイスを受けていますか?

体の使い方や姿勢について特に指導して頂いています。僕は猫背で首が曲がってしまいがちなので、首を真っ直ぐにして、背骨の特定の骨の部分を曲げて胸を張るように、とマンツーマンで教えてもらいました。基礎的な姿勢が決まることで押しも強くなり、怪我をするリスクも減ります。1対1で教えて頂ける環境が有難いです。

――目指すプレーヤー像を教えてください。

稲垣さんのように、ディフェンスもアタックも、スクラムもできる存在になりたいです。一番高い目標は日本代表に入ることですが、まずはワイルドナイツで1キャップ取ることを目指します。
僕のラグビー人生はこれまで、運に恵まれてきました。高校時代は渡辺監督、大学では板井元監督、そしてワイルドナイツ、と出会った方々に誘って頂きながらラグビーを続けることができました。サポートしてくれた人や親への感謝を忘れずにいたいです。

――ファンの皆さんには見て欲しいプレーは?

僕は負けず嫌いなので、フィールドでのアタックとディフェンスを見てほしいです。スクラムはこれから実戦を積み、レベルを上げていきたいと思っています。

――髙田選手と同じように高校でラグビーを始める人もたくさんいます。ぜひ、ラグビーをがんばる子どもたちへメッセージをお願いします。

最初はルールもわからず大変だと思いますが、チームメイトが助けてくれます。経験者とのレベル差があっても、やると決めたなら最後までやり続けてほしいです。僕自身も最初は細くて先輩には到底敵いませんでしたが、負けず嫌いだったので悔しさをバネに増量して乗り越えました。
毎日「今日はこれをやる」と決めて意識して取り組むと、自然とできるようにもなります。少しでも良いので、言われたことをメモして、毎日20〜30秒振り返るだけでも違いは表れます。僕もワイルドナイツに入って、日々の学びをメモして振り返るようにしています。一緒に頑張りましょう!

髙田凱斗選手

(&rugby/原田友莉子)

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