- 活動レポート
留学記:AUS編 谷口宜顕 ⑬
皆さん、こんにちは。谷口です。
まずは、決勝戦の結果についてご報告いたします。
チーム全員が待ち望んでいたこの試合でしたが、私はコンディション調整のため出場することができませんでした。ユニフォームに袖を通し、仲間と共に戦えなかったことは非常に悔しかったですが、これまで共に練習や試合を積み重ねてきた仲間を信じ、気持ちを込めてフィールドへ送り出しました。
試合序盤は、互いに敵陣へ攻め込むもののトライにはつながらず、要所でのミスも重なり、どちらも流れを掴めない展開が続きました。決勝戦という特別な舞台ならではの緊張感が、外から見ていても強く伝わってきました。
後半に入ると、セットプレーでのペナルティが続き、相手に自陣でプレーされる時間が増えていきました。僕たちも粘り強いディフェンスで耐えていましたが、相手の持ち味であるフォワード陣の力強い攻撃に押し込まれ、失点を重ねる結果となりました。スコアの詳細は覚えていませんが、非常に悔しい敗戦となりました。
チームとしての敗北も、個人的に試合に出場できなかったことも大変残念ではありますが、すでにワイルドナイツでは新シーズンに向けたプレシーズンが始まっています。落ち込んでいる暇はありません。気持ちを切り替え、今シーズンこそ優勝を掴めるよう全力で取り組みます。
今回で留学記は最終回となりますので、短くなってしまいますが感謝の気持ちを伝えさせてください。
まず、この度のオーストラリア留学に際し、多大なるご支援とサポートをしてくださったワイルドナイツのスタッフの皆様、そして関係者の皆様、私に留学のチャンスを与えてくださり本当にありがとうございました。ラグビープレイヤーであれば誰もが一度は憧れる海外留学を経験することができ、オーストラリアで過ごした日々やそこで得られた学びは、私にとってかけがえのない人生の財産となりました。


また、日頃から温かい応援を送り続けてくださっているファンの皆様、日本からのサポート、本当にありがとうございました。試合前にいただいたメッセージは、常に大きな力と勇気を与えてくれました。

これまで支えてくださったすべての方々に恩返しができるよう、今シーズンはジャージを着てワイルドナイツの優勝に貢献できるよう、ひたむきに頑張ります。

3か月間、本当にありがとうございました。



