- 活動レポート
留学記:AUS編 谷口宜顕 ⑩
皆さん、こんにちは。谷口です。
まずは、先週末に行われた試合についてご報告します。
8月9日(土)、リーグ最終節の一戦が行われました。今回の相手は、第13節で対戦したチーム。前回からあまり間が空いていなかったため、戦術はあえてシンプルにし、相手対策よりも「自分たちのプレー」にフォーカスして臨みました。僕自身は慣れない13番での出場。余計なことは考えず、自分の役割を確実に果たすことだけに集中しました。
しかし試合開始直後から、バックス陣に普段では考えられないような初歩的ミスが続き、その流れから先制を許す苦しい立ち上がりに。正直、今シーズンで一番悪い入り方だったと思います。その後もお互いにミスやペナルティが重なり、なかなか流れをつかめないまま前半は無得点で終了しました。
後半に入っても立て直すことができず、開始早々に2トライを許す展開。こちらにも得点チャンスは何度もありましたが、判断ミスや雑なプレー、さらにはペナルティで自らチャンスを手放してしまいました。最後までその悪い流れを断ち切れず、非常に悔しい敗戦となりました。
試合を終えて強く感じたのは、「絶対に負けない」という強い意志が、まだチーム全体に浸透しきっていないということです。実力差はどのチームとも大きくありません。最後に勝利をつかむのは、一人ひとりがどれだけ勝ちに貪欲になれるか――その差こそが決定的になると痛感しました。
この試合をもってリーグ戦は全日程が終了し、私たちは3位で予選通過、決勝トーナメントへの進出を決めました。
準決勝は今週末、対戦相手は奇しくも先週戦ったばかりのチーム。試合直後にその事実を知り、悔しさと同時に早くも闘志が湧き上がってきました。

これまでは「少しでもチームに貢献できれば」という思いでプレーしてきましたが、ここからは一切の遠慮はしません。自らが勝利を引き寄せるという覚悟で、全力で引っ張ります。

準決勝、必ず勝利を掴み取り、決勝へ進みます。引き続き熱い応援をよろしくお願いいたします。



