EPISODE 3

【#25 永江大樹】チームスポーツで欠かせないのは、人に興味を持つこと。

2023-07-20

パナソニック野球部が常に口にしているのは、「楽しく野球をやる」。そのために「勝つ!」。若き永江キャプテンが期待されているのは、全国制覇への機運を高めること。めきめきと頭角を現す同期たちと共に、飛躍のシーズンを誓います!

#25 永江大樹

[Daiki Nagae]

DATA

  • 福岡県出身
  • 中学時代に所属していた糸島ボーイズではキャプテンを務め、
    ボーイズ全国大会準優勝、ジャイアンツカップ準優勝を果たす。
  • 東福岡高校では1年生からレギュラーを獲得し、主軸を担う。
  • 福岡大学でもキャプテンを務め、4年生時に春の神宮大会でベスト4、
    リーグ戦でもベストナイン、打点王に輝く。
  • 今シーズンからは若き新主将としてチームを引っ張り、
    パナソニック野球部として悲願の都市対抗野球大会『初優勝』を目指す。
永江選手
永江選手

「クセつよ」集団

2年目の選手は僕以外に4人、同期それぞれが活躍しはじめて、チームにいい風を送れていると思います。井奥、久保田、村上、ダンテ。それぞれちょっとぶっ飛んでいるっていうか……個性が強い!(まあ、ここまで野球をやっている選手はだいたい独特の空気を持っていますが)。いい意味で我が強いし、マイペースですよ。特筆すべきは、久保田の底なしの食欲。サムギョプサルの食べ放題で、延々とサンチュで肉を巻いて食べ続ける姿には、驚かされました(笑)。なるほど、パワーがあるはずです。お互いに刺激を受けながら、もっともっと勢いにのっていけると思うので、期待していてください!

永江選手

先輩たちの存在

キャプテンを任されて改めて感じるのは、チームを支えてくれている先輩方の存在です。副キャプテンの大坪選手や、前キャプテンの法兼選手、松根選手は特に落ち着いてチームを見て、良いこと、悪いことをしっかり伝えてくれます。そのおかげで、小さなこともなあなあにせず即時に解決でき、プレーが引き締まるのだと思います。若手が思い切ったプレーをする裏には、そうした精神的な支えがあることを実感します。あと、福岡から出てきたばかりのころ、皆が早口の大阪弁で何を言っているのか聞き取れなくて……「さっきコーチ何て言ったんすか?」といちいち松根選手に聞いていました。もう慣れましたが、その時もありがとうございました(笑)。

永江選手

まだまだ未来がある

高校時代に求められたのは堅いプレー。大学からは正確さに加えてスピードやパワーが増す野球になった。さらに社会人野球では、また1段階上のスピード感がある。ステージが進むにつれて、どんどん野球が面白くなってきました。社会人野球では、投球に強さやキレを感じます。それに応じて打球も速い。守備には自信があったのですが、足が速い人が多いので新たな対策が必要でした。バッティングに関しては、コースや球種の絞り方も追求しながら、いかに威力を付けるかと取り組んでいます。「まだまだ、伸びしろしかない」と感じられる今。野球の真の魅力に出会うのは、これからかもしれません。

自分を高めるルール

  1. ① 自信は持っていいが、過信はしない
  2. ② 攻めの姿勢
  3. ③ 尊敬する人を追うこと
永江選手

Editor's postscript

キャプテンを務めた大学時代は、コロナ禍で練習の機会が限られるも、自主的に取り組む空気が出来上がったそう。永江選手は、美しい糸島の砂浜で一人海の音を聞きながら、素振りやランをしていたこともあるとか。現在チームが取り組む「いかに時間を有効に使い、課題を克服していくか」を体現してきた選手。晴れやかな笑顔、周囲から慕われるキャラクターで、チームの先頭を走ってくれるでしょう!

EPISODE1. 気持ちが合致した時の、本当の強さを示したい!
EPISODE2. こんなに号泣するとは……!家族の節目に大感動。