「家族のことを話したい」と、口を開いた永江選手。生まれてすぐ、ベッドの隣にバットとボールを置き、静かに息子の野球人生を願ったお父さん。これまで全力でサポートしてくれたことを振り返り、「本当に尊敬している、かっこいいと思う」と語ります。ここまで野球を続けてよかった、その言葉には、家族への感謝がにじみます。
DATA
- 福岡県出身
- 中学時代に所属していた糸島ボーイズではキャプテンを務め、
ボーイズ全国大会準優勝、ジャイアンツカップ準優勝を果たす。 - 東福岡高校では1年生からレギュラーを獲得し、主軸を担う。
- 福岡大学でもキャプテンを務め、4年生時に春の神宮大会でベスト4、
リーグ戦でもベストナイン、打点王に輝く。 - 今シーズンからは若き新主将としてチームを引っ張り、
パナソニック野球部として悲願の都市対抗野球大会『初優勝』を目指す。
泣かせる家族愛
最近のニュースは、姉の結婚式で父と共に大泣きしたこと。僕たちきょうだいを、身を削る思いで育ててくれた父の涙は……ヤバイっす(笑)。高校生のころ、父は仕事の昼休憩も使って3食を作り、姉と妹が通う新体操の送迎もこなしていました。僕たちがやりたいことできるよう、自分の時間を費やしてくれたことに心から感謝しています。大学時代に福岡で一緒に暮らした祖母は、今は真っ先に大阪の天気予報をチェックするそうで。次に確認するのは、父が赴任している名古屋。「福岡の天気はあんま見らんよ、大阪と名古屋が心配で」って(笑)。離れてからも、絆を感じる大切な家族。これからも活躍する姿を見せて恩返ししたいです!
これが社会人野球
都市対抗予選は、代表決定戦を父が見に来てくれました。「大学の試合と全然雰囲気が違う。意地と意地のぶつかり合いやね。見るのは面白いけどやりよる選手はたまったもんじゃないね」と。一戦にかける思いは、観客にも伝わっているのですね。だからこそ、「同じ部署の選手、同じ年の選手があんなに一生懸命にやっている!」と社員の皆さんを勇気づけたり、元気づけたりもできるのでしょう。プレーはもちろん、試合の合間などいつ見ても「頑張ってるな」と思ってもらえるチームでありたいと思います。
永江大樹チャネル
同じ部署の方々は、Teamsで「永江大樹キャプテン日記」なるチャネルを作って、情報を共有してくれます。チャネルを見たら、皆さんが気にかけてくださっているのが分かって、とてもうれしいです。都市対抗本戦出場が決まってお会いすると、たくさんの方に「見てたよ、おめでとう!」「東京ドームだね、見に行きたいなあ」と声をかけられて、「ああ、東京ドームに行くんやな」と実感がどんどん湧いてきて……。家族以外の人たちにこんな風に応援してもらうのは初めて。めっっちゃ力になります!
Panasonic社員としてのスピリッツ
- ① 常に進化し続ける
- ② 常に努力する
- ③ 常にプライドを持つ
BACK 1. 気持ちが合致した時の、本当の強さを示したい!
NEXT 3.ここにきて、「伸びしろしかない」と思えるなんて……!