野球を始める前、5歳のころは週末に和歌山からりんくうまで通ってスケートボードをしていたそう。「そこで体感やボディバランスが身に付いたのかも」と振り返る松根選手。何に対しても熱心だった両親の思惑に、今改めてふれてみます。自身も1児のパパとなり、面と向かっては言えない感謝の気持ち(と、謝罪の気持ちも)を話してくれました。
DATA
- 和歌山県出身
- 南部高校ではショートのレギュラーとしてチームを牽引。
高校2年時には春・夏と2季連続で県大会ベスト4進出を果たす。 - 近畿大学に進学後は2年時からリーグ戦に出場。4年時にはチームの主将も務めた。
- 勝負強いバッティングと堅実な守備が持ち味で、内野守備も複数こなすユーティリティプレーヤー。6年目のシーズンを迎え、中堅の域に差し掛かかり後輩選手からの人望も非常に厚い。
創業者の言葉
ここまで野球を続けるにつれ、野球に対するプライドも高くなっていると、そう言われることもあります。実際、さまざまなアドバイスや意見を理不尽だと感じたり、不満を持ったりする場面も出てくるもの。そんな時は、創業者の「素直な心」という言葉を頭に浮かべます。相手がどんな意図で伝えたのかに焦点を当てることが大事だと捉えて、実践しています。すると考える力がつき、自分とは違う考え方もできるので、絶対にプラスになるんですよね。いろんな場面で目にする言葉ですが、これからも会社の一体感、または地域社会とつながる上で、ずっと受け継ぐべき言葉だと思います。
父の教え
野球人生で、特に父親は大きな存在です。小学生の時から、試合に出れば父が打率などのデータを纏めてくれました。中学生の時には「野球日記」をつけるように言われ、練習を振り返る習慣がつきました。自宅には父手作りのティースタンド。仕事が休みの日はノックを打ってくれました。元々右打ちでしたが、中学で硬式に変わる時に「左打ちに変えろ」と言ったのも父なんです。おかげで今があります。それに万全な母のサポート、前を走る2歳上の兄の姿。思いっきり野球に打ち込める環境だったことを痛感し、改めて感謝の気持ちがわいてきます。
心配性のパパ
僕には、先々のリスクを考える一面があります。今2歳の男の子がいますが、何をするのもめちゃくちゃ心配で。すべり台で着地する時は勢いでこけたら怖いので、目の前で待ち構えて受け止めます(笑)。その姿を自分の親が見たら「こけさせといたらいいんよ」って笑われるでしょうね。ちょっとしたことでも「大丈夫か~!」と不安になってしまうんです。自分の学生時代は、鼻を脱臼骨折して全身麻酔の手術、腰椎分離症、野球肘、肩や手首も痛めました。散々けがをして母親には本当に心配をかけたので、謝罪の気持ちしかありません……。けがなく過ごすことが一番! 子育てをして改めて感じています。
Panasonic社員としてのスピリッツ
- ① 責任とプライドを持つ
- ② 常に見られている意識を持つ
- ③ 「勝つ」ことで社内の一体感醸成
BACK 1. 自分の力を最大限に発揮するために、できることを
NEXT 3.いつか海に出たい。パナソニック野球部イチの釣り好きが語る!