社会人野球を舞台に、さらに進化する久保田選手。バッテリーを組む投手、同じ捕手の先輩たちとコミュニケーションで学ぶことも多いのだとか。気分転換といえば、やはり食べること! 「ウニがおいしい店はすしがおいしい」を基準に、久保田レーダーを働かせているようです。
DATA
- 兵庫県出身
- 津田学園高では2年生で正捕手の座を掴み取ると、3年の夏の大会では同校初となる甲子園出場へ導いた
- 関西大進学後も1年からベンチ入りすると、2年では正捕手となる
- 2年秋のリーグ戦から3季連続でのベストナインを獲得するなど日本代表候補メンバ入りも果たす
- パナソニック入社1年目の今季、日本選手権予選代表決定戦では試合の均衡を破るバックスクリーンへの特大ホームランを放つなど、今後の更なる飛躍が期待される
尊敬しています!
パナソニック野球部は、にぎやかで関西っぽいなあと感じました。空気がやわらかく、先輩方がやりやすい空気を作ってくれています。捕手の先輩、三上さんは“野球小僧”の言葉がぴったり! 野球への熱意も理論もすごくて、本当に尊敬します。ささいな質問にも、とてもよい言葉で返してくれて、たくさんヒントをもらえるので、困ったら質問するようにしています。投手陣も要望やアドバイスをしっかり伝えてくれるので、こちらも成長していけるのだと思います。信頼に応えたい、と思わせてくれるチームです。
出し切るために
打撃は、自分の持ち味であるスイングをもっと強いものにしたいと思っています。打席では「一球仕留められたらいい」と考え方を変えました。1打席の中で、一つあまい球がくるかどうかの世界なので、取りあえずフルスイングをすること、自分の力を出し切ることに集中しています。チームが勝つことを一番に考え、今僕ができることはこれだなって。捕手としては肩の強さを、打者としては持ち味のフルスイングを見せて、日本選手権でもしっかり活躍できたらと思っています。
小さな幸せ
梨がめっちゃ好き。おいしい時季が限られるし、1個1個当たりはずれがあるのもいいところなんですよね。1日1個、夜に食べるのを楽しみにしています。スイカ、マスカット、柿など夏から秋のフルーツが好きです。オフの前日は、すし(ウニ)や焼き肉を食べられたら最高です! 試合前日に食べるのは、カツカレー、かけうどん。あとは栄養を考えてホウレンソウのおひたし、タコとキュウリの酢の物、豆腐と決めています。次の試合もしっかりパワーをつけて挑みますよ。
自分を高めるルール
- ① サウナに入る
- ② 試合前の移動時間に心を奮い立たせる音楽を聴く
- ③ 試合前日の晩御飯をある程度決めて、飲むものをルーティン化する
Editor's postscript
攻守で存在感を放ち、試合ごとの成長も頼もしいルーキー。実直さだけでなく、どんな局面も「野球をする楽しさ」に変換するのが、久保田選手の強みのようです。気分転換は、大学時代から通う有馬温泉「太閤の湯」のサウナだそう。試合前後、出没することがあるのでしょうか。活躍を楽しみにしています!
EPISODE1. 好きなことを、楽しんでやる。今できることをやる。
EPISODE2. 「野球部がいい意味で目立つように」、学生時代の教えとは。