EPISODE 2

【#20 城間竜兵】野球を仕事にできた喜びと
モチベーション

2022-04-20

社会人野球に入り、絶対に関西でプレーをしたかったという城間投手。故郷である大阪で、パナソニックの看板を背負うやりがいを人一倍感じるのだとか。「仕事として取り組む野球」の考えを深め、モチベーションアップにつなげています。そして何と言っても、その日々を応援してくれる家族の思いが城間投手のエネルギー源のようです。

#20 城間竜兵

[Ryuhei Johma]

DATA

  • 大阪府出身
  • 光星学院高校:2~3年時には春夏、3季連続で甲子園準優勝
    U-18日本代表選手にも選出され、世界大会のマウンドに立つ
  • 東北福祉大学:1年春のリーグ戦からマウンドに立ち、リーグ戦通算成績は18勝2敗
  • パナソニック:3年目の都市対抗3回戦、日本製鉄鹿島戦では先発として、4回1/3を無失点に抑える好投で勝利に貢献
    6年目の今年も先発投手陣の柱として活躍中
城間選手
城間選手

300人の前で赤っ恥!

入社後に配属されたのはエコソリューションズ社(当時)。新入社員研修終盤の出来事です。新入約300人が集まる会がありました。その場で指名された人が皆の前で、当社の経営理念の一つである「七精神」を読み上げ、所感を述べることに。指名はスポーツに所属していた3人に絞り込まれ、バレー部の人が選ばれて、同期の法兼とホッとしていたら「もう1人、城間くん」って!これまでにない緊張感。学んだばかりの「七精神」。書いてある漢字が読めないぞ、やばい……。取りあえず大きな声でいこう!で、「一つ(ひとつ)」と読むところを「いち!!」。その瞬間、会場の300人が下を向いて笑いをこらえるのが分かりました。その後もグダグダで。「顔と名前を一発で覚えた」と言われましたね。同期の皆さん覚えていますか、あれは僕です。

城間選手

野球という仕事

パナソニックという名の下で野球ができるのは、28人のメンバーだけ。ユニフォームを着ている間にどれだけ頑張れるかが全てです。何としても、パナソニックに都市対抗優勝の歴史を刻みたい。僕は「これが仕事だ」と考えるとまた1段ギアを上げられるんです。例えば会社の業務で、今やるべき仕事を「今日はやらない」という選択はありませんよね。定時を過ぎてもやり通すはずです。僕たちの場合、自主練は本人次第なのでやらない選択をとることもできてしまいます。でも僕は、「さあ仕事だ」と思うと、自然にスイッチが入って頑張れるのです。

城間選手

限界までやる

両親の応援がなければ、ここまで野球を続けてこられたかは分かりません。高校時代は甲子園に出られて一生懸命に応援してくれました。大学、社会人野球へと進むにあたっても、自分が野球をやりたいという気持ちだけではなくて、応援してくれている人がいるからやってきた。僕の中ではその気持ちが大きいんです。祖父母や姉、兄、地元の友達の応援も同じくです。大学までを東北で過ごして、本音を言うと早く帰りたかった。今こうして大阪でプレーできている。皆が試合に応援しに来てくれるのを見ると、体が「もう無理」と言うまでしっかり続けたいと思います。

野球選手としての掟

  1. ① 歴史をつくる
  2. ② 自分たちにしかできない事に誇りを持つ
  3. ③ Panasonicの看板を背負っている自覚を持つ
城間選手

BACK 1. 超級の経験を糧に、度胸を据えたプレーを
EPISODE 3. 面倒くさがりだけど、○○だけはするんです!