当社は2001年、鹿児島市で創業。現在は薩摩川内市や鹿屋市などにもエリアを広げ、住宅を提供しています。鹿児島市の中心部を除けば比較的広い土地を購入できるので、多くのお客さまが平屋を希望されます。また桜島の火山灰対策で、室内にランドリースペースを設ける方が多いのもこの地域ならではといえるでしょう。

鹿児島はハウスメーカーよりも、地元ビルダーの方が新築着工戸数が多い珍しい地域でもあります。周囲はライバル会社ばかりですから、当社も常に新しいことにチャレンジしてきました。地震に強いテクノストラクチャーの家を提供するようになったのも、「確かな安心」という独自の強みを持ちたかったからです。

近年は、ZEHやV2H^※2といった環境配慮型住宅にも力を入れています。国が推進する脱炭素社会への取り組みや再生可能エネルギーの活用など、私たちの暮らしが大きく変わろうとしている今、将来を見据えた家づくりをいち早く始めなければいけないと考えたからです。まだまだ認知も低いのですが、数年後には確実にやってくる近未来の住宅。コツコツ実績を積み上げて、鹿児島にお住まいの皆さまからの信頼を獲得したいと考えています。

※1. ZEH（Net Zero Energy House）：消費エネルギーよりも、創エネでつくるエネルギーが上回る（もしくは±ゼロ）住宅
参照：https://panasonic.co.jp/phs/pasd/zeh/
※2. V2H（Vehicle to Home）：電気自動車に蓄えられた電力を、家庭用に有効活用できるしくみ

2025年度以降、すべての新築住宅で省エネ基準に適合することが義務化されます。さらに2030年頃を目途に、ZEH基準への引き上げも予定。近年の電気代の高騰を考えても、もはやZEHは当然の選択となるかもしれません。太陽光などの再生可能エネルギーを利用して発電し、それを省エネ機器や高い断熱性能を発揮する住宅で効率よく活用するので、電力会社などから買う電気をあまり使わずに生活できる。一生払い続ける光熱費をいかに抑えるか。ZEHはそのひとつの答えなのだと思います。

おかげさまで、当社で新築を建てられる約７割のお客さまがZEHです。まだまだご存じない方も多いのですが、「暖かい家に住みたい」「できるだけ光熱費を抑えたい」というご要望に対し、国の補助金を活用できることなどをお伝えすると、皆さまかなり真剣に。特に関心を集めるのが、住み始めてからのランニングコスト。自社で作成したシミュレーション表をもとに、発電量や消費エネルギーの割合をお見せし、購入する電気がいかに少ないかを実感してもらっています。それが20年30年と続くわけですから、トータルコストから逆算するとメリットはまさに一目瞭然なんです。

いま、国や企業は脱炭素社会の実現に向けて全力で取り組んでいます。多くの大手自動車メーカーが電気自動車の開発・製造に注力しています。そんな現状を考えると、近い将来住宅を取り巻く環境も大きく変わるでしょう。たとえばV2Hのように、電気自動車の電力を活用した住宅は当たり前になるかもしれません。そうなると家に充電器が必要です。さらに正常に電力を供給する強力なコンプレッサーも…。将来の暮らしを具体的に想定し、いま家づくりに何が必要かを考えることはとても大切。あの時こうしておけばという後悔だけはしてほしくありませんので、当社も積極的にV2Hをお客さまにご提案しています。

同じ土地で同じ大きさの家を建てるなら、より快適でより便利で、さらに光熱費のかからない家の方が絶対にいいと誰もが考えるはずです。補助金の活用をご案内してお客さまの負担をできるだけ減らし、先を見据えた高性能の家をご提供する。私たちハウスビルダーだからできることを、今後も真摯に取り組んでいきたいと考えています。

鹿児島で現在の仕事に就く前、大阪と熊本にいた時期があります。そのタイミングで震度７の地震を３度も経験。地震の怖さを一番よく知る営業マンといっても過言ではないと思います。ですからお客さまには、耐震の重要性は真っ先にお話しします。命を左右するのは、地震の揺れではありません。倒壊する建物なのです。耐震等級３という最も高いレベルの耐震性を確保するテクノストラクチャーの家は、「安心の備えです」とお伝えすることも、私たちハウスビルダーの重要な役目だと思っています。

当社がおすすめするZEHは、テクノストラクチャー工法を採用しているので、耐震性や耐久性に優れた長期優良住宅仕様が可能です。基本構造の強さをいかして、柱のない広い空間を作れることも大きなメリット。常にお客さまの立場で考えることを信条しているので、住み始めてからの快適さはもちろん、優れた創エネや省エネ設備で初期投資にかかった費用を相殺できることなど、ZEHをおすすめする理由をあらゆる角度からわかりやすくご説明しています。これからもお客さまに寄り添って、しっかりと中身のある家づくりを続けていきます。