事業内容を通じたSDGsへの貢献
水
オリジナルの簡易型浄化装置で
汚染水を清浄化
工場から排出された有害物質は土壌中で分解されにくく、比重が水よりも重いため地下に深く浸透して、いつまでも土壌や地下水中に残留します。また、地下水の流れにのって汚染が拡散し、広域化することがあります。
当社では簡易型浄化装置を使い、工事不要で的確かつ速やかに汚染水を清浄化。
帯水層(透水性・貯留性が良く、連続して地下水を供給し得る地層)の地下水を井戸から汲み上げ、溶け込んだ汚染物質をオリジナルの簡易型地下水浄化装置で無害化。活性炭やキレート吸着によりVOC他を清浄化します。
現在、日本各地の工場で地下水を浄化しております。
工場で使われる薬液を現地で再生し、
製造コストを削減
液晶の製造工程で使用される薬液(剥離液など)は、ほぼすべて産業廃棄物として処理されるため、その使用コストや廃棄コストが大きいという課題がありました。
しかし、当社の蒸留分離技術・調合供給技術を組み合わせた薬液再生システムなら、70〜95%の高いリサイクル率を実現し、低コストで高品質な薬液を安定的に供給することができます。
また、リサイクルしやすく処理コストの低い産業用薬液をお客様の目的や課題別に合わせ開発しております。
工場から出る「排水」をきれいな水に
「水と生きる」を標語に掲げるお客様の工場周辺流域は“水の恵みを守ること”が不可欠でした。
当社はこれまでに培った膜技術により、工場から出る排水を水道水レベルにまで浄化し、お客様の厳しい水質基準をクリアしました。また汚泥廃棄物も大幅に削減できる排水処理システムを提供しました。
空気
トンネルの空気をきれいに保つ換気設備を、
メンテナンス含めて
総合的に提供
当社はトンネル内の換気設備の一部であるジェットファン製造において、累計およそ2000台という国内トップクラスの納入実績を誇ります。ご発注者から求められる換気設備のCO2削減や点検業務の省人化に応えるため高風速化技術力を活かし、現在市場に無い「小口径ジェットファン800mm」を開発。高速道路会社様への導入提案を開始しました。
造船工場向け大型塗装ブース
換気システム
造船工場向けの厳しい品質塗装基準(PSPC基準)に対応した塗装設備を提供し、さらに作業の効率・省エネ・省コストを常に意識した提案を行っています。
【特徴】
暑熱対策用空調ノズルで
環境負荷を低減
地球環境に配慮し、省エネやCO₂削減につながる製品の販売に注力しています。「ジェットノズル(暑熱対策用空調ノズル)」は、スポット空調をより涼しくする製品で、体感温度が最大2.9℃低減します。これにより重作業のないエリアでは空調機器の設定温度を上げることができ、最大21.2%の消費電力削減が実現できます。簡単に取付可能で施工が不要です。
牛にとって快適な環境を実現する
「Push&Pull横断換気システム牛舎」
当社のシステム牛舎は換気シミュレーションを行い、牛舎壁面に給気用(Push)と排気用(Pull)の換気扇を設置します。牛舎内のセンサが温度・湿度・風速を測定し、換気扇の回転速度を自動で制御し、換気することで牛舎内の空気は新鮮な空気と入れ替わり快適な環境を実現します。また、牛に風を直接当てることで牛の体感温度低減が図られることでストレスが軽減され、搾乳量が著しく落ちる夏場においても搾乳量を維持することが可能となります。
当社のシステム鶏舎は
徹底した自動化で作業員の負担を軽減
当社のシステム鶏舎は開放窓を設けずに換気システムとミストシステムで、鶏舎内の温湿度環境を保つ次世代型の鶏舎です。従来の鶏舎では窓の開閉が必要でしたが、システム鶏舎では不要になり、鶏舎内の成育環境を自動で一定に保つことができます。給餌システムも含めた提案もできます。
宇都宮大学と共同開発の「スマート牛舎システム」で、
暑熱期における牛舎環境の向上を実現
宇都宮大学と連携し、暑熱期における牛の授乳量減少や受胎率の低下に対処するため、従来の暑熱対策である換気システムの開発に取り組みました。開発された「スマート牛舎システム」は、牛舎の壁面に給気用と排気用の換気扇を配置。牛舎内の環境計測用センサで換気扇を自動制御します。牛舎内の温度、湿度、風速を均一に保ち、夏季における牛への暑さ対策に効果を発揮しました。このシステムの導入により、暑熱期における牛の授乳量の増加や種付け回数の低下など、良好な結果が得られました。
土
土壌汚染対策事業を通じて
土・水の浄化を推進
安定した事業運営・工場操業には、土壌リスクの適切な把握・管理するプロセスが欠かせません。また工場の移転や閉鎖の際には、土壌をクリーンな状態に戻しておくことが事業主の責務となります。当社は、事業用地の土壌、および地下水の分析調査から浄化まで一手に担当。
約30年の経験を活かして汚染物質・状況・量・周辺環境まで配慮し、多様な工法で土・水の浄化を行います。
エネルギー
RE100:「Renewable Energy 100%」
事業運営を
100%再生可能エネルギー電力で
調達する取り組みの実現
2050年のカーボンニュートラルを政府は目指しており、企業にもCO2排出量削減が求められています。当社は、パナソニック株式会社草津工場に設置された「H2 KIBOU FIELD」の設計・施工をしました。これは、3電池(純水素型燃料電池・太陽電池・蓄電池)を組み合わせEMS※制御する事で負荷変動に対応し、消費するエネルギーを100%再生可能エネルギーで賄う「RE100ソリューション」実証施設です。再生可能エネルギーの導入拡大に向けて、RE100達成を目指すお客様のサポートをし、脱炭素社会の実現に貢献していきます。
※EMS:Energy Management System
自治体向けの防災対策の高度化、
脱炭素化を実現し、エネルギーコストの削減などで
財政面の課題をクリア
自治体の施設の屋上や駐車場等に、太陽光発電・蓄電システム、LED照明、高効率な空調・換気設備、エネルギーマネジメントシステムを導入。
再・省・畜エネ設備により、平常時のエネルギー使用量を低減させ、災害時のエネルギー供給の両立が可能になりました。