タングステン極細線 | パナソニックライティングデバイス株式会社

繊維のように加工でき、
曲げや捻じりにも強い

タングステン極細線標準タイプ

ランプのフィラメントから進化したパナソニックの独自技術により、
驚くほどの「細さ」「しなやかさ」「強さ」を備えた素材です。

MOVIE

タングステン極細線
ストロンワイヤー紹介動画

プロジェクト動画

クモの巣を人の手で作れるのか？

ニットアーティスト・
蓮沼千紘さんが制作！

ストロンワイヤーを使用した「クモの巣」再現プロジェクトの裏側を公開

特長

極めて細く^※1、しなやか。

線径11㎛（マイクロメートル）は、髪の毛の直径に比べて約8分の1。
クモの糸のように、驚くほど細く、しなやかです。
表面のなめらかさと強度を兼ね備え、繊維のように加工ができます。

※1 髪の毛の4分の1～8分の1程度の太さ

極めて強い^※2。

線径11㎛（マイクロメートル）で、引張強度3,750MPa、耐荷重は36.3gf^※3相当。
曲げや捻じりの使用にも適しています。

※2 同じ線径のSUS304との引張強度の比較による

※3 単線での評価結果

髪の毛に比べて直径約8分の1

長い結晶構造のため、切れにくくしなやか

引張強度・耐荷重一覧表

タングステン極細線の数値は代表値

	線径[μm]	引張強度[MPa]	耐荷重[gf]
タングステン極細線標準タイプ	11	3,750	36.3
	13	3,750	50.8
	20	3,750	120.1
ステンレス線　（JIS標準品）	20	900～1,100	28.8～35.2

●さらに高強度の線径9μm品も開発中

用途例

シーンに応じて、さまざまな形状に
加工してご使用いただけます。

加工例

よる
編む
織る
巻く
そのまま使う

よる

ロボティクス用途　など
よる

レジャー用途　など

編む

耐切創手袋　など
織る

印刷用メッシュ　など

巻く

フィラメント用コイル　など

タングステンとは？

引っ張りに強く、強度はステンレスの約2倍^※6。さらに、融点が高く、熱に強い素材です。

タングステンとは金属の名称で、スウェーデン語で「重い石」を意味します。

パナソニックのタングステン加工技術は、白熱電球のフィラメントに遡ります。1936年、パナソニック（旧ナショナル）は白熱電球1号機を発売。1950年には電球フィラメントを生産開始しました。2500℃の高温に耐える必要のあるフィラメントの素材として、パナソニックのタングステン加工技術は進化してきました。