ここから本文です。
ZEQUO REシリーズ スパニングツリー(RSTP)設定手順
はじめに
この設定例では、ZEQUO REシリーズのスパニングツリー(RSTP)設定について説明します。
対象機種
対象機種 |
---|
概要
RSTP(Rapid Spanning Tree Protocol)は、LAN内でループ構成を回避するためのプロトコルです。
詳細はこちら
構成例
解説
・全てのZEQUO 6600REにスパンニングツリー(RSTP)の設定をします。
・ブリッジプライオリティが最も小さいZEQUO 6600RE-1がルートブリッジに選定されます。(ブリッジプライオリティ:4096単位で指定可能)
・ブリッジプライオリティが最も大きいZEQUO 6600RE-3のポートがブロッキング状態になります。
・端末が接続されるポートに”Portfast”コマンドを実施する事で、直ちに通信可能状態に移行します。
・スパニングツリーとループ検知・遮断機能は排他設定となります。
<関連コマンド>
モード | コマンド | デフォルト設定 | ||
---|---|---|---|---|
スパニングツリー | 有効化設定 | (config)# | spanning -tree global state enable | 無効 |
ブリッジプライオリティ設定 | (config)# | spanning-tree priority <priority> | 32768 | |
Portfast設定 | (config-if)# | spanning-tree portfast <disable | edge | network> | network |
設定手順
手順1.
PCとスイッチングハブをコンソールケーブルで接続し、ZEQUO assist Plusなどのターミナルエミュレータにて設定画面を表示します。
手順2.
ログイン画面にて、UserNameとPassword(初期状態はどちらもmanager)を入力して設定画面にログインします。
手順3.
ユーザモード→特権モード→グローバルコンフィグレーションモードの順に移行します。
ZEQUO6600RE>enable
ZEQUO6600RE#configure terminal
ZEQUO6600RE(config)#
<ZEQUO 6600RE-1の設定>
手順4.
ループ検知・遮断機能を無効にします。
ZEQUO6600RE (config)#no line loopback enable
ZEQUO6600RE (config)#
手順5.
スパニングツリー(RSTP)を有効にします。
ZEQUO6600RE (config)#spanning-tree global state enable
ZEQUO6600RE (config)#
手順6.
ブリッジプライオリティを設定します。(ブリッジプライオリティ:4096)
ZEQUO6600RE (config)#spanning-tree priority 4096
ZEQUO6600RE (config)#
手順7.
Portfast設定を行います。(ポート:2-23)
ZEQUO6600RE(config)#interface range gi1/0/2-23
ZEQUO6600RE(config-if-range)#spanning-tree portfast edge
ZEQUO6600RE(config-if-range)#exit
ZEQUO6600RE(config)#exit
ZEQUO6600RE#
手順8.
設定を保存します。
ZEQUO6600RE#copy running-config startup-config
Destination filename startup-config? [y/n]:
ここで y を入力します。
Saving all configurations to NV-RAM.......... Done. と表示されたら設定保存完了です。
<ZEQUO 6600RE-2の設定>
手順9.
ループ検知・遮断機能を無効にします。(手順4と同様)
手順10.
スパニングツリー(RSTP)を有効にします。(手順5と同様)
手順11.
ブリッジプライオリティを設定します。(ブリッジプライオリティ:8192)
ZEQUO6600RE(config)#spanning-tree priority 8192
ZEQUO6600RE(config)#
手順12.
Portfast設定を行います。(手順7と同様)
手順13.
設定を保存します。(手順8と同様)
<ZEQUO 6600RE-3の設定>
手順14.
ループ検知・遮断機能を無効にします。(手順4と同様)
手順15.
スパニングツリー(RSTP)を有効にします。(手順5と同様)
手順16.
ブリッジプライオリティを設定します。(ブリッジプライオリティ:12288)
ZEQUO6600RE(config)#spanning-tree priority 12288
ZEQUO6600RE(config)#
手順17.
Portfast設定を行います。(手順7と同様)
手順18.
設定を保存します。(手順8と同様)
サンプルコンフィグ(ZEQUO 6600RE-1)
サンプルコンフィグ(ZEQUO 6600RE-2)
サンプルコンフィグ(ZEQUO 6600RE-3)
この設定例についてのアンケート
ここからサブメニューです。