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ZEQUO REシリーズ スタック設定手順
はじめに
この設定例では、ZEQUO REシリーズのスタック設定について説明します。
対象機種
対象機種 |
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スタックの概要
スタックは、複数のスイッチングハブを仮想的に1つのスイッチングハブとして扱うしくみです。
詳細はこちら
構成例
解説
- ZEQUO 6600RE 3台をリング型でスタックします。
- ZEQUO 6600REと配下L2スイッチングハブ間をリンクアグリゲーション接続することで
ZEQUO 6600RE 1台がダウンしても通信を継続できます。
<関連コマンド>
モード | コマンド | デフォルト設定 | ||
---|---|---|---|---|
スタック | スタックID設定 | (config)# | stack self-unit-id <id> | auto |
スタック優先度設定 | (config)# | stack self-unit-priority <priority> | 32 | |
有効化 | (config)# | stack | 無効 | |
装置追加時のマスター変更無効化 | (config)# | no stack preempt | 有効 |
設定手順
手順1.
PCとスイッチングハブをコンソールケーブルで接続し、ZEQUO assist Plusなどのターミナルエミュレータにて設定画面を表示します。
手順2.
ログイン画面にて、UserNameとPassword(初期状態はどちらもmanager)を入力して設定画面にログインします。
手順3.
ユーザモード→特権モード→グローバルコンフィグレーションモードの順に移行します。
ZEQUO6600RE>enable
ZEQUO6600RE#configure terminal
ZEQUO6600RE(config)#
手順4.
ZEQUO 6600RE-1のスタックの設定を行います。(ユニットID:1、優先度:10)
ZEQUO6600RE(config)#stack self-unit-id 1
WARNING: The command does not take effect until the next reboot. と表示されます。
ZEQUO6600RE(config)#stack self-unit-priority 10
ZEQUO6600RE(config)#stack
WARNING: The command does not take effect until the next reboot. と表示されます。
ZEQUO6600RE(config)#exit
ZEQUO6600RE#
手順5.
ZEQUO 6600RE-1の設定を保存します。
ZEQUO6600RE#copy running-config startup-config
Destination filename startup-config? [y/n]:
ここで y を入力します。
ZEQUO6600RE#
手順6.
ZEQUO 6600RE-1を再起動します。
ZEQUO6600RE#reboot
Are you sure you want to proceed with the system reboot?(y/n)
ここで y を入力します。
手順7.
手順4-6と同様の手順でZEQUO 6600RE-2、ZEQUO 6600RE-3に対してもスタックの設定、設定保存、再起動を実施します。
ZEQUO 6600RE-2 ユニットID:2、優先度:20
ZEQUO 6600RE-3 ユニットID:3、優先度:30
手順8.
構成例の通り40Gダイレクトアタッチケーブルを接続します。
しばらくするとZEQUO 6600RE-2、ZEQUO 6600RE-3のポートLEDが全てゆっくり点滅します。
点滅が止まった後、ZEQUO 6600RE-1のコンソールポートからスタックできていることを確認します。
※マスターとなっているZEQUO 6600RE-1からのみ設定画面へのログインが可能です。
手順9.
スタック優先度が高い装置が後から追加された場合に、現在マスターとなっている装置をマスターのまま維持させる設定を行います。
ZEQUO6600RE(config)#no stack preempt
ZEQUO6600RE(config)#
手順10.
リンクアグリゲーションの設定を行います。(モード:on)
ZEQUO6600RE(config)#interface gi1/0/23
ZEQUO6600RE(config-if)#channel-group 1 mode on
ZEQUO6600RE(config-if)#interface gi2/0/23
ZEQUO6600RE(config-if)#channel-group 1 mode on
ZEQUO6600RE(config-if)#interface gi2/0/24
ZEQUO6600RE(config-if)#channel-group 2 mode on
ZEQUO6600RE(config-if)#interface gi3/0/24
ZEQUO6600RE(config-if)#channel-group 2 mode on
ZEQUO6600RE(config-if)#exit
ZEQUO6600RE(config)#exit
ZEQUO6600RE#
手順10.
設定を保存します。
※マスターから設定保存すると、マスター以外にも設定が保存されます。
ZEQUO6600RE#copy running-config startup-config
Destination filename startup-config? [y/n]:
ここで y を入力します。
Saving all configurations to NV-RAM.......... Done. と表示されたら設定保存完了です。
サンプルコンフィグ(ZEQUO 6600RE)
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