ZEQUO DLシリーズ IGMPスヌーピング設定手順

はじめに

この設定例では、ZEQUO DLシリーズのIGMPスヌーピング設定について説明します。

対象機種

対象機種

IGMPスヌーピングの概要

IGMPスヌーピングは、IGMPパケットを監視し、不要な端末にデータが流れないようにフィルタリングすることで、
動画配信などの大容量データを効率よく処理できる機能です。
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構成例

解説

  • ポート1に接続されたマルチキャスト要求端末がマルチキャストデータを受信できるようにします。
  • IGMP Joinを受信したポートにマルチキャストグループが学習されます。
    このポートに同じグループのマルチキャストデータが転送されます。
  • IGMP Queryを受信するポートはルータポートになります。
    ルータポートからは全てのマルチキャストデータが転送されます。

<関連コマンド>

モード コマンド デフォルト設定
IGMPスヌーピング 有効化設定(全体) (config)# bridge multicast filtering
ip igmp snooping
無効
有効化設定(VLAN) (config)# ip igmp snooping vlan <vlan-id> 無効

設定手順

手順1.

PCとスイッチングハブをコンソールケーブルで接続し、ZEQUO assist Plusなどのターミナルエミュレータにて設定画面を表示します。

手順2.

ログイン画面にて、UserNameとPassword(初期状態はどちらもmanager)を入力して設定画面にログインします。

手順3.

ユーザモード→特権モード→グローバルコンフィグレーションモードの順に移行します。

ZEQUO4500DL>enable
ZEQUO4500DL#configure terminal
ZEQUO4500DL(config)#

手順4.

IPアドレスの設定を行います。(VLAN1:192.168.1.253/24)

ZEQUO4500DL(config)#interface vlan1
ZEQUO4500DL(config-if)#ip address 192.168.1.253 255.255.255.0
ZEQUO4500DL(config-if)#exit
ZEQUO4500DL(config)#

手順5.

デフォルトゲートウェイの設定を行います。(192.168.1.254)

ZEQUO4500DL(config)#ip default-gateway 192.168.1.254
ZEQUO4500DL(config)#

手順6.

IGMPスヌーピングを有効にします。

ZEQUO4500DL(config)#bridge multicast filtering
ZEQUO4500DL(config)#ip igmp snooping
ZEQUO4500DL(config)#

手順7.

VLAN1インターフェースのIGMPスヌーピングを有効にします。

ZEQUO4500DL(config)#ip igmp snooping vlan 1
ZEQUO4500DL(config)#exit
ZEQUO4500DL#

手順8.

設定を保存します。

ZEQUO4500DL#copy running-config startup-config

Overwrite file [startup-config].... (Y/N)[N] ? 
ここで y を入力します。

Copy succeeded と表示されたら設定保存完了です。

サンプルコンフィグ(ZEQUO 4500DL)

サンプルコンフィグを開く

 

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