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IGMP(Internet Group Management Protocol)snooping機能

  1. (1)動画配信など同一の情報を複数の端末に送る場合、端末台数分のデータを用意し、それぞれに送信していては、ネットワーク効率の低下とトラフィックの増大が起こります。
  2. (2)IPマルチキャストを使用すれば、1つのデータを複数の端末に同時に送信することができます。これにはIPマルチキャストに対応したルータが必要になります。
  3. (3)しかしこのままでは、スイッチに接続されている全ての端末にデータを送信するため、不要な端末にもデータが流れてしまいます。
  4. (4)インテリジェントスイッチのIGMP snooping機能は、インテリジェントスイッチの各ポートを流れるIGMPパケットを監視し、不要な端末にデータが流れないようにフィルタリングします。この防止機能により、動画配信などの大容量データを効率良く処理できます。


IGMPとは

IGMPとは、Internet Group Management Protocolの略称で、IPv4ネットワークを使ってマルチキャスト(一対多、あるいは多対多の通信)を行うための通信プロトコル。
マルチキャストへの参加、つまり同一のデータを受け取るグループアドレスへの参加や脱退などを通知するために使用します。
マルチキャストは映像配信など、同一のデータを同時に多数へ効率的に送信するための技術です。
IGMPはIPv4ネットワーク向けのプロトコルですが、IPv6ではMLD(Multicast Listener Discovery)が同様の役割を担います。
ユニキャストによる配信
IGMP snooping機能
IPマルチキャストの配信 単一データ

snoopingとは

snooping(スヌーピング)は、日本語に訳すと「のぞき見すること」「監視」という意味になります。
ネットワーク用語としては、ネットワーク上の機器がネットワークを流れるデータの中身をのぞき見し、監視することをいいます。
データの中身は本来、受信端末のみが見るべきものですが、途中でのぞき見することで、どの端末がどのデータを必要としているかなどの状態を把握し、例えば、受信者ではない端末に、必要としていないデータが送られることを防ぎます。
通信データをのぞき見、つまりsnoopingすることが効率的なネットワーク運用のサポートに繋がるのです。

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FAQ

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