ZEQUO DLシリーズ スタック設定手順

はじめに

この設定例では、ZEQUO DLシリーズのスタック設定について説明します。

対象機種

対象機種

スタックの概要

スタックは、複数のスイッチングハブを仮想的に1つのスイッチングハブとして扱うしくみです。
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構成例

解説

  • ZEQUO 4500DL 2台をリング型でスタックします。
  • ZEQUO 4500DLと配下L2スイッチングハブ間をリンクアグリゲーション接続することで
    ZEQUO 4500DL 1台がダウンしても通信を継続できます。

<関連コマンド>

モード コマンド デフォルト設定
スタック スタックID、ポート設定 (config)# stack unit-id <unit-id> links <ports-list> 無し

設定手順

手順1.

PCとスイッチングハブをコンソールケーブルで接続し、ZEQUO assist Plusなどのターミナルエミュレータにて設定画面を表示します。

手順2.

ログイン画面にて、UserNameとPassword(初期状態はどちらもmanager)を入力して設定画面にログインします。

手順3.

ユーザモード→特権モード→グローバルコンフィグレーションモードの順に移行します。

ZEQUO4500DL>enable
ZEQUO4500DL#configure terminal
ZEQUO4500DL(config)#

手順4.

ZEQUO 4500DL-1のスタックの設定を行います。(ユニットID:1、スタックに使用するポート:ポート27、28)

ZEQUO4500DL(config)#stack unit-id 1 links te27-28
ZEQUO4500DL(config)#exit
ZEQUO4500DL#

手順5.

ZEQUO 4500DL-1を再起動します。

ZEQUO4500DL#reboot
You haven't saved your changes. Are you sure you want to continue ? (Y/N)[N] 
ここで y を入力します。 This command will reset the whole system and disconnect your current session. Do you want to continue ? (Y/N)[N] ここで y を入力します。

手順6.

手順4-5と同様の手順でZEQUO 4500DL-2に対してもスタックの設定、再起動を実施します。
(ユニットID:2、スタックに使用するポート:ポート27、28)
※ユニットIDはZEQUO 4500DL-1と異なるIDを設定する必要があります

手順7.

ZEQUO 4500DL-1とZEQUO 4500DL-2を構成例の通りSFP+ダイレクトアタッチケーブルで接続します。
バックアップとして動作する装置が再起動し、起動完了後にスタック接続されます。

マスター、バックアップを選定するためのルールについて

マスターを選定するためのカウンタ(起動直後は0)を内部に持っており、 起動から10分経過する毎に1加算されていきます。
マスターが選定されるルールは以下の通りです。

 1. カウンタの値が大きい装置がマスターとなります。
 2. カウンタが同じ値の場合、Unit IDが小さい装置がマスターとなります。
   (Unit IDがAUTOの場合、MAC addressの小さい装置がマスターとなります)

マスターに選ばれなかった装置がバックアップとなります。

手順8.

リンクアグリゲーションの設定を行います。(モード:on)
※マスターとなっているZEQUO 4500DL-1からのみ設定画面へのログインが可能です。

ZEQUO4500DL(config)#interface range gi1/0/23,gi2/0/23
ZEQUO4500DL(config-if-range)#channel-group 1 mode on
ZEQUO4500DL(config-if-range)#interface range gi1/0/24,gi2/0/24
ZEQUO4500DL(config-if-range)#channel-group 2 mode on
ZEQUO4500DL(config-if-range)#exit
ZEQUO4500DL(config)#exit
ZEQUO4500DL#

手順9.

設定を保存します。

ZEQUO4500DL#copy running-config startup-config

Overwrite file [startup-config].... (Y/N)[N] ? 
ここで y を入力します。

Copy succeeded と表示されたら設定保存完了です。

手順10.

PC間で通信できること、マスターの電源をOFFにしたとき、バックアップを通る経路で通信できることを確認します。
※マスターからバックアップに切り替わる際、20秒程度の通信断が発生します

サンプルコンフィグ(ZEQUO 4500DL)

サンプルコンフィグを開く

 

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