GA-MSシリーズ PTP設定手順

はじめに

この設定例では、GA-MSシリーズのPTP設定について説明します。

対象機種

対象機種

PTPの概要

PTP(Precision Time Protocol)とはマイクロ秒(百万分の一秒)単位の高精度な時刻同期を実現するネットワークの時刻同期規格です。
GA-MSのPTPは遅延管理でTC(トランスペアレントクロック)機能がご使用いただけます。
TC機能は、スイッチ内を透過するPTPパケットの転送にかかった時間を計測し、PTPパケットのCorrection Field(CF)に書き込みつつ転送いたします。詳細はこちら

構成例

解説

  • PTP機能をグローバル(全体)に有効にします。
  • 全ポートのPTP機能を有効にします。

※PTPパケットは他のマルチキャストパケットと同様、同一ブロードキャストドメイン内のポートに対しフラッディングします。
※PTP機能を有効にしていないポートはPTPパケットをそのまま転送します。

<関連コマンド>

モード コマンド デフォルト設定
PTP 有効化設定(全体) (config)# ptp enable 無効
有効化設定(ポート) (config-if)# ptp enable 無効

設定手順

手順1.

PCとスイッチングハブをコンソールケーブルで接続し、ZEQUO assist Plusなどのターミナルエミュレータにて設定画面を表示します。

手順2.

ログイン画面にて、UserNameとPassword(初期状態はどちらもmanager)を入力して設定画面にログインします。

手順3.

ユーザモード→特権モード→グローバルコンフィグレーションモードの順に移行します。

GA-MS8T>enable
GA-MS8T#configure terminal
GA-MS8T(config)#

手順4.

PTP機能を有効化します。

GA-MS8T(config)#ptp enable

手順5.

全ポートでPTP機能を有効にします。

GA-MS8T(config)#interface range gi1/0/1-10
GA-MS8T(config)#ptp enable

手順6.

設定を保存します。

GA-MS8T#copy running-config startup-config

Destination filename startup-config? [y/n]:
ここで y を入力します。

Saving all configurations to NV-RAM.......... Done. と表示されたら設定保存完了です。

サンプルコンフィグ(GA-MS8T)

サンプルコンフィグを開く

 

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