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GA-MLシリーズ スパニングツリー(RSTP)設定手順

はじめに

この設定例では、GA-MLシリーズのスパニングツリー(RSTP)設定について説明します。

対象機種

対象機種

スパニングツリー(RSTP)の概要

RSTP(Rapid Spanning Tree Protocol)は、LAN内でループ構成を回避するためのプロトコルです。
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構成例

解説

  • 全てのGA-ML24TPoE+にスパンニングツリー(RSTP)の設定をします。
  • ブリッジプライオリティが最も小さいGA-ML24TPoE+-1がルートブリッジに選定されます。(ブリッジプライオリティ:4096単位で指定可能)
  • ブリッジプライオリティが最も大きいGA-ML24TPoE+-3のポートがブロッキング状態になります。
  • 端末が接続されるポートに”Portfast”コマンドを実施する事で、直ちに通信可能状態に移行します。
  • スパニングツリーとループ検知・遮断機能は排他設定となります。

<関連コマンド>

モード コマンド デフォルト設定
スパニングツリー 有効化設定 (config)# spanning -tree global state enable 無効
ブリッジプライオリティ設定 (config)# spanning-tree priority <priority> 32768
Portfast設定 (config-if)# spanning-tree portfast <disable | edge | network> network

設定手順

手順1.

PCとスイッチングハブをコンソールケーブルで接続し、ZEQUO assist Plusなどのターミナルエミュレータにて設定画面を表示します。

手順2.

ログイン画面にて、UserNameとPassword(初期状態はどちらもmanager)を入力して設定画面にログインします。

手順3.

ユーザモード→特権モード→グローバルコンフィグレーションモードの順に移行します。

GA-ML24TPoE+>enable
GA-ML24TPoE+#configure terminal
GA-ML24TPoE+(config)#

<GA-ML24TPoE+-1の設定>
手順4.

ループ検知・遮断機能を無効にします。

GA-ML24TPoE+(config)#no line loopback enable
GA-ML24TPoE+(config)#

手順5.

スパニングツリー(RSTP)を有効にします。

GA-ML24TPoE+(config)#spanning-tree global state enable
GA-ML24TPoE+(config)#

手順6.

ブリッジプライオリティを設定します。(ブリッジプライオリティ:4096)

GA-ML24TPoE+(config)#spanning-tree priority 4096
GA-ML24TPoE+(config)#

手順7.

Portfast設定を行います。(ポート:2-23)

GA-ML24TPoE+(config)#interface range gi1/0/2-23
GA-ML24TPoE+(config-if-range)#spanning-tree portfast edge
GA-ML24TPoE+(config-if-range)#exit
GA-ML24TPoE+(config)#exit
GA-ML24TPoE+#

手順8.

設定を保存します。

GA-ML24TPoE+#copy running-config startup-config

Destination filename startup-config? [y/n]: 
ここで y を入力します。

Saving all configurations to NV-RAM.......... Done. と表示されたら設定保存完了です。

<GA-ML24TPoE+-2の設定>
手順9.

ループ検知・遮断機能を無効にします。(手順4と同様)

手順10.

スパニングツリー(RSTP)を有効にします。(手順5と同様)

手順11.

ブリッジプライオリティを設定します。(ブリッジプライオリティ:8192)

GA-ML24TPoE+(config)#spanning-tree priority 8192
GA-ML24TPoE+(config)#

手順12.

Portfast設定を行います。(手順7と同様)

手順13.

設定を保存します。(手順8と同様)

<GA-ML24TPoE+-3の設定>
手順14.

ループ検知・遮断機能を無効にします。(手順4と同様)

手順15.

スパニングツリー(RSTP)を有効にします。(手順5と同様)

手順16.

ブリッジプライオリティを設定します。(ブリッジプライオリティ:12288)

GA-ML24TPoE+(config)#spanning-tree priority 12288
GA-ML24TPoE+(config)#

手順17.

Portfast設定を行います。(手順7と同様)

手順18.

設定を保存します。(手順8と同様)

サンプルコンフィグ(GA-ML24TPoE+-1)

サンプルコンフィグを開く

サンプルコンフィグ(GA-ML24TPoE+-2)

サンプルコンフィグを開く

サンプルコンフィグ(GA-ML24TPoE+-3)

サンプルコンフィグを開く

 

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