トピックス

2023年

映画『加賀象嵌 中川衛 美の世界ー新たな伝統を創るー』ご案内

2023年10月23日(月)

「開館20周年記念展 中川 衛 美しき金工とデザイン展」(7月15日~9月18日)の会期中、当館のロビーで上映いたしました映画『加賀象嵌 中川衛 美の世界ー新たな伝統を創るー』が、ポーラ伝統文化振興財団の公式YouTubeで視聴できるようになりました。ぜひご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=KWaY-RiOGuU

都内5美術館 合同記者発表会で「2024年開催企画展」を公表

2023年10月16日(月)

10月12日(木)に、第8回目となる「都内5美術館2024年開催企画展 合同記者発表会」がパナソニック東京汐留ビルで開催され、永青文庫、静嘉堂文庫美術館、泉屋博古館東京、東京ステーションギャラリーとともに、2024年に開催する展覧会を公表しました。
各館の企画展を紹介した後、「館長トークセッション」が行われ、永青文庫 副館長 有木芳隆氏、静嘉堂文庫美術館 館長 安村敏信氏、泉屋博古館東京 館長 野地耕一郎氏、東京ステーションギャラリー 館長 冨田章氏とともに、当館の伊藤政博館長も登壇。アートテラー・とに~氏の司会により、各館の取り組みをアピールし、盛り上がりを見せました。

<パナソニック汐留美術館 2024年開催の展覧会>

開館20周年記念展/帝国ホテル2代目日本館100周年
フランク・ロイド・ライト展 世界を結ぶ建築
2024年1月11日(木)~ 3月10日(日)

テルマエ展
お風呂でつながる古代ローマと日本
2024年4月6日(土)~ 6月9日(日)

織田コレクション
北欧モダンデザインの名匠
ポール・ケアホルム展 時代を超えたミニマリズム
2024年6月29日(土)~ 9月16日(月・祝)

ベル・エポック ―美しき時代展
パリに集った芸術家たち
2024年10月5日(土)~ 12月15日(日)

合同記者発表会の様子
館長トークセッションの様子

駐日トルコ共和国大使がご来館

2023年9月19日(火)

9月12日(火)、当館で開催中の「開館20周年記念展 中川 衛 美しき金工とデザイン」 に、駐日トルコ共和国特命全権大使 コルクット・ギュンゲン閣下がご来館され、金工作家・重要無形文化財「彫金」 保持者(人間国宝)の中川衛さんと、当館 大瀧オーナー(パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社 社長)が出迎えました。コルクット・ギュンゲン閣下は、中川さんによる作品解説を熱心にお聞きになられ、質問を交えつつじっくりとご鑑賞されました。

写真 左から
駐日トルコ共和国大使館 文化広報参事官 カアン・ユルマズ氏、中川衛氏、駐日トルコ共和国特命全権大使 コルクット・ギュンゲン閣下、パナソニック汐留美術館 大瀧オーナー

「開館20周年記念展 中川 衛 美しき金工とデザイン」入館方法の変更について

2023年6月26日(月)

当館では、混雑緩和のため、土曜・日曜・祝日は日時指定予約をお願いしておりましたが、「開館20周年記念展 中川 衛 美しき金工とデザイン」〔2023年7月15日(土)〜9月18日(月・祝)〕は、予約は不要になります。直接窓口にお越しください。
なお、引き続き、館内の混雑緩和のため、入館人数を制限してご案内させていただきます。ご来館時に入館をお待ちいただく必要がある場合には、15分毎の「入館時間整理券」を発行いたします。

Change to entry regulations for the “Nakagawa Mamoru: Design and the Lustrous Beauty of Metal” exhibition

June 26, 2023

To avoid overcrowding in the museum, we have been asking visitors to reserve timed-entry tickets on weekends and holidays. Reservations will no longer be required for the upcoming 20th Anniversary Exhibition, “Nakagawa Mamoru: Design and the Lustrous Beauty of Metal” (Jul. 15 – Sep. 18, 2023). Simply approach the ticket counter to purchase your ticket. However, we will continue to limit the number of visitors to prevent congestion. If the museum is at capacity when you arrive, you will be given an entry ticket for a specific time slot (one time slot every 15 minutes).

分離派100年研究会、パナソニック汐留美術館、京都国立近代美術館が、2023年日本建築学会賞(業績)を受賞

2023年6月6日(火)

当館では、2020年10月10日~12月15日に「分離派建築会100年展 建築は芸術か? 」と題する展覧会を開催し、多くの方々にご鑑賞いただきました。このたび、本展覧に関して、分離派100年研究会、パナソニック汐留美術館、京都国立近代美術館が、「分離派建築会の活動を多面的に解明した調査・研究・展覧会」の業績名で、2023年日本建築学会賞(業績)を受賞いたしました。2023年5月30日、東京・芝の建築会館ホールで贈呈式が行われ、賞状・賞牌が授与されました。

日本建築学会賞(業績)は、日本建築学会が1963年に設置した歴史ある賞です。建築に関する学術・技術・芸術の進歩発達をはかるとともに、日本の建築文化を高める目的で、建築に関する特に優秀な業績を表彰するものです。
このたびの受賞は、日本の近代建築黎明期における重要な歴史的活動について、学際的研究グループが大規模な研究を実施して研究を前進させたたのみならず、展覧会を通してわかりやすい形で社会へ発信した建築文化に対する業績として評価されたものです。

当館の展覧会出口近くで、賞状と賞牌を飾っております。賞牌は、紀元3-4世紀の銅鏡である「家屋文鏡」をかたどった重厚なものです(6月13日まで展示)。ぜひご覧ください。

<展覧会について>
分離派建築会は、1920年に東京帝国大学を卒業した石本喜久治、瀧澤眞弓、堀口捨己、森田慶一、矢田茂、山田守の6人の建築学科の学生により結成され、その後に加わった大内秀一郎、蔵田周忠、山口文象が加わった建築家グループであり、日本で初めての建築運動です。本展は、その結成から100年目にあたる2020年に、その活動と作品を振り返り再評価するものでした。日本独自の建築のあり方が模索された時代、彼らは、建築設計の実務の最前線で活躍する一方で「建築の芸術性」を追求し、1920年から1928年まで定期的に展覧会と出版活動を行いました。本展は、図面、模型、写真、映像、さらには関連する美術作品計160点を展示し、彼らの軌跡を振り返りました。
展覧会に先立ち、各会員ゆかりの大学や企業にのこされた資料の調査を行い、研究会やシンポジウムを開催してきた分離派100年研究会(代表:田路貴浩、京都大学教授)の活動がありました。研究会では、分離派建築会の活動、意図や意義を再検証し、研究会、シンポジウムを開催するなど分析と考察を進める一方で、論考書である田路貴浩編『分離派建築会 日本のモダニズム建築誕生』(京都大学学術出版会、2020年)が出版されました。展覧会はその成果が結実したものです。(当館および京都国立近代美術館 2021年1月6日~3月7日)。また、展覧会図録は、第62回日本カタログ展において経済産業大臣賞を受賞いたしました。

【日本建築学会ホームページ】
2023年各賞受賞者:https://www.aij.or.jp/2023/2023prize.html

日本建築学会賞 表彰式の様子
表彰を受ける当館の伊藤館長
写真左:当館 伊藤館長、右:大村主任学芸員(「分離派建築会100年展 建築は芸術か? 」担当学芸員)
2023年日本建築学会賞(業績)の賞状・賞牌

5月18日(木) 「国際博物館の日」入館料がおトクに!

2023年5月10日(水)

2023年5月18日(木)「国際博物館の日」、パナソニック汐留美術館はすべての区分で入館料が500円になります。入館予約は不要です。

さらに、開館20周年にちなんだ魅力ある特典をご用意しております。この機会にぜひご来館ください。

オリジナルポストカードプレゼント

開館20周年にちなんで、会期中毎月20日と、ルオーの誕生日5月27日に、ポストカードを各日先着200名様にプレゼントします。

夜間開館日にポスタープレゼント

5月12日(金)、6月2日(金)、6月23日(金)、6月24日(土)は、午後8 時まで開館! <ご入館は午後7時30分まで>
夜間開館日の、午後6時~7時30分までにご入館のお客様、先着50名様に、2003年~2022年の20年間に開催した展覧会広報用ポスターをプ レゼントします。(絵柄は先着順でお選びいただけます)

開催中の展覧会
「ジョルジュ・ルオー - かたち、色、ハーモニー -」

展覧会会期:2023年4月8日(土)〜6月25日(日)
休館日:水曜日(ただし5月3日、6月21日は開館)
https://panasonic.co.jp/ew/museum/exhibition/23/230408/

「開館20周年記念展 ジョルジュ・ルオー - かたち、色、ハーモニー -」オープニングセレモニーを開催

2023年4月17日(月)

パナソニック汐留美術は、2023年4月に開館20周年を迎えました。その記念すべき第―回目の展覧会として「開館20周年記念展 ジョルジュ・ルオー ― かたち、色、ハーモニー ―」<2023年4月8日(土)〜6月25日(日)>が開幕しました。
展覧会開催に先立ち、4月7日(金)にパナソニック東京汐留ビルでオープニングセレモニーを開催。展覧会関係者や美術関係者の皆様などにご出席いただきました。セレモニーでは、当館オーナーの大瀧より皆様にご挨拶。開館20周年にあたり、皆様に感謝の意を表すとともに、今後の変わらぬご支援をお願いしました。続いて、ご来賓の在日フランス大使館 フィリップ・セトン閣下、ルオー財団理事長 ベルトラン・ル・ダンテック様にお言葉を頂戴し、セレモニー閉会後に展覧会をゆっくりとご鑑賞いただきました。

オープニングセレモニーの様子
当館オーナー 大滝清
左より ジョルジュ・ルオー財団理事長 ベルトラン・ル・ダンテック様、在日フランス大使館 フィリップ・セトン閣下、ジョルジュ・ルオー財団名誉ディレクター アンヌ=マリー・アギュロン様
当館学芸員 古賀暁子、当館主任学芸員 萩原敦子
展覧会ご鑑賞の様子
写真中央 在日フランス大使館 フィリップ・セトン閣下

開館20周年を迎え、リニューアルオープン!

2023年4月7日(金)

パナソニック汐留美術館は2023年4月に開館20周年を迎えました。展示室の床や壁面、ミュージアムショップなど設備の改修を行い2023年4月8日(土)よりリニューアルオープンいたします。皆さまへの感謝の気持ちを込めて、開館20周年にちなんだ魅力ある特典などもご用意いたしております。

オリジナルポストカードプレゼント
開館20周年にちなんで、会期中毎月20日と、ルオーの誕生日5月27日に、ポストカードを各日先着200名様にプレゼントします。

国際博物館の日は入館料がおトクに
5月18日(木)は、すべての区分で入館料が500円になります。

ミュージアムショップについて

このたび、ミュージアムショップもリニューアルしました。洗練さと温かみが共存するモダンで解放感のある空間に衣替えし、展覧会や所蔵作品にちなんだミュージアムグッズをはじめ、ステーショナリー、書籍、ファッション小物や雑貨までデザイン性の高いアイテムをご紹介します。展覧会の余韻とともに、お買い物をお楽しみください。

新開発のグッズ登場!
ジョルジュ・ルオーの作品をモチーフとした新アイテムの刺繍入りハンカチやキーホルダー、ノートに加えて、オリジナルペンシルなど当館だけのグッズをご用意しました。

開館20周年の特別価格も
ルオー晩年の作品があしらわれたオリジナルメモパッドが特別価格に。ぜひこの機会をお見逃しなく。

館長からのメッセージ(開館20周年にあたって)

2023年4月6日(木)

新しく、深く、心揺さぶるアートとの出会いを。

パナソニック汐留美術館は、2003年4月にパナソニックの社会貢献事業の一環として開館し、今年、20周年を迎えました。
現在では、フランスの画家ジョルジュ・ルオーの作品約260点をコレクションし、調査・研究の成果に基づき、世界で唯一その名を冠した「ルオー・ギャラリー」で公開しています。また開館以来、ルオーを端緒とした「近代美術」、ならびに社業と関わりの深い「建築・住まい」「工芸・デザイン」をテーマとした企画展を年4回ほど開催し、コンパクトな美術館ならではの個性ある鑑賞空間の創出に傾注してまいりました。
開催した展覧会は86回を数え、これまでに150万人以上のお客様にご来館いただきました。今日まで、パナソニック汐留美術館をご支援くださいました皆様に、心より御礼申し上げます。
このたびは、美術館の空間も一部リニューアルして、皆様をお迎えいたします。これからも文化芸術の継承と発展に寄与し、皆様により一層の夢と感動をお届けできるような美術館へと進化し続けることを目指してまいります。

2023年4月
パナソニック汐留美術館
館長 伊藤 政博

April 2023

Enjoy encounters with art that feel new, deep, and inspiring

The Panasonic Shiodome Museum of Art opened in April 2003 as part of Panasonic’s corporate social responsibility. This year, we celebrate the Museum’s 20th anniversary.
Currently, the Museum is home to a collection of about 260 works by French artist Georges Rouault. These works are displayed in our permanent Rouault Gallery—the only exhibition space in the world named after the artist—based on themes derived from the results of our research. The Museum also organizes modern art exhibitions that relate directly or indirectly with Rouault, as well as exhibits on themes—for example, “architecture and living spaces” and “design and applied arts”—that are central to the work done by Panasonic. We organize four such exhibitions every year, presenting them in a way that makes creative use of the Museum’s compact exhibition space.
Over 1.5 million visitors have come to enjoy the 86 exhibitions we have organized to date. I would like to express my profound gratitude to everyone who has supported the Museum over the last two decades.
I am pleased to welcome you back to the Museum, which has been partially renovated. The Museum still has room to grow, and I hope to be able to aid the Museum in its growth so it can continue to contribute to the promotion and evolution of arts and culture and provide our visitors with even greater moments of inspiration and wonder.

Sincerely,

Masahiro Ito
Director, Panasonic Shiodome Museum of Art