1.優品ぞろいの長谷川潔作品
町田市立国際版画美術館が誇る「長谷川潔作品コレクション」を初めて館外で展覧します。渡仏前の明快な構成の初期作品にはじまり、パリで銅版技法を研究することで線の芸術性を研ぎ澄ませていった探求の時代を経て、やがて漆黒の深みに静かな精神性を湛える晩年のメゾチント作品に至るまで、長谷川の画業を通覧できます。
2.パリに生きた長谷川潔の姿を明らかに
1920年代のパリで版画家としての活動を始めた長谷川は、画家で版画家のラウル・デュフィからの勧誘をうけて「独立画家=版画家協会」に加わりました。その時期の作品とともに、マティス、デュフィ、ラブルール、スゴンザックら交流のあった画家らによる同時代の名品をお楽しみいただけます。
3.仏訳『竹取物語』を一挙展覧
日本の伝統性と西洋文化の融合ともいえる挿絵本の傑作、仏訳『竹取物語』。エングレーヴィングやドライポイントによる、繊細な線刻がもたらす凛とした気品ある仕上がりの挿絵が格調高く展開されています。本展は、特装本にしか入っていないスイット(挿絵部分を別刷りしたシート)を一挙に見ることができる、貴重な機会となります。





