1. 古代から20世紀まで、世界各地の香りの器のご紹介
紀元前10世紀キプロスの香油壺や紀元前6世紀のギリシアの香油瓶から、古代オリエントのガラス製容器、マイセン、セーブルなど欧州の名窯で焼かれた陶磁器製香水瓶やポプリポット、アール・ヌーヴォーおよびアール・デコ様式によるガレやドーム兄弟、ラリックなど有名デザイナー達の香水瓶など多様な香りの器を展示いたします。さらに、化粧道具セット や香水メーカーの華やかな広告ポスターもご紹介いたします
2. 香道具を中心に、日本の香りの文化を伝える、多様な作品群のご紹介
香席で用いられる伝統的な香道具、香木や香道伝書などの史料も展示いたします。また、明治期の薩摩焼や芝山細工、七宝の香炉から、古典研究のもとに独自の作風を発展させた近現代の工芸家の作品までをご紹介いたします。
3. 国内の美術館からの特別出品による絵画や家具が登場!
高砂コレクションに追加して国内の美術館より、香水瓶を携える貴婦人の肖像画や、マリー・ローランサンによる名画、アール・デコ時代の瀟洒な椅子や照明器具が東京会場のみ特別出品作品として追加されます。19世紀以降、香りとその器は一般の人々の装いや暮らしにも、ますます欠かせないものとなり、それぞれの時代の美意識を反映していることが、特別出品作品を通じてもご覧いただけることでしょう。