子どものための建築と空間展
展覧会概要
私たちが子どものときに過ごした空間は、原風景として長く記憶に留まり、その後の生き方や考え方の形成に 与える影響は少なくありません。本展は、子どもたちのためにつくられた学びの場と遊びの場の建築と空間のなかから、日本の近現代の建築・デザイン史において、ひときわ先駆的かつ独創的なものを紹介する展覧会です。
日本の近代教育は明治時代に始動し、校舎の建設もそこから始まりました。民衆に愛された明治の擬洋風建築の校舎、大正自由教育の時代の造形豊かな小学校、1970年代の先駆的なオープンスクールなど、さまざまに変遷し子どもたちの活動を受け止めてきました。各建築ごとに、子どもたちが親しみを持てるシンボリックな外観が考案され、心安らぐインテリアの充実が図られるなどの 工夫も重ねられてきました。一方、幼稚園・保育園や、 学校以外の遊び場や読書の空間といった子どもたちの居場所にもユニークな取り組みがあります。それらを、作り手と使い手の両方に着目しながら選んだ写真、図面、 模型といった作品資料の展示を通してごらんいただきます。また、教育玩具や絵本の原画なども選りすぐって紹介します。社会のあり方が大きく変化する現代、本展がこれからの子どもたちが育つ環境づくりのインスピレーションとなれば幸いです。
- 開館期間
- 2019年1月12日(土)~3月24日(日)
- 開館時間
- 午前10時より午後6時まで(ご入館は午後5時30分まで)
- 休館日
- 水曜日
- 入館料
- 一般:800円、65歳以上:700円、大学生:600円、中・高校生:400円 小学生以下無料
20名以上の団体は100円割引。
障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名まで無料でご入館いただけます。
- 主催
- パナソニック 汐留ミュージアム、朝日新聞社
- 特別協力
- クラレファスニング株式会社
- 後援
- 文部科学省、一般社団法人日本建築学会、公益社団法人日本建築家協会、一般社団法人文教施設協会、港区教育委員会
- 会場構成
- ヌーブ
本展は青森県立美術館に巡回いたします。[2019年7月27日~9月8日]
イベント・対談
展覧会記念対談 「子どものための建築、子どもの生きる空間、子どもが暮らす学校」
「学校は教育施設ではない。」子どもの目線から学校という場をとらえると、自然の中で子どもの世界を考えると、子どもの住むまちに建築をひらくと、そこで過ごす子どもたちはもちろん、そこを訪れた人々もうれしい気持ちになる。そして時間を経るほどにそのよろこびが大きくなる。そんな学校の可能性を示してきた建築家富田玲子氏と学校建築計画学の第一人者長澤悟氏が語り合う、子どものための建築、空間とは。
- 出演
- 富田玲子氏(象設計集団)、長澤悟氏(本展監修者、東洋大学名誉教授、教育環境研究所所長)
- 日時
- 2019年1月26日(土) 午後2時~午後3時30分(開場午後1時30分)
- 定員
- 150名(要予約)
- 聴講費
- 無料(ただし本展の観覧券(半券)が必要です)
- 会場
- パナソニック東京汐留ビル 5階ホール
自由席になります。
*未就学児はご遠慮ください。
ワークショップ からだを動かして建築を楽しむ「けんちく体操」
映し出される建築物のカタチをからだで真似するワークショップ。家族で、お友達同士で、ご参加ください。最後はみんなで大きな建物にチャレンジ!
- 出演
- チームけんちく体操(米山勇氏、江戸東京博物館研究員 ほか)
- 日時
- 2019年2月23日(土) 午後2時~ 午後3時30分(開場午後1時30分)
- 定員
- 30名(要予約)
- 聴講費
- 無料(ただし本展の観覧券(半券)が必要です、小学生無料)
- 会場
- パナソニック東京汐留ビル 5階ホール
自由席になります。
*動きやすい服装でご参加ください。
【お車でお越しのお客様へ】
下記日程、汐留シティセンターの設備点検に伴い、地下駐車場をご利用いただくことができません。
ご来場される際は、公共の交通機関をご利用いただくか、お車の場合は近隣の駐車場(有料)をご利用ください。
また、当ビルへの入館は1階の回転扉、または正面玄関をご利用ください。
期間:2019年2月23日(土)
【対談・ワークショップへのお申し込み方法】
ハローダイヤル(03-5777-8600)でお申し込みください。
①イベント名 ②参加人数(一度にお申し込み頂ける人数は2名まで) ③氏名(要全参加希望者名) ④住所 ⑤電話番号を承るほか、簡単なアンケートにご協力いただきます。
- ・2018年10月1日(月)より受付開始
- ・お申し込みの受付時間 午前8時~午後10時
- ・お申し込みの受付は先着順、定員になり次第締め切りとさせていただきます。
- ・お申し込み時にお知らせする整理番号が当日受付時に必要になります。
【当日受け付けに関するご注意】
※申込時の整理番号を確認し、下記ご案内の時間に、パナソニック東京汐留ビル4階にお越しください。※受付スペースが狭いため、受付時間前にお越しいただいてもお待ちいただく場所がございません。
受付時間に合わせてお越しいただき、混雑緩和にご協力をお願いします。
2019年1月26日(土)展覧会記念対談
- 整理番号1~100:午後1時30分 受付開始
- 整理番号101以降:午後1時40分 受付開始
2019年2月23日(土)ワークショップ
- 午後1時30分 受付開始
【チケットについて】
対談とワークショップは無料ですが、本展の観覧券(半券)が必要となります。小学生は無料。お持ちでない方は受付前にご購入ください。
※ぐるっとパスをお持ちの方は観覧券(半券)への交換が必要となりますので、お申し出ください。※障がい者手帳をお持ちの方は受付にてご提示ください。
当館学芸員によるギャラリートーク
*会場の混雑状況によってはスライドトーク(展覧会場外での開催)に変更になります。
1月20日(日)、2月8日(金) 各午後2時~
展覧会場内で開催、予約不要、参加無料(ただし本展の観覧券が必要です)
展覧会公式ブック『 子どものための建築と空間』
発行:鹿島出版会 会期中当館ミュージアムショップで販売するほか、 全国の書店とインターネットでも1月発売予定