展覧会情報
2019年の展覧会
※展覧会名、会期は変更になる場合があります。
子どものための建築と空間展
ひとが幼いときに過ごした空間は、原風景として長く記憶に留まり、少なからずその後の自己形成やライフスタイルの確立に影響を もたらします。本展は子どもが多くの時間を過ごす学びや遊びの場としてつくられた建築と空間のなかから、日本の近現代デザイン史に のこる優れた作品を紹介します。さらに美術家やデザイナーが子どもたちのために制作した多彩な遊具や玩具、絵本も展示します。
ギュスターヴ・モロー展― サロメと宿命の女たち ―
象徴主義の巨匠ギュスターヴ・モロー(1826-1898)は、神話や聖書に登場する魅惑的な女性像を描いたことでも 知られています。なかでも、彼のサロメ像は、世紀末ファム・ファタル(宿命の女)のイメージ形成に影響を 与えました。本展では、パリのギュスターヴ・モロー美術館の全面協力のもと、モローが愛した身近な女性から ファム・ファタルまで、多様な女性像を紹介し、その創造の原点に迫ります。
マイセン動物園展
ヨーロッパ初の磁器製造に成功したドイツの磁器製作所、マイセン。本展はマイセンの「動物」に着目して います。18世紀から動物彫刻を製作していたマイセンですが、とりわけアール・ヌーヴォー期には動物の やわらかさを表現することに成功しリアルさと愛らしさを見事に両立させました。本展ではそのような動物 作品を中心に構成し新しいアプローチでマイセンの造形と装飾をたどります。
ラウル・デュフィ展 ― 絵画とテキスタイル・デザイン ―
華やかで明るい色彩と軽妙な筆致の作品で、今も多くの人々を惹きつける画家ラウル・デュフィ(1877-1953)。 本展では近代社会の諸相を捉えた優美な絵画と、ポール・ポワレらファッション・デザイナーから重用された大胆でモダンなテキスタイル・デザインを一堂に紹介します。二つの表現媒体を軽やかに越境しながら制作 された作品群を通して、画家が目指した表現の本質を再考します。