2008年の展覧会
あかり/光/アート
AKARI / LIGHT /ART
2007年12月8日(土)~2008年2月24日(日)
行灯(あんどん)や座敷ランプなどの古灯火具のデザインや技巧は、現代人にとって新鮮な驚きに満ちています。本展では、奈良の安堵町歴史民俗資料館辻本コレクションの照明具を中心に、人々が「あかり」に寄せた想いを浮き彫りにします。また、併せて現代美術の中に「あかりとアート」の関係性や可能性を探ります。
《ガラス提灯》
明治~昭和初期
安堵町歴史民俗資料館蔵
画像提供:芦屋市立美術博物館
開館5周年記念 ルオー没後50年 特別展
ルオーとマティス
ROUAULT / MATISSE / Correspondances
2008年3月8日(土)-5月11日(日)
国立美術学校のギュスターヴ・モロー教室で出会ったジョルジュ・ルオーとアンリ・マティス。新発見された二人の往復書簡には、生涯親友だった二人の「素晴らしき芸術への共感」がつづられています。パリ市立近代美術館のコレクションを中心にルオー財団、モロー美術館、ポンピドゥーセンターなどからルオーとマティスの友情と芸術の軌跡を物語る作品約130点を展示。
ジョルジュ・ルオー
《娼婦(赤いガーターの裸婦)》
1906年
パリ市立近代美術館蔵
ADAGP,Paris & SPOA,Tokyo,2007 |
アール・ブリュット -交差する魂-
ローザンヌ アールブリュット・コレクションと日本のアウトサイダー・アート
ART BRUT / CROSSING SPIRIT
2008年5月24日(土)-7月20日(日)
アール・ブリュットは画家のデュビュッフェの命名による「生の芸術」を意味する言葉で、正規の美術教育を受けていない人が独自の発想で制作した作品を指します。本展ではスイスのアール・ブリュット・コレクションの所蔵品と日本のアウトサイダー・アートの出会いを通して、その表現にこめられた普遍的な夢や、精神の自由と独創を獲得する人間の力を探ります。
アロイーズ・コルバス
《聖カトリーヌの結婚》
制作年不詳
アール・ブリュット・コレクション、ローザンヌ
村野藤吾 建築とインテリア
TOGO MURANO, Architecture and Interior Design
2008年8月2日(土)-10月26日(日)
日比谷・日生劇場をはじめ日本の近代建築史に数々の傑作を残した村野藤吾(1891-1984)。合理主義全盛の時代にあって、自由な発想と細やかな手仕事によって作り出された豊かな装飾と造形を特徴とする独自の建築姿勢を貫きました。本展ではインテリア空間に注目しながら自筆のスケッチや図面、写真、模型、家具などを展示し、その思考の軌跡を辿ります。
村野藤吾
写真提供:MURANO design
アーツ・アンド・クラフツ展 -イギリス・アメリカ-
Arts and Crafts Movement in UK and USA
2008年11月8日(土)-2009年1月18日(日)
19世紀から20世紀初頭にかけてイギリスで繰り広げられたアーツ・アンド・クラフツ運動。本展では、英国における展開とともに、アメリカでの動きを掘り下げこの運動の国際的な広がりを紹介します。織物、壁紙、家具、照明器具など、初公開作品を含む海外個人コレクターの作品を中心に、モリス・ギャラリーなどから出品されます。
チャールズ・レニー・マッキントッシュ
≪ハイバック・チェア≫
ウィリアム・モリス
壁紙≪柳の枝≫ともに個人蔵