リーグ戦総合1位でレギュラーシーズンを終了
ライスボウルトーナメント第1シード獲得
11月9日、MKタクシーフィールドエキスポで行われたX1SUPER第6節、パナソニック インパルスと東京ガスクリエイターズの一戦は、インパルスが42対3で勝利。リーグ戦総合1位でライスボウルトーナメント第1シード(クォーターファイナルで総合8位と対戦)を獲得した。
WR#83山下宗馬の42ヤードキックオフリターンで自陣48ヤードの好位置から最初の攻撃を開始したインパルスは、2プレー目にRB#5ミッチェル・ビクター・ジャモーの42ヤード独走TDランであっさりと先制。直後の東京ガスの攻撃も守備が3ダウン&アウトに仕留めて、立ち上がりは順調に見えた。
しかし、大雨の影響からかインパルスは次の攻撃機会にパントに追い込まれた際にスナップキャッチが乱れて、東京ガスにゴール前21ヤードからの攻撃を献上してしまった。それでもインパルス守備はDL#99小畑知輝のロスタックルなどで前進を許さず。FGの失点のみに押さえてピンチをしのいだ。
その後もボールハンドリングが安定しない状況が続いたが、WR山下が再びチャンスを作った。パントリターナーに入った山下は、22ヤードの好リターンで敵陣39ヤードからの攻撃機会を創出。このチャンスをRBミッチェルがラン2連発でTDにつなげてリードを広げた。
直後の守備ではLB#49清水友哉がファンブルリカバーでゴール前13ヤードの好位置を獲得。第2Q序盤のQB#12荒木優也のTDランをお膳立てした。
後半、アドバンテージとなったのはOL陣の奮闘だった。C#62眞田祥吾らOL陣が安定したブロックで東京ガスの守備をコントロール。RBミッチェル、#19小泉誠実のランで確実に前進して、8プレー61ヤードのドライブを第3Q5分33秒に小泉の12ヤードTDランで締めくくった。
さらに、LB#1青根奨太のインターセプトで得た敵陣38ヤードからの攻撃は、RB#42立川玄明のランとQB小林宏充からWR#18桑田理介へのパスでゴール前に迫り、小林のTDランで加点し、35対3とリードを広げた。
第4Q序盤では、三番手で登場した新人QB#8須田啓太に反則によるアクシデントが発生するも、このシリーズではRB#26藤本拓弥のTDランで追加点をあげた。
「もう一度、自分たちが何のためにフットボールをしているのかをしっかり考えよう。周囲の方々のおかげでプレーできていることをしっかり認識して、ライスボウルトーナメントに臨もう」
主将LB青根は試合後のハドルで、自分たちの使命を再確認して、誇り高くプレーすることをチーム全員に促した。
試合後コメント
ヘッドコーチインタビュー
ヘッドコーチ 高山直也

(雨の中でボールが手につかない場面が散見したことについて)相手も条件は一緒。特にスペシャルチームは反省しなければなりません。
反則でリズムが悪くなった場面は、青根が試合後に言ってくれていましたが、自らの行動・プレーに誇りを持たなければならないと思っています。
ここからは負けたら終わりの戦いになります。これまで磨いてきたベースに加え、勝負どころを見極める力も必要になってきます。しっかりと準備をして臨みます。
選手インタビュー
RB#42 立川 玄明

序盤にスペシャルチームにミスがでてしまったことは、雨に対する準備不足だったと思います。反則でリズムが悪くなっても、どんな展開になっても、自分たちのフットボールをして勝ち続けたいと思っています。
選手インタビュー
OL#62 眞田 祥吾(ゲームMVP)

MVPの受賞はびっくりしました。自分としてはいつもどおりプレーしていただけです。ランブロックに関してはよくできましたが、パスプロテクションに課題が残りました。QBサックはされていなくても、プレッシャーがかかっている場面があったので、第3ダウンなどの勝負どころをものにするためには、OLが完璧にブロックをすることが大事なので、そこを課題として立て直していきたいと思います。トーナメントは負けたら終わりなので、OLの真価が問われる戦いだと思っています。いつもどおり、自分の仕事をやりきって、スキルポジションにたくさん走らせ、たくさんパスを捕ってもらえる状況を作れるように頑張ります。
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