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パナソニック インパルス:試合結果(ゲームレポート)

ゲームレポート
2025.5.8
2025年5月3日(土)
VS エレコム神戸ファイニーズ

グリーンボウル 第1節 エレコム神戸ファイニーズ戦
MKタクシーフィールドエキスポ

パナソニック
インパルス

エレコム神戸
ファイニーズ

52

-

3

14 1Q

0

17 2Q 3
7 3Q 0
14 4Q 0

2025春シーズン開幕
新風吹き込むルーキーたちが大活躍

5月3日、MKタクシーフィールドで行われたグリーンボウル、パナソニック インパルスとエレコム神戸ファイニーズの一戦は、52対3でインパルスが大勝した。

ライスボウル二連覇を目指すインパルスにとって2025年シーズンの初陣は、新たな戦力たちが大きな刺激を与えた。

攻撃はQB#12荒木優也、QB#11小林宏充、新人QB#8須田啓太を2シリーズごとに起用。荒木が最初の攻撃シリーズにWR#81小倉豪へのロングパスを決めたのを足がかりにRB#19小泉誠実の1ヤードランで先制TDを演出。二度目の攻撃機会はスクリーンパスを受けた小泉が42ヤード独走TDを決めてリードを広げた。

第2QはRB陣が魅せた。自陣43ヤードから始まった攻撃機会は、ホールディングで10ヤード罰退を敷いられたが、RB#26藤本拓弥が一度はタックルを受けながら、フィールドに体を着けずに立て直してそのまま67ヤード独走TDで加点。次の攻撃機会は敵陣25ヤードまで攻め入ったところでRB#42立川玄明が中央から抜け出し、タックラーを次々と振り払ってTDを決めた。

前半残り3分8秒、自陣38ヤードから始まった攻撃機会に登場したQB須田は小気味よいクォーターバッキングを披露。WR#17木下統之へのパスを足がかりに得点圏に迫り、前半終了と同時にK#35小林真大が決めた28ヤードFGを演出。須田は第4QにもWR#84長沼晃平への33ヤードTDパスを決める活躍だった。

また、後半は#75森駿斗、#77上岡陽輝の新人OLが両Tを担い、最前線で攻撃を支えた。

守備で出色の活躍を演じたのは新人CB#20村瀬大地だった。第2Qには相手のロングパスを奪ってインターセプト。第3Qにも守備フロントのプレッシャーによって苦し紛れに投げられたパスに飛びついてインターセプトに仕留めた。中京大時代はレシーバーとしてプレーしていた村瀬は、初めてDBとして先発に抜擢されてほぼフル出場。試合後のハドルでは相馬明宣守備コーディネーターから「今日のMVP」と活躍を称えられるほどの鮮烈なデビュー戦となった。

次節は5月18日、MKタクシーフィールドでSEKISUIチャレンジャーズと対戦する。


試合後コメント

ヘッドコーチインタビュー 
ヘッドコーチ 高山直也

試合に出場できるコンディションの新人は全員出場することができ、よく活躍してくれました。QB須田は課題もたくさん出ましたが、改善していけると思いますし、将来的には日本を代表する選手になってくれる期待を持っています。CB村瀬は吸収力が高いと感じています。OLの森、上岡はとてもいい才能を持っていると思います。OLは高齢化も進んでいるのでもっとファンダメンタルとフィジカルの部分を鍛えて先発を狙う気概で取り組んでほしいです。LB高木はコンディション優先でと考えていました。1、2年後に今のLB陣を追い抜ける存在になってくれることを期待しています。
チーム全体としてはこの試合に向けての練習機会が限られていたので、基本的なフィニッシュをちゃんとやりきること、攻めきること、ファンダメンタルを完遂すること、この3点に注力して臨みました。そういう意味では、よく最後までフィニッシュできたかなと思っています。もちろん、課題もたくさん出ました。次のSEKISUI戦は昨年、春も秋も大苦戦を強いられた相手なので、いい準備をして臨みたいと思います。

 

選手インタビュー
QB#8 須田 啓太

社会人のフットボールはとても楽しいです。若手もベテランの方々も日本のトップチームの一員であるというプライドを持ってプレーしているので、時間を有効に使いながらレベル高い日々を過ごせている感覚があります。その中で、フットボールをのびのびプレーさせていただき、いい刺激ばかりをいただいています。僕自身はまだまだ未熟ですが、先輩方がやさしく指導してくださり、ミスがあっても前向きな声をかけてくださるので、すごくありがたいと思っています。今日は周囲の方々のおかげでボールを進めることができて、僕はそれに乗っかっていただけ。何かを成し遂げたという感覚は正直ありません。次は「須田があのプレーをしてくれてよかったわ」と、周囲に思っていただけるようなプレーを目指します。

 

選手インタビュー
DB#20 村瀬 大地

社会人から本格的にDBに転向しましたので、1ヶ月間、コーチや先輩から教わったことをただ出すだけという思いで試合に挑みました。DBへの転向を打診された時には「かなりの挑戦だな」と思いました。自分の持ち味であるスピードで勝負したいと思いました。インターセプト自体は練習でもしたことがなく、人生で初めての経験でした。レシーバーをしてきた時のキャッチ力が生きました。2つ目のインターセプトはDLがプレッシャーをかけてくれてできたチャンスだったので捕れてよかったです。まだまだ、基本技術もまったくレベルが低いので、これからもっと成長できるように頑張ります。

 

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