初対戦の富士フイルム海老名を圧倒
ライスボウルトーナメント進出を決める
10月12日、MKタクシーフィールドエキスポで行われたX1SUPER第4節、パナソニックインパルス対富士フイルム海老名Minerva AFCの一戦は、55対0でインパルスが勝利。開幕4連勝を飾った。
試合はインパルスのキックオフで開始。富士フイルム海老名の最初の攻撃を3ダウン&アウトでパントに追い込むと、パントブロックを狙ったRB#19小泉誠実がチップ。敵陣47ヤードの好位置から攻撃を始めたインパルスは、QB#12荒木優也からWR#18桑田理介へのパスで第1ダウンを更新。敵陣35ヤードまで進んだところでK#16佐伯眞太郎が52ヤードのFGを決めて先制した。
自陣17ヤードから始まった2回目の攻撃機会には2プレー目に短いパスを受けた桑田が77ヤードを独走しTD。その後はレシーバーの捕球ミスが散見するなどもたついたが、P#35小林真大の好パントで富士フイルム海老名を自陣深くからの攻撃に追い込むと、DB#25山元耀が短いパスをインターセプトしゴール前11ヤードからの攻撃機会を獲得。このチャンスにRB#26藤本拓弥のランと見せかけて、藤本がエンドゾーンに走り込んだTE#85Caleb PhillipsにTDパスを決めた。
第2Q中盤には、富士フイルム海老名が自陣11ヤードで敢行した第4ダウン1ヤードのギャンブルを守備が阻止して好機を獲得。QB荒木がTE PhillipsにTDパスを決めて加点。さらに次の富士フイルム海老名の攻撃をパントに追い込むと、LB#49清水友哉がパントをブロックし、こぼれたボールを自ら拾ってエンドゾーンに駆け込みリードを広げた。
後半に入ってもインパルスの独壇場が続いた。荒木に代わって起用された新人QB#11小林宏充は、第4Q、DB#3魚谷海人のインターセプトで得た敵陣36ヤードの攻撃機会をWR桑田へのパス一撃でTD。第4Q終盤にもTE#6成田光希にTDパスをヒット。試合終了間際には、DL#13小村谷泰誠がスクリーンパスをピック6に仕留めるなど、大勝に貢献した。
この勝利によってインパルスは総合順位8位以上になることが確定。ライスボウルトーナメント進出が決定した。
試合後コメント
ヘッドコーチインタビュー
ヘッドコーチ 高山直也
富士フイルム海老名の守備はランを徹底的に守る布陣で、ランで進むことができませんでした。相手がランを守っていたとしてもそれを突破する力強さを発揮することも課題の一つです。スペシャルチームがいい仕事をしてくれたので、いいフィールドポジションで戦うことができました。ライスボウルトーナメント出場が決まることは意識していませんでした。一戦一戦成長していくことに集中しています。
選手インタビュー
TE#85 Caleb Phillips
(2TDパス捕球とMVP受賞について)とても嬉しいです。QB荒木さんがとてもよいパスを投げてくれました。コーチ陣のプレーコールも素晴らしかった。OLも頑張っていました。全体としていいチームワークを発揮できたと思います。今日は自分がMVPをいただきましたが、MVPが何人いてもおかしくない出来だったと思います。本当に感謝しています。次の東京ガス戦、相手は強いので、フィールドにいる11人全員がプレーを確実に実行する必要があります。いつもと同じく、100パーセントの力を発揮するだけです。ありがとうございます!
選手インタビュー
DB#3 魚谷 海人
ここまで負傷が続いていたので、まずは治すことに集中してしっかり試合に出場することを目指していました。第4Qのインターセプトはロングパスを予想し、しっかり基本的なことを守りながらプレーした結果、成果に繋げることができました。今まではシーズン序盤は調子がよくても、後半戦に負傷で出場できないというシーズンが多かったですが、今年は最後までプレーできるように頑張ります。
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