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| パナソニック インパルス | VS | ノジマ相模原ライズ |
|---|---|---|
| 0 | 1Q | 0 |
| 7 | 2Q | 3 |
| 0 | 3Q | 7 |
| 17 | 4Q | 0 |
| 24 | − | 10 |
QBローレンスがスクランブルで
逆転の突破口を開く

9月19日、エキスポフラッシュフィールドで行われたX1SUPERレギュラーシーズン第2節は、パナソニックインパルスがノジマ相模原ライズを24対10で下して勝利。開幕2連勝を遂げた。
インパルスのキックオフで始まった試合は、いきなり相手のリターナーに大きく戻されあわや先制TDを奪われるかにみえた。しかし、カバーチームに入っていた新人で俊足のDB#37魚谷海仁が後ろから追いついてゴール前27ヤード地点で阻止。守備は第3ダウン9ヤードの状況に追い込み、DL#90大野莞爾がQBサック。この時に相手のインテンショナル・グラウンディングの反則も誘ってノジマ相模原に得点を与えなかった。
ピンチをしのいだインパルスだったが、前半は攻撃が苦戦した。2回目の攻撃機会にはQB#18Anthony Lawrenceが投げた高いパスをWR#14ブレナン翼がワンハンド・キャッチするスーパープレーが飛び出したが、ドライブを継続するに至らず。
P#16佐伯眞太郎のパントでフィールドポジションの回復に務める場面が続いた。
拮抗した展開を打開したのは守備だった。第2Q早々にLB#39Jaboree Williamsがボールキャリアの懐からボールを奪い取ってそのままエンドゾーンまで走りきって先制TDを挙げた。
第2Q中盤に相手のランにロングゲインを許し、1FGを返されて7対3で前半を終了した。
以降も息の詰まる守備戦が展開されたが、第3Q終盤に攻撃のファンブルからノジマ相模原にパナソニック陣39ヤードからの攻撃機会を献上してしまったのをきっかけに、逆転TDを許してしまう。
リードを奪われた状況に陥り、ようやくインパルスの攻撃陣に火がついた。自陣24ヤードから始まった直後の攻撃機会にはLawrenceからWR#6成田光希への2度のパスで敵陣に侵入。さらにLawrenceのスクランブルによって一気にゴール前15ヤードに進むと、このシリーズをRB#5ミッチェル・ビクター・ジャモ―の4ヤードTDランで再逆転。さらに、守備がLB#4林直輝のロスタックル、DL#98梶原誠人のQBサックでノジマ相模原の反撃を食い止めて自陣45ヤードからの攻撃起点を作りだすと、RBミッチェルが35ヤード独走TDランにつなげてノジマ相模原を突き放した。
第4Q終盤、パスで反撃を試みたノジマ相模原の攻撃を、DB#23 Joshua Coxがインターセプトに仕留めて得た攻撃機会をK佐伯(眞)がFGにつなげて加点。インパルスは苦しみながらも開幕2連勝を遂げた。
次節は10月3日、エキスポフラッシュフィールドでIBM BIG BLUEと対戦する。
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試合後コメント

監督インタビュー 監督 荒木 延祥 (この日が誕生日)
気分の良くない誕生日ですね(苦笑)。
攻撃は前半、相手のカバーが薄いゾーンへのパスを狙ったのですが、
決めきれなかったり、反則が起こったりというのが苦戦の原因でした。
自滅に近い内容だったと思います。
守備は最初のキックオフカバーでやられたピンチを失点なしで乗り切ってくれたし、
先制TDも挙げてくれ、しっかりとやりきってくれたと思います。
後半は攻撃も短いパスやランプレーを使って立て直すことができました。
攻撃はいい勉強になったと思います。
次節のIBM戦までにキックオフカバーは改善しなければならない課題の一つです。
ハイパーな攻撃と極めてアグレッシブな守備を持っている相手なので、
攻撃はチャンスをしっかりとものにすること、
守備はやられながらも勝負所を断ち切る粘り強さを発揮しなければならない試合になると思っています。
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選手インタビュー QB#18 Anthony Lawrence
十分な準備をして自信を持って試合に臨みましたが、
我々の小さなミスが重なって修正するのに時間がかかってしまいました。
ノジマ相模原の守備は私のランを警戒していない形だったので、
第4Qは走って打開することができました。
私がスクランブルすることで相手の守備も崩れるので、選択肢を広げることができます。
個人的には今日の攻撃は我々の最低レベルだったと思います。
インパルスの攻撃がXリーグで一番だと評価してもらえるように、
次のIBM戦までにしっかりと準備をして、自信を持って試合に臨めるようにします。
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選手インタビュー RB#5 ミッチェル・ビクター・ジャモ―
ノジマ相模原の守備は、我々のことをよくスカウティングしてきていたと感じました。
前節の東京ガス戦で使ったプレーはことごとく止められてしまいました。
独走TDは、とにかく第1ダウンをとることを考えて走った結果です。
昨年はシーズンが短かかったため、ゲーム・コンディションを作るのに苦労しましたが、
今年は調子がいいです。
次のIBM戦までにさらにレベルアップしなければと思っています。