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パナソニック インパルス | VS | オール三菱ライオンズ |
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28 | 1Q | 0 |
21 | 2Q | 0 |
0 | 3Q | 0 |
24 | 4Q | 0 |
73 | − | 0 |
序盤からビッグプレーを連発
オール三菱に勝利し、4戦全勝
10月22日、MKタクシーフィールドエキスポで行われたX1SUPERディビジョンA第4節、パナソニックインパルス対オール三菱ライオンズの一戦は73対0でインパルスが勝利した。
当日は関西大倉高校、龍谷大学付属平安高校、大阪経済大学のアメリカンフットボール部を観戦に招待。スタンドはこの日に配布された守備リーダーのDB#32小池直崇のユニフォームデザインを象った白いTシャツで埋め尽くされた。
オール三菱が蹴った試合開始のキックオフをリターナーに入ったRB#5ミッチェル・ビクター・ジャモーが85ヤードリターンTDにつなげていきなり先制。
このビッグプレーで勢いに乗った。
敵陣42ヤードから始まった最初の攻撃機会は、QB#2Jaylon Hendersonが自らのランで中央を抜け出しいきなりシリーズを更新すると、WR#96Alfonso Onunworへのパスで再びシリーズを更新し、WR#81小倉豪への14ヤードTDパスで加点。
さらに3回目の攻撃機会にはHendersonが自らのランで58ヤード独走TD。自陣30ヤードから始まった次の攻撃機会も小倉への60ヤードパスを決めて一気に得点圏に迫り、WR#18桑田理介への10ヤードTDパスにつなげた。
第1Qだけで28得点を挙げたインパルスの勢いは、第2Qに入っても衰えず、ミッチェルの49ヤード独走TDラン、Onunworの12ヤードTDパス捕球、そして、前半最後の攻撃機会に登場したQB#12荒木優也も、WR桑田へのパス、RB#42立川玄明のランでゴール前までボールを運び、自らのTDランでドライブを締めくくった。
第3Q最初の攻撃機会に再びフィールドに戻ったHendersonのファンブルによって、フィールド中盤でターンオーバーを喫した。
しかし、前半2回しかオール三菱にシリーズ更新を許していない守備は、オール三菱の反撃をインパルス陣15ヤード地点で第4ダウンギャンブル失敗に追い込んで阻止。その直後にはQB荒木からWR#14ブレナン翼への27ヤードパス、節をまたいでRB#29牧田圭祐のラン、WR#15渡邊ジャマールへのパスでシリーズ更新を積み重ねてK#16佐伯眞太郎のFGにつなげた。
さらに、牧田のTDラン、渡邉のTDパス捕球、そしてOnunworのパンとリターンTDとインパルスは最後まで得点を重ね続けた。
また、守備は198センチ100キロと大型で、ここまでの試合ではランによるロングゲインを度々見せてきたオール三菱QBジョン・ギブス・ジュニアに対して、LB#4 Jaboree Williams、#49青根奨太、DL#98梶原誠人、#95小石直哉、#99イグエ・ケリー祥一、#92有村雄也、DB#40ワイズマン・モーゼス海人、#32小池直崇らが、プレッシャーを与え続けて、ラン13回走54ヤード、パス18投9回成功39ヤードの前進に食い止めた。
また、第4Q終盤、最後の反撃をLB#30西岡英士がインターセプトで断ち切った。
インパルスは11月5日(土)、神戸市王子スタジアムでここまで全勝のIBM BIG BLUEとディビジョン優勝を懸けて対戦する。
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試合後コメント
監督インタビュー 監督 荒木 延祥
最初のキックオフリターンから、選手たちは高い集中力でプレイしてくれました。
チャンピオンを目指すチームとして、フィジカルにプレーすること、
フィニッシュし続けることを、この試合までの2週間も繰り返し伝えてきましたが、
選手たち自身が私以上に拘りを持って、よく実践してくれたと思います。
次のIBM戦はどちらが勝つかわからない試合になると思いますが、
これまで通り自分たちのフットボールができる準備をして、試合に臨みます。
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選手インタビュー RB#5 ミッチェル・ビクター・ジャモー
最初のキックオフリターンは、短いキックだったので前の人が拾うと思ったのですが、
私のところまで転がってきました。前を見るととても大きなホールができていて、
ワイズマン(モーゼス海人)選手がいいブロックをしていました。
今季はオフシーズンに、ストレングスコーチやトレーナーと相談して
ロングランを意識したトレーニングに力を入れてきたので、体調も調子もとてもいいです。
今年1月のライスボウルでファンブルをしてしまいとても悔しい思いをしたので、
今シーズンはボールを落とさないことも意識しています。
次のIBMは守備が強く、攻撃も得点力があるので、得点の取り合いになる可能性があります。
ランはもちろん、パス捕球でも活躍できるように準備をします。
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選手インタビュー WR#81 小倉豪
オール三菱の守備がマン・ツー・マンで守ってくることが多いとわかっていたので、
1対1の技術的練習を積んで試合に臨みました。
今シーズン初めてのTDができましたが、まだ自分の中では課題が多くあります。
最初のロングパスは捕球後にすぐに相手に捕まってしまいTDまで持っていくことが
できませんでした。ブロックについてもまだ正確性が低く、
RBの個人技でTDを量産している状況なのでもっと詰めていかなければなりません。
Jaylonとは練習前にもフランクな形で話をすることが多く、
彼の理想に近づけられる様にコミュニケーションはとれています。
試合を重ねるごとに息があってきているので、今後もお互いのイメージをあわせながら
もっと楽に投げられるように工夫してパスの精度を上げていきたいと思っています。
攻撃、守備のメンバーには強い信頼があります。次のIBM戦も今回の試合で出た課題を克服し、
自分のやるべきことを徹底して実行したいと思います。
特にスタートとフィニッシュにはこだわって取り組んでいこうと思います。