2022年9月11日(日) VS ノジマ相模原ライズ   2022.9.12

パナソニック インパルス VS ノジマ相模原ライズ
3 1Q 0
10 2Q 3
10 3Q 0
7 4Q 7
30 10

未完の攻撃を堅守が下支え
実力派ノジマ相模原を下す

今年度より12チーム編成となったX1SUPERは、各6チーム編成のAとB2つのディビジョンに分かれてそれぞれ5試合のリーグ戦を行い、各ディビジョンの上位4チームがライスボウル進出を決めるトーナメントに進出する新方式が採用された。
ディビジョンAに所属するパナソニックインパルスは9月11日、神戸市王子スタジアムでノジマ相模原ライズとの開幕戦に臨み、30対10で勝利した。

 新QB#2Jaylon Hendersonを先発で起用し、序盤はなかなかペースが掴めない様子だった。インパルスの最初の攻撃は、同じく今季から加入のWR#96Alfonso Onunworへの48ヤードロングパスを足がかりにゴール前4ヤードに進行したが、TDを狙ったパスをインターセプトされてチャンスを逸した。

 しかし、自陣35ヤードから始まった攻撃機会には、QB Hendersonのスクランブル、RB#26藤本拓弥のランとスクリーンでシリーズ更新を重ねてレッドゾーンに進行。TDこそ奪えなかったがK#16佐伯眞太郎の38ヤード先制FGにつなげた。

 第2Q開始と同時にノジマ相模原に同点FGを許した直後の攻撃では、最初のプレーでパスをインターセプトされてしまい、ノジマ相模原にインパルス陣19ヤードからの攻撃機会を献上してしまう。

 ここで守備陣が奮闘した。 ゴール前1ヤードで第4ダウンギャンブルを選択したノジマ相模原に対し、DB#21清家大志がノジマ相模原QBカート・パランデックを急襲。慌てて投げたパスを捕ったWR八木雄平をCB#23 Joshua CoxとDB#40ワイズマン・モーゼス海人が瞬時に捉えて阻止した。
さらに第2Q終盤には、LB#49青根奨太のインターセプトで得た敵陣43ヤードからの攻撃をK佐伯(眞)の31ヤードFGにつなげて加点。前半終了間際には、青根が強烈なQBサックでファンブルを誘い、こぼれたボールをLB#47小西憂が拾い上げて47ヤードリターンTDにつなげて13対3とリードを広げた。

 第3Qに入っても得点圏まで進むものの強力守備を相手になかなか詰めきれない状態が続いた。この拮抗を打ち破ったのがパントリターンチームだった。第3Q中盤にK佐伯(眞)の39ヤードFGで加点し16対3で迎えた第3Q終盤、ノジマ相模原のパントをリターナーに入ったWR#18桑田理介が22ヤードの好リターン。インパルス陣47ヤードから好起点を作り出した。
このチャンスにQB Hendersonが自らのランとWR#88木戸崇斗への28ヤードパス、RB藤本のランでゴール前1ヤードに迫り、RB#5ミッチェル・ビクター・ジャモーの1ヤードTDランにつなげた。

第4QにはQB#12荒木優也を起用。最初の攻撃機会は連続QBサックを浴びてパントに終わったが、ノジマ相模原に1TD返された直後のオンサイドキックをWR#14ブレナン翼が押さえて得た敵陣37ヤードからの攻撃を、自らの25ヤードTDランにつなげて勝利を確実なものにした。また、試合を通じてノジマ相模原のパスに対し、CB#7土井康平が好守備で対抗。3度のパスカットが光った。

インパルスは次節、9月24日、MKタクシーフィールドエキスポで胎内ディアーズと対戦する。


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試合後コメント

監督インタビュー  監督 荒木 延祥

攻撃の出来がよくありませんでした。
QB Hendersonはパスのプログレッションや走る時の判断が良いQBですが、
今日は我々が改善すべき点が良くわかりました。
レシーバーとの連携など、この2週間でしっかり詰めきりたいと思います。
守備は高い集中力でプレイが出来ていました。LBはボールフィニッシュを徹底していましたし、
DB陣も土井や小池らのボールへの寄りが大変素晴らしかったです。
何れにせよ、シーズンははじまった所です。試合毎に良い悪い色々あると思いますが、
一喜一憂せず試合を積み重ねる度に確実に成長していくことが重要です。
今年も一戦必勝で目の前の試合に集中して臨みます。


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選手インタビュー QB#2 Jaylon Henderson

応援して下さる皆様に感謝しています。
皆様の応援があるから頑張る事が出来ます。
今日は緊張しませんでしたが、日本の暑さに慣れておらず
後半は少し体力的にきつかったです。
いいプレーも少しありましたが、まだまだ出来ていない所があるので、
チームの皆と今日の試合を振り返って一緒に成長していきたいと思います。
様々な状況に応じて、皆が同じ考えでプレー出来るように成長します。


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選手インタビュー DB#7 土井康平

反対側のCBが#23 Joshua Coxなので、
自分の方にたくさん投げてくることは少し予想していました。
いくつかは捕られてしまいましたが、ある程度いけたかなと思っています。
3年前のオービックとの準決勝でインターセプトリターンTDをして以来、
チーム内の競争も激しく、なかなか出場の機会が得られていませんでした。
ノジマ相模原のレシーバーは球際に強いので、昨年のノジマ相模原の試合と
今年の春の試合の映像はすべて見て対策をしたのと、
試合中は引かずにタイトについていくことを心がけていました。
次の胎内ディアーズもパスが得意なチームなので、今日はカットしかできませんでしたが、
前に入ってインターセプトを狙っていきたいと思います。

 

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