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2022年1月3日(月) VS 富士通フロンティアーズ   2022.1.6

パナソニック インパルス VS 富士通フロンティアーズ
0 1Q 0
11 2Q 4
7 3Q 0
0 4Q 10
18 24

最後まで猛追したが
日本一まであと一歩およばず

新年1月3日、東京ドームで行われたプルデンシャル生命杯日本選手権第75回ライスボウルは、今回より社会人同士の頂上決戦となった。
新フォーマットとなった記念すべき大会の出場権をパナソニックインパルスは全勝で勝ち取った。
対する富士通はレギュラーシーズン第6節でインパルスに敗戦を喫して以降、リーグ最終節とセミファイナルで昨王者オービックシーガルズに二連勝して勝ち上がってきた。
試合は互いに一歩も譲らない、頂上決戦と呼ぶにふさわしい熱戦となった。

インパルスは自陣22ヤードから始まった最初の攻撃機会にRB#5 ミッチェル・ビクター・ジャモーのラン、QB#18 Anthony LawrenceからWR#2 Leonsha Fieldsと、#15 桑田理介への3度のパスで得点圏に入るがFGを失敗。2回目の攻撃機会はインターセプトを喫するなど、なかなか得点が挙げられず。
しかし、守備はLB#49 青根奨太のQBサックなどで、富士通の攻撃を阻止。
第1Qは互いに得点を挙げられずに終わった。

試合が動いたのは第2Qだった。LB#39 Jaboree WilliamsのQBサックとWR桑田の好パントリターン、そして富士通の反則も重なって得た敵陣44ヤードからの攻撃機会に、WR#14 ブレナン翼の3回のパス捕球を足がかりにゴール前17ヤードにボールを進め、K#16 佐伯眞太郎の34ヤードFGでインパルスが先制した。

直後の守備は富士通のロングパスによって大きく前進を許したのをきっかけに2TDを連取され3対14とリードを許してしまったが、前半残り1分5秒、自陣26ヤードから始まった攻撃機会に、QB LawrenceからWR Fieldsへのロングパスで得点圏に一気に進むと、前半終了12秒前にFieldsへの7ヤードTDパスにつなげた。さらに、トライの2点コンバージョンもリバースのアクションでボールを持ったWR#88 木戸崇斗がパスコースに出たQB Lawrenceにパスを決めるスペシャルプレーを成功させて3点差に迫った。

第3Q最初の攻撃機会には、自陣13ヤードから4分30秒を費やしたドライブをWR木戸への6ヤードTDパスにつなげて18対14と逆転に成功した。

第4Q序盤に富士通にTDを奪われて再び3点を追う展開となった。
ここからインパルスの歯車が少しずつ狂いはじめた。再逆転を許した直後の攻撃機会は、ゴール直前に迫りながらファンブルによって得点機会を逸してしまう。第4Q残り3分30秒には富士通に1FGを許して6点を追う展開になった。

インパルスの攻撃は第4ダウンギャンブル失敗となり、富士通に攻撃権をわたしてしまった。しかし、守備が最後のチャンスを作り出した。直後の富士通攻撃をパナソニック陣28ヤードで第4ダウン1ヤードに追い込むと、シリーズ更新を狙った富士通の中央のランをDL#98 梶原誠人が阻止。
残り1分45秒、自陣28ヤードからの攻撃機会を得る。QB Lawrenceは木戸、ミッチェル、Fields、ブレナンと4連続パスを成功し、富士通陣34ヤードに迫ったが、富士通陣25ヤードで迎えた第4ダウン1ヤードの状況でパスを失敗し、逆転の最後望みが潰えた。


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試合後コメント

監督インタビュー  監督 荒木 延祥

勝てるチャンスを掴みきることが出来ない試合でした。
強いてあげるとすれば2回の第4ダウンギャンブル失敗が試合のポイントでした。
ここを取りきれなかった結果を決して忘れません。
一方で、選手スタッフが一社会人として逞しく成長してくれたシーズンでした。
若い選手スタッフが大舞台でこういう戦いを経験できたことも今後につながると思っています。
この様なクロスゲームを当たり前に勝てるようになるために、
つかみきれなかった部分についてしっかり反省し、必要な事柄にチャレンジしていきます。
またこの舞台に必ず戻ってきます。
今回、アウェイの地であるにも関わらず、相手を上回るスタンドを目にした時、
言葉では表せない程の勇気や感動を頂きました。
テレビやネットも含め観戦頂いている方々に最高のフットボールをお見せする事を再度誓った瞬間でした。
最後にインパルスを応援頂いたファン、家族、社員の方々に心から感謝申し上げます。
また弊部のみならず、Xリーグにご支援頂いているスポンサー様やファンの皆様にも深く感謝申し上げます。
皆様のご支援なくして我々は存在出来ません。
この素晴らしいスポーツが広くこの国で愛される様、我々はチームや協会の垣根を超えて取り組まなければなりませんし、
子供達が自身のキャリアとして具体的に憧れるリーグにならなければなりません。
国内最高峰のプレイをお見せする事だけに終わらず、リーグの発展に微力ながら尽力して参ります。


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選手インタビュー 主将 OL #75 小西 俊樹

春から成長し、たくさんの準備をしてこの舞台まで来ましたが、
とらなければいけない場面でとれなかったところもありました。
最後のシリーズもいい流れになって、いいムードでもあったのですが、
そこを決めきれなかったことが今年のすべてであり、
そこにまだまだ弱さがあったと思います。
ただ、今までのインパルスであればここまでの試合展開にはできなかったと思います。
その部分は成長できた部分だと思います。
ファンの皆さん、社員の皆さんには今季は初戦から今までにも増して
会場でたくさん応援いただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
青く染まったスタンドを見た時、あらためてインパルスファミリーの素晴らしさを再認識しました。
なんとか日本一という結果で恩返しをしたいと思って1年間頑張ってきましたが、
最後の最後に勝ち切ることができず、本当に申し訳なく思っています。
一方で、今季は例年にはないほどコミュニケーションをみつにとり、ハードワークで取り組むこともできました。
一人ひとりとても成長できたと思っています。
皆で築き挙げてきたこの1年間を、来季は必ず日本一という結果で皆様にご報告できるように、
先頭に立って進めていきたいと思っています。
これからも応援よろしくお願いいたします。

 

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