2021年11月27日(土) VS エレコム神戸ファイニーズ   2021.11.30

パナソニック インパルス VS エレコム神戸ファイニーズ
14 1Q 0
17 2Q 7
14 3Q 0
7 4Q 0
52 7

全員フットボールで
レギュラーシーズン全勝を勝ち取る

11月27日、神戸市王子スタジアムで行われたX1SUPER第7節、パナソニックインパルスとエレコム神戸ファイニーズの一戦は、52対7でインパルスが勝利。レギュラーシーズン全勝を飾った。

前節終了時点ですでにレギュラーシーズン1位が決まっていたインパルスだが、フットボールの試合は、ただ選手がプレーするだけでなく、実戦の緊張感の中でベンチワークも含めていかに準備したことをチームとして実行できるかを問われる場。しかも相手は長年関西社会人でライバル関係を築いてきたファイニーズ。インパルスは寸分の隙きもない、チーム一丸となった戦いぶりを見せた。

エレコム神戸の最初の攻撃に対し、DL#44松本英一郎をはじめとするDL陣が相手QBにプレッシャーをかけてシリーズ更新を許さず。エレコムのパントはミスで飛距離があまり出ず。さらにリターナーに入っていたWR#14ブレナン翼が果敢にボールを取りに行き、敵陣35ヤードの好攻撃起点を作り上げた。
インパルスは、RB#5ミッチェル・ビクター・ジャモーのランでゴール前11ヤードに迫ると、3プレー後にRB#33横田惇の6ヤード先制TDにつなげた。

次のエレコム攻撃もDB#7土井康平のパスカットなどでパントに追い込むと、DB#27辻篤志がパントをブロックしてゴール前28ヤードの好位置を獲得。QB#18 Anthony Lawrenceは1プレーでWR#2 Leonsha FieldsにTDパスを決めた。
辻は第2Qにもパントブロック決めた。しかも転がったボールを拾い上げリターンTDにつなげるビッグプレーとなった。

第2Q中盤にはLawrenceに代わって登場したQB#8石内卓也がWRブレナンに36ヤードTDパスを決めて加点。
前半終了まで1分17秒で回ってきた自陣43ヤードからの攻撃機会も、WR#15桑田理介#9高木広次にパスを決めて、K#16佐伯眞太郎48ヤードFGにつなげた。

第3Q以降は、これまであまり出場機会がなかったメンバーも多く出場した。
後半2度目の攻撃機会には、RB#42立川玄明のロングランで得点圏に進み、RB#19小泉誠実が3ヤードTDランを決めた。
第3Q終盤には三番手で登場したQB#12荒木優也がWR桑田へのパスでゴール前8ヤードに迫り、立川のTDランで得点を重ねた。
第4QにはDL#99イグエケリー祥一LB#31北島功大が猛烈なラッシュで相手QBをサックに仕留めて50ヤード付近からの攻撃起点を作り出すと、WR#10山口知輝へのパスで大きく前進。RB小泉のランでゴール前に迫ってRB立川の2つ目のTDで締めくくった。

インパルスは12月12日、ヤンマースタジアム長居で行われるセミファイナルで、IBMとライスボウル出場を懸けて対戦する。


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試合後コメント

監督インタビュー  監督 荒木 延祥

私達の唯一の目標はライスボウルに勝利することです。
そのためにチームが最も成長できる今の時期を大切にしたいと思っています。
エレコム神戸さんに全力で挑むプロセスが日本一への道と意識付けをして臨みました。
控え選手も多く起用できたことは、チーム全体の成長に大変価値がありました。
レギュラーの選手よりも控え選手が上回っている部分も多々あります。
レギュラーが控え選手からたくさん学ぶことができる機会になったのではと期待しています。
控え選手たちも自分の現状を把握できたことで、自分を見つめ直し成長してくれると思っています。
レギュラーシーズン全勝という結果よりも、全試合全力で準備して戦ったプロセスによって、
攻守蹴の完成度、精度を高めてくることができたという実感はあります。
(セミファイナルで対戦するIBMにはレギュラーシーズンで大勝しているが)
このスポーツにおいて、前回の結果は何の参考にもなりません。
今年初めて戦う相手だという心構えでイチから準備をする必要があると思っています。
IBMさんはレギュラーシーズン後半、大変成長されましたが、それは我々も同じです。
自分を信じて、仲間を信じて、我々のフットボールをします。


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選手インタビュー DB#27 辻篤志

パントブロックは狙っていました。キッキング担当の倉本卓哉コーチが指導してくれたポイントを頭に叩き込み、練習で何度も確認しました。
その動きを試合で素直に出そうという気持ちがいい結果につながったのだと思います。
今年は7年ぶりにCBでプレーしています。
期待に応えられているか不安な部分もありましたが、
私なりに日々の練習では1プレー単位で改善ポイントを考えて試してきました。
結果、新しい気付きもたくさんあり、うまくいっているのかなと思います。
次に対戦するIBMには個人的に特別な思いがあります。
二年間、主将を務めさせていただいた年にセミファイナルでIBMに敗戦して、悔し涙を流しました。
今年もIBMはXリーグ屈指のハイパー攻撃ですので、次の試合は守備がポイントになると思っています。
最高の環境と最高のファンに囲まれ、宿敵と対戦できることは楽しみでなりません。
ベストパフォーマンスを発揮してチーム力で勝ちます。


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選手インタビュー RB#42 立川玄明

今日、チームで一番走れたことについては、チャンスをものにできて率直にうれしいです。
私が走る時はいつもOLとWRがいいブロックをしてくれているので、
空いているホールをまっすぐ走るだけでした。運も良かったと思います。
学生時代は独走力に課題があったので、日々のトレーンング、
練習からスピードをあげることを意識しています。
まだまだ、俊足には程遠いですが、ストレングスコーチやトレーナーの指導のおかげで
成長はできているという実感はあります。
インパルスには優秀な先輩RBがたくさんいます。先輩方からはすべてにおいて学んでいます。
RBは感覚的な部分もとても多いポジションなのですが、それを実際に見せてもらい、
聞ける環境というのはとても恵まれていますし、すごくためになっています。
もちろん、先輩方と競争して出場機会を得るという意識もあります。
お互いに意識しあい、成長しながらいい競争ができる関係です。
次のIBM戦では試合の流れを引き寄せるような、気迫のこもった自分らしいプレーを見せます。

 

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