2021年10月31日(日) VS オービックシーガルズ

パナソニック インパルス VS オービックシーガルズ
0 1Q 6
13 2Q 0
0 3Q 0
0 4Q 0
13 6

インパルス堅守で宿敵オービックに勝利

10月31日、ヨドコウ桜スタジアムで行われたX1SUPER第5節、パナソニックインパルス対オービックシーガルズの全勝対決は、13対6でインパルスが勝利し全勝を守った。
インパルスは第4節終了時点でセミファイナル進出が決まっていたが、相手は昨年のライスボウル王者。しかも、昨年はJXB進出を懸けて戦い、残り17秒でゴール前1ヤードに迫りながらファンブルで攻撃権を失って1点差の敗戦を喫した、インパルスにとっては乗り越えなければならない相手だった。

この試合には、ジュニアインパルスの小中学生とその保護者(総勢110名)に加えて、関西大学第一高校、箕面自由学園高校のアメリカンフットボール部を招待。
両校共に11月に開幕する全国大会に出場する強豪チームだが、次代を担う若い選手たちに手本になるようなプレーを示すのも、インパルスがトップチームとして担っている役割の一つだ。

自陣25ヤードから始まった最初の攻撃機会、インパルスはRB#5ミッチェル・ビクター・ジャモ―がOLのブロックをうまく使いながら前進。フィールド中盤で迎えた第3ダウン8ヤードの状況をQB#18Anthony Lawrenceがプレッシャーを浴びながらWR#14ブレナン翼にパスを決めてシリーズを更新。敵陣31ヤード地点で、K#16佐伯眞太郎のFGを試みるが、惜しくもポールに弾かれて失敗。先制のチャンスを逸した。

守備はオービックの攻撃に対し、LB#39Jaboree WilliamsがQBサックを決めるなどインパルス陣への侵攻を許さず。
しかし、オービックの好パントで次の攻撃は自陣1ヤードからと苦しいフィールドポジションを強いられた。
ここでインパルに手痛いミスが出た。ファンブルしたボールを相手に押さえられ、ゴール前11ヤードからの攻撃権をオービックに献上。オービックに先制TDを許してしまう(トライのキックはインパルスがブロック)。

さらに第1Q終盤、自陣32ヤードから始まった攻撃機会にも、スクリーンパスをオービック守備にインターセプトされてゴール前11ヤードで攻撃権を奪われてしまう。しかし、インパルス守備はLB WilliamsがQBにプレッシャーをかけ、CB#23 Joshua Coxがエンドゾーン内でインターセプトし攻撃権を奪い返した。

守備のビッグプレーに攻撃も応えた。Coxのインターセプトで得た攻撃機会に、ブレナンへのパス、RB#26藤本拓弥のラン、RB#33横田惇のスクリーンパスで得点圏に侵攻し、RBミッチェルの17ヤードTDランで同点に。
K佐伯(眞)のトライのキックも決まり7対6と逆転に成功した。

次の攻撃機会にも新人RB#42立川玄明が30ヤード、10ヤードと、連続してロングゲインを奪いK佐伯(眞)の39ヤードFGで加点。DE#17デイビッド・モトゥのQBサック、WR#15桑田理介の好パントリターンで得た前半残り1分49秒、自陣49ヤードの攻撃機会はパントに追い込まれたものの、相手のリターナーがマフしたボールをLB#47小西憂がリカバーしてゴール前4ヤードからの攻撃機会を獲得。反則が重なってTDは奪えなかったが、前半終了と同時にK佐伯(眞)がFGにつなげて加点。
13対6と1TD差をつけての折り返しに成功した。

後半も守備が再三のピンチをしのいだ。
第3Q、序盤、インパルスの攻撃は反則とファンブルでオービックに再びチャンズを献上してしまう。
しかし、守備はインパルス陣29ヤードから始まったオービックの攻撃をFG失敗に追い込んで追加点を許さず。

第4Q序盤にもゴール前22ヤードに迫られるピンチに陥ったが、DB21清家大志がブリッツで相手QBを急襲し、インテンショナル・グラウンディングの反則を誘ってFG圏内から追い出した。

その後はお互いにフィールドポジションの争いになったが、インパルスはWR#2Fields Leonshaへのパスで危険地帯を脱して以降、P佐伯(眞)のパントでオービック攻撃起点を自陣15ヤード、自陣9ヤード、自陣3ヤードと厳しいポジションを強いることに成功。
13対6のまま逃げ切ることに成功した。

次節は同じく5戦全勝の富士通フロンティアーズと11月13日、富士通スタジアム川崎で対戦する。



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試合後コメント

監督インタビュー  監督 荒木 延祥

昨年、オービックに喫した1点差の敗戦の悔しさが今季の我々のエネルギーになっていたので、
それをしっかりとぶつけようという思いはありました。
守備の出来は素晴らしかったと思います。
攻撃は課題が残りました。ターンオーバーが多く起こってしまったことや、
パスを決めきれなかった点を、もっと詰めていかなければなりません。


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選手インタビュー LB#56 加藤聖貴

昨年のオービック戦は新人だったこともあり思い切りプレーすることを心がけて臨みました。
しかし終盤に反則を犯してしまい、チームに申し訳ないという思いが溢れてきて、
涙が止まりませんでした。
オービック戦まで4週間、攻撃、守備、キッキング共にいい練習はできていました。
厳しい展開でしたが、勝利できたことについては素直に嬉しいです。
次の富士通は、Xリーグを代表する選手たちばかりです。
試合までの二週間、チャレンジャーとして、しっかり準備をしたいと思います。

 


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選手インタビュー OL#72 柴田純平

崩れたプレーに対応したブロックが、ターゲティングの反則となってしまいました。
もちろんルールは頭に叩き込んでいますし気をつけていたのですが…。
反則をしてしまったことは反省しかありません。
しかし、代わりに急遽出場したOL#65油谷凌がよく頑張ってくれました。
OLはXリーグでもトップクラスのオービックDLに対抗できたという手応えはありました。
次の富士通の守備はボールへの集まりを含めて、
Xリーグ随一といってもいい実力のあるチームです。
個々の能力だけでは立ち向かえない相手なので、攻撃一丸となって、
また一から気持ちを入れ直して準備したいと思っています。

 

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