2020年10月24日(土) VS 東京ガスクリエイターズ

パナソニック インパルス VS 東京ガスクリエイターズ
7 1Q 0
10 2Q 0
7 3Q 0
14 4Q 0
38 0

守備が大量5インターセプト奪取
発展途上の攻撃を支えて大勝発進

パナソニックインパルスが所属するX1 SUPERは新型コロナウイルスの影響により、10月24日に例年よりも約2ヶ月遅れで開幕した。
所属8チームを2つのブロックに分けてそれぞれブロック内で3試合を行い、各ブロックの1位が第34回日本社会人アメリカンフットボール選手権ジャパンエックスボウルに進出する。

インパルスが所属するBブロックは、オール三菱ライオンズが新型コロナウイルスの影響により出場を辞退。東京ガスクリエイターズ、オービックシーガルズとJXB進出を懸けて戦う。

開幕戦の東京ガスクリエイターズ戦は、富士通スタジアム川崎で行われた。当初は関西での開催が予定されていたが、
東京ガスがスポンサー企業の意向で遠征試合を自粛する方針であることを受けて関東開催となった。
「こういう状況では、皆が協力することが大事」と、荒木延祥監督はインパルスが遠征をして試合を成立させることを決断した。

コイントスに勝ったインパルスはレシーブを選択。
昨季の負傷から復活した#33RB横田惇が自陣40ヤードまで戻して攻撃を開始。
先発#8QB石内卓也#88WR木戸崇斗に34ヤードのロングパスを決めたのをきっかけにゴール前26ヤードまで迫るがFGを失敗して先制のチャンスを逸した。しかし、直後の東京ガスの攻撃を#27DB辻篤志がインターセプトに仕留めて敵陣33ヤードからの攻撃起点を作ると、#5RBミッチェル・ビクター・ジャモーのラン、#22WR木下統之へのパス、#35RB小泉誠実の2度のランでゴール前2ヤードに迫り、WR木下のリバースプレーで先制TDを挙げた。
自陣10ヤードから始まった3回目の攻撃機会には合流間もない#18QB Anthony Lawrenceからパスを受けた#6WR成田光希が捕球後に走り41ヤードのロングゲインで敵陣に侵攻。#2WR岸本翔平へのパス、RB横田のランで立て続けにシリーズを更新し、クォーターをまたいでRB横田へのパスでゴール前に3ヤードに迫った。
ここから東京ガス守備のプレッシャーをあびて16ヤードまで後退したが、#11K佐伯(栄)の32ヤードFGを決めて加点した。

第2Q4分55秒にRBミッチェルが41ヤード独走TDを挙げて17対0として以降、インパルス守備は#56DL加藤聖貴に加え、#0DL清水澪寿#28DB長沼晃平#34DB小平泰雅ら、新人を積極起用。東京ガスの攻撃に前進は許したが、#24DB竹内廉#32DB小池直崇#23DB Joshua Coxが3シリーズ連続インターセプトで断ち切り前半を17対0で終了した。

第3Qには#16K/P佐伯眞太郎の好パントで東京ガスの攻撃をゴール前1ヤードに追い込むことに成功。
直後に東京ガスの攻撃からDB竹内がこの日2度目となるインターセプト。
ゴール前1ヤードまでリターンし、RBミッチェルのTDランにつなげた。

第4Q序盤には東京ガスのパント時にマフしたボールを拾い上げたDB竹内がゴール前7ヤードまでリターン。
このチャンスをQB Lawrenceがパスターゲットを探しながら自ら走り、7ヤードTDランにつなげてリードを広げた。
残り3分56秒、自陣23ヤードから始まった攻撃は、ベテラン#25RB須賀大瑛が軽やかな走りで52ヤードのロングゲイン。
得点圏に攻め入ってRB横田の1ヤードTDランにつなげた。

インパルスは11月21日(土)、富士通スタジアム川崎でオービックシーガルズとJXB進出を懸けて対戦する。(14時キックオフ)


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試合後コメント

監督インタビュー  監督 荒木 延祥

Anthony(QB Lawrence)は、合流した直後で噛み合っていない。
石内はもっと力のあるQBだがユニットとして力を引き出しきれなかった。
特に攻撃は土壇場の紙一重でプレーする経験を積み重ねて仕上がっていくので、
今年はしんどいシーズンだ。
守備は球際の集中力を発揮してくれた。パシュートも総じてよかった。
2インターセプトの竹内は日本代表を経験し伸びてきた。
特にパスカバーは安心して見ていられる。
試合慣れが必要な状況で次回の試合が1節分開いてしまうのは残念だが、次のオービック戦は持っている力をすべて発揮しなければかなわない相手。しっかりとチームを作りこんで臨みたい。


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選手インタビュー DB 竹内 廉

インターセプトは2つとも自分の守るゾーンでしたが、
自分めがけて飛んできたものなのでラッキーでした。
第4Qのファンブルリターンも含めて、今日はこれまでで一番ボールに絡めた試合だったかもしれません。私は3月に日本代表の試合を経験していますが、他のメンバーは1年ぶりの試合なので、皆緊張していました。
守備の目標だった完封を達成できたので、守備はいい形で次のステップに進めると思います。
新型コロナウイルスの感染対策も気が抜けませんが、これまでやってきた対策をチーム一丸となって継続したうえで、オービックへの準備をしっかりして次の試合に臨みたいと思います。

 

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