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パナソニック インパルス | VS | 富士通フロンティアーズ |
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7 | 1Q | 0 |
0 | 2Q | 21 |
7 | 3Q | 14 |
13 | 4Q | 10 |
27 | − | 45 |
インパルス序盤好調から一転
逆転を喫し富士通超えならず
9月7日(土)、富士通スタジアム川崎で行われたX1 SUPER第2節、パナソニックインパルス対富士通フロンティアーズの一戦は、27対45でインパルスが敗戦を喫した。
序盤はインパルスのペースだった。富士通の最初の攻撃をパントに追い込み、自陣30ヤードの攻撃起点を獲得。
QB#18 Anthony LawrenceからWR#12Daniel Wiseへのパス、RB#5ミッチェル・ビクター・ジャモーのラン、WR#88木戸崇斗、WR#22木下統之へのパスでゴール前に迫り、ミッチェルの1ヤードTDランで先制した。
以降は互いの守備が厚く、パントの蹴り合いになった。
試合が動いたのは第2Q中盤。インパルス守備が富士通の攻撃をパントに追い込んだ場面で、インパルスがパントの処理をミス。
富士通にゴール前10ヤードからの攻撃機会を与え、同点に追いつかれてしまった。
第2Q終盤に始まった富士通の攻撃には、QBスクランブルに前進を許し、前半終了1分10秒前にTDを奪われた。
さらに直後のインパルス攻撃が2プレー目にファンブル。
富士通にゴール前25ヤードからの攻撃機会を与えてしまい、前半終了37秒前にTDを奪われ、7対21の2TD差で前半を終えた。
第3Qに入っても富士通のランを食い止めることができず。さらに2TD差をつけられた。
4TD差を追う厳しい状況に陥ったインパルスだが、「最後まで勝利への執念を燃やして戦おう」と、試合前のハドルで荒木延祥監督が皆に呼びかけた言葉をインパルスの選手たちは体現して見せた。
Wiseの好リターンで自陣42ヤードからの攻撃を得たインパルスは、 Lawrenceが、木戸、WR#15頓花達也、Wise、#89小山泰史に計6回のパスを成功させてゴール前8ヤードに進攻。第3Q11分28秒の頓花へのTDパスにつなげた。
さらに第4Q序盤に得た次の攻撃機会には、ゴール前23ヤードまで進んだところで、乱れたスナップを拾い上げたLawrenceがスクランブルによる23ヤードTDを挙げて2TD差まで追い上げた。
しかし、富士通のランを守備が食い止めることができず。再びTDを許して3ポゼッション差となった。
次の攻撃機会は自陣で第4ダウンギャンブルを失敗して、富士通にFGを奪われた。
残り時間2分22秒で24点差。
少なくとも3回攻撃機会を得なえれば埋まらないほぼ勝負は決した状態だった。
しかし、インパルスは最後まで諦めなかった。
自陣42ヤードから始まった攻撃を、終了20秒前に、Lawrenceから頓花への21ヤードTDパスにつなげて一矢報いた。
頓花はチームリーダーとなるパス8回捕球113ヤード2TDを挙げる活躍だった。
9月23日(月・祝)に万博記念競技場で行われる第3節の相手はIBMビッグブルー。
インパルスにとっては、決勝トーナメント進出に向けて落とせない試合であることはもちろん、昨年、一昨年と2年連続準決勝で対戦し2連敗を喫しているという意味においても、絶対に負けられない相手だ。
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試合後コメント
監督インタビュー 監督 荒木 延祥
思い通りやらせてもらったのは最初のシリーズだけ。
試合の流れがパントの処理ミスで変わったことは事実だが、それはあくまで局面で、敗因はそこにはない。今日の段階では明らかな力の差があった。
今日の敗戦を、どれだけ多くの選手が人や展開のせいにせず、「自分のせいで負けた」と思えるかで、今後の成長が変わってくる。
次のIBMは2年連続で敗戦を喫している相手。まずは、IBMに勝つことに集中して準備をする。
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選手インタビュー WR#15 頓花 達也
富士通の選手は基本的なことのレベルが高い。
たとえば守備なら全員で最後までボールキャリアのところに集まってくるところなど、当たり前にやるべきことがしっかりできている。
小手先では勝負させてもらえないと感じました。
試合に負けたことはもちろん悔しいですが、攻撃は前半、ミスが出て思い通りにいかなかった中で、気持ちを切り替えて臨んだ後半に成長できた手応えを感じました。
IBMにその手応えを生かせるようにがんばります。
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【NEXT GAME】
対戦相手 : IBMビッグブルー
日時 : 9月23日(月) 14:00キックオフ
会場 : 万博記念競技場