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エレクトリックワークス社 > パナソニック インパルス > コラム > Vol.165 「ミーティング」
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「THEライン目線」をご覧の皆さま、こんにちは。
今週もライン目線のお時間がやってまいりました。
今回のライン目線はオフェンスライン ♯64 島田選手の登場です。
それでは皆さん、今週もお付き合いいただきますよう、よろしくお願いします。
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インパルスファンの皆さま
いつもライン目線をご愛読いただきありがとうございます。
名作ドラゴンクエストの後半に出てくる強敵
ボストロールにクリソツな#64 島田です。
桜が満開の大阪・門真より今週もお届けいたします。
さて、門真構内のグランドでは、
ナイター設備が灯る中、選手たちがところせましと走り込んでいます。
冬から春にかけて集中してトレーニングを積むことで、
1年間戦い抜ける土台を作ります。
これは体力面だけではなく、
戦略・戦術面においても同様のことが言えます。
そこで、本日はアメフトにおける戦略・戦術面を
構築するための「ミーティング」について触れたいと思います。
アメフトでは、基本的に「ハドル」と呼ばれる作戦会議を1プレイ毎に行います。
(写真)オフェンスのハドル風景
これは1プレイ毎にコーチから出される指示を
的確にフィールド内の全員に伝達するためです。
つまり、上記写真のような円陣の中で「話し合い」を行い、
次はどのプレイを選択するかを決めているわけではないのです。
コーチは状況に適した戦略・戦術を組み立て、
フィールド内のプレーヤーに伝達することが仕事であり、
プレーヤーはコーチから伝達されるプレーを信じて、
完遂することが求められます。
『フィールド内で起こっていることは外野にいるコーチよりも、
現場にいるプレーヤーのほうが理解しているのだから、
現場で作戦を組み立てたほうがいいのでは?』
という意見もお聞きしますが、
私個人としては、フィールド内で起こっていることはコーチに共有して、
戦略・戦術に関してはコーチに一任するのがよいと考えます。
なぜなら、常に本気で体と体をぶつけ合い、
心身ともに熱くなっている状況でプレーヤーが
冷静な判断を下すのは難しいと思うからです。
・・・飽きてきましたか? もう少しです!
『勝つ組織とは、「一流の戦略」 と 「一流の実行力」 を保有した組織である。』
これはオフェンスコーディネーターを務める古本コーチのお言葉の引用ですが、
実行力は、戦略を納得している(理解し、腹落ちしている)か否かによって大きく変化するため、
一流の実行力を発揮するためには、選手、コーチ間の妥協無きコミュニケーションで、
全員が納得した戦略を構築する必要があります。
アメフトというスポーツにおいて、試合で意思疎通をスムーズに行うためには、
コミュニケーションの場、つまりミーティングの時間が如何に大事であるかを
認識しなければなりません。
肉体のぶつかり合いだけではない、アメフトの一面を試合会場で、LIVEでお楽しみください!!
きっと新しい楽しみ方を見つけることができると思います。
皆さまのご来場、是非お待ちしています!!
【試合情報】グリーンボウルトーナメント
5月10日(土)
vs エレコム神戸ファイニーズ@エキスポフラッシュフィールド 14:20キックオフ
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