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エレクトリックワークス社 > パナソニック インパルス > コラム > Vol.117「山中正喜の「凄さ」」
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いつもインパルスを応援してくださるみなさまへ。
こんにちは。
#59DL三輪です。
春は出会いと別れの季節。
我々インパルスもその流れにはさからえません。
2011年度シーズンをもって現役生活を終えた選手。
また、この春から新しくインパルスに加わった新人選手。
2012年シーズンは全く新しいチームに生まれ変わろうとしています。
私自身、今年で13年目のシーズンになりましたが、
どちらかというと、これまで一緒になって辛さと嬉しさを
共感し共に戦ってきた同志達が引退することの方が
新しい力が加わることよりも、寂しく感じる世代でもあります。
ただ、ふと練習中に横を見ると
レジェンド脇坂氏(42歳)がいるので
ホッとする場面もありますが・・・。笑
引退者のメッセージおよび新人紹介については、
後日このWEBサイトに掲載予定ですので
しばらくの間お待ちくださいませ。
さて。
今回のお題はズバリ「山中正喜」です。
すでにご存知の方もいらっしゃいますが、
インパルス随一のイケメンを自負する山中正喜さんは
2011年度シーズンを持って現役生活を終える決断をしました。
あらためて説明する必要はありませんが、
v
世界選手権3大会連続出場。
学生時代から現役を終える昨年まで
常に日本TOPのディフェンスラインとして活躍しました。
特に対戦相手がイケメンQBの時に無類の
強さを発揮することは周知の事実です。
インパルスでは5年間主将を務め、
ライスボウル制覇、社会人日本一2回へチームを導きました。
そんな彼とワタクシは立命館大学パンサーズ時代から
同じディフェンスラインとして切磋琢磨をした仲間であり、
年数で言えば、一番近くで彼の「凄さ」を体感した一人ではないでしょうか。
新人の頃から類まれなる能力を発揮し、
先輩達をビビらしていたことは鮮明に覚えています。
一番ビビッっていたのは私です。笑
確か当時レッグプレスは700~800kgだったと思います。
凄まじい能力ですね。
太ももが太くなりすぎてジーパンが履けないと嘆いていましたが、
もっと他に嘆くパーツはあったと思います。
そんな彼の現役引退に際し、
少しおもしろおかしいエピソードを交えながら
これまでの輝かしい彼の功績を称え
隠された彼の「凄さ」を皆さんにお伝えしたいと思います。
凄さ①「ジョッキの飲み方」
彼が新人の頃、大阪の京橋にある美味しい焼肉屋に連れていきました。
彼はまだお酒は飲めず、ウーロン茶(ジョッキタイプ)ばかり頼んでいました。
その頃の飲み方がこちらです。
氷もろとも胃の中に吸収されていく姿がお分かりいただけるでしょうか?
こんな飲み方をする新入社員はなかなかいません。
いや、もはや「人間」という枠に広げた方が腑に落ちますね。
これを見た皆さん、決して真似をしないでください。
これまでに数々の選手がこの飲み方を真似し、儚く散っていきました。
凄さ②「オシャレにも手を抜かない」
選手だけではなく、仕事でも活躍している山中正喜さん。
出張も多く、全国を目まぐるしく駆け回る敏腕ビジネスマンです。
そんな彼の出張中の過ごし方は男性ファッション雑誌を
片手に最近のトレンドを掴むことです。
自宅近くの天下茶屋で男性ファッション雑誌を購入し
、
意気揚々と帰宅しようとした瞬間に犬のウンチを踏んだ逸話は
あまりにも有名ですが、フットボール同様、ファッションにも
妥協しない彼であります。
ちなみにとある試合後の彼の様子です。
恐らく数万円はするというイタリア製ジーンズに
グレーの高級Tシャツ、そしてシンプルな白のスニーカーを
合せる抜群のオシャレさんです。
左手にもった缶コーヒーも様になりますよね。
そして、アクセントに某フットボールショップの袋を合せるあたりは
流石の一言。イタリアにアメリカが加わりました。
イタリア風から欧米風に早変わりです。
この状態で阪急電車に乗り込み芦屋・岡本方面へ向かう
彼のストイックさには本当に頭が下がります。
凄さ③「抜群の対応能力」
3つ目の彼の凄さは、抜群の対応能力です。
カメラを見つけるとすかさず反応。
自分が撮影対象ではないのにもかかわらずこのスマイル。
韓流スターに負けず劣らずのキラースマイルで
僕たちを優しく包み込んでくれます。
またこのTHEライン目線でも再三お伝えをしてきましたが、
「汗」に対して抜群の対応能力を発揮します。
対応策は既にご存知かと思いますので
キーワードのみお伝えします。
①途中下車
②関空特急「はるか」使用
しかし、満員電車で汗をかくのが嫌で「はるか」に乗車するこだわり。
凡人には真似が出来ない拘りぶりであります。
さて、これまで彼の「凄さ」を大きく3点お伝えしてきましたが、
これ以外にも本当に沢山あります。
最後に少し真面目な話を。
自分自身のリミッターを解除して何事にも、納得がいくまで、
とことん追い込むその姿は見るものを驚愕させる程の圧倒的な存在感をだしていました。
彼の引退は誰もが惜しむことだと思いますが、
彼の「取り組む姿勢」を知る残された現役選手がそれを上回る取組みをやらなければならないと思います。
彼は今年度からコーチという立場でまた我々に様々な気づきを与えてくれることと思います。
本当にこれからもよろしくお願いしますね。
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