平成30年度　第33回「櫻田記念」 全日本9人制バレーボール実業団選抜男女優勝大会

  12月22日（土）に和歌山ビックホエールにて開会式が行われ、主将の樽岡選手が選手宣誓を行い2018シーズン最後の大会がスタートしました。
  初戦はサンデンブルーエコアーズとの対戦でした。連続得点を重ね危なげなく１勝目を上げることが出来ました。（21−12、21−12）次の対戦相手は日田検診ホワイトドルフィンです。内定選手の活躍もあり、両セット共に21−7で勝利し決勝トーナメント進出しました。

  2日目は抽選の結果再びサンデンブルーエコアーズとの対戦でしたが、前日の反省も踏まえ修正をかけた結果21−7、21−8で準決勝進出が決定しました。
  準決勝はイビデンレグルスとの対戦です。出だしは樽岡主将のサーブポイントや市川選手のスパイクで良い流れを掴んだように思いましたが、中盤で連続失点を繰り返し苦しい展開となりました。しかし、中馬選手のコースを打ち分けた攻撃やブロックポイントなどで応戦し、20−19でセットポイントとなりますが、相手に2連続得点を許し1歩も譲れない窮地に立たされるも落ち着いたプレーで山端選手が強弱をつけたプレーで2連続得点、最後は重宗選手からトスを受けた中馬選手のＡクイックが決まり23−21で1セット目を取る事が出来ました。気持ちを切り替えて臨んだ2セット目は、出だしからブルーベルズが流れを掴みこのセットは流れを離すことなく8−1、16−5と更に点差を広げます。終盤では小林選手（新人）が躍動し、相手のブロックを使ったスパイクなどで得点し、最後はメンバーチェンジで入った寺田選手がブロックアウトを誘い21−11で決勝戦へ駒を進めました。

  決勝戦は全日本総合でも決勝を戦ったデンソーテンレッドフェニックスとの対戦です。1点目は奥野選手（新人）のブロックポイントから始まった1セット目ですが、なかなか点差を広げる事が出来ず苦戦を強いられる展開となりました。重宗選手のツー攻撃や小林選手（新人）のインナーへのスパイクなどで得点を重ね、２点差から3点差、3点差から4点差と着々と相手を突き放します。中盤で市川選手が相手のオーバーネットを誘うプレーで得点するなど完全に流れは来ていましたが、最後の1点を取るまでは気を緩めることなく戦い抜き、最後は小林選手（新人）の強烈なファーストサーブが決まり21−16で1セット目を取る事が出来ました。

  2セット目に入り、前半は前衛陣5枚を重宗選手が使い分け全選手が得点するなど攻撃の手を緩めない姿勢が見えましたが、1セットを失って後がないレッドフェニックスはがむしゃらに得点を取りに来ます。中盤になって一気に4連続得点を取られ11−13と2点リードされる展開となってしまいましたが、この流れを断ち切ったのは小林選手（新人）のブロックアウトでした。ここから点差は変わることなく試合は終盤へと進みます。レフトの市川選手の力強い攻撃が決まり、18−18の同点に並びコートに活気が戻りました。メンバーチェンジでコートに入った選手も活躍しますが、なかなか最後の1点が取れずデュースが続きます。20−20から1点の攻防を繰り返し、観客席も固唾を飲んで見守ります。樽岡主将のナイスレシーブや重宗選手の好トスなどで応戦するもレッドフェニックスも意地を見せなかなかボールがコートに落ちません。ブルーベルズは、市川選手・中馬選手にボールを集めますが、本数が増えたところで山端選手に振り、好スパイクを見せます。両チーム共にタイムアウト、選手交代を使い切りあとはコート内の選手に全てが託されました。ずっとセットポイントを握っていたブルーベルズでしたが、30−31で今セット初めてレッドフェニックスにセットポイントを握られます。なんとしても凌ぎたいこの1点は小林選手（新人）にトスがあがり気持ちのこもったスパイクが相手のブロックをかすめ31−31で再び並びます。しかし、次の得点も許し再びセットポイントを握られるも重宗選手と中馬選手の息のあった速い攻撃が決まりしのぎます。更には長いラリーで市川選手が相手のオーバーネットを誘い33−32、逆にセットポイントを取ったブルーベルズでしたがライトからインナーに放たれたスパイクを取る事が出来ず33−33、応援にも熱が入り両チーム共に応援席も盛り上がります。34点目中馬選手のＡクイックがブロックアウトとなり13度目のマッチポイントを握り、前田選手のサーブからラリーがスタートします。相手のＢクイックを奥野選手がワンタッチを取りワンハンドでうまくトスになったボールを咄嗟の判断で押し込んだ中馬選手、このボールが相手のコートに落ち35−33で長期戦となった第2セットはブルーベルズがものにし、前人未到の9連覇を果たし自己記録を更新中！また、見事2018年シーズンもグランドスラムを達成し、9人制女子バレー界では史上初となる2年連続のグランドスラムとなりました！

今シーズンも本当にたくさんの応援ありがとうございました。昨年念願であった年間グランドスラムを達成し、メンバーが大幅に入れ替わり不安と期待が入り混じりながらスタートした今シーズンでしたが、皆様のご声援で選手を鼓舞して頂き1点でも多く1セットでも多く全員で1球1球必死にボールを繋いだ結果再び年間グランドスラムを達成する事となりました。チャンプリーグは東京での開催にも関わらず足を運んで下さり、全日本総合では大阪開催という事で想像を超える大応援団の後押しを受け、そして櫻田杯も和歌山での開催でありながら100人を超える応援団の方々にお越し頂きました。このグランドスラムは応援団とチームで勝ち取った勝利であると思います。この大会をもって2018年シーズンは終了となりますが、来シーズンも変わらぬご声援をよろしくお願いします！！！

皆様のご声援が力となり、優勝に繋がりました。ありがとうございました。
強い想いで、全員が力を出しきり2018年度シーズンを 最高の結果で終わることが出来ました。
職場の皆様のご理解、ご協力がありバレーボールに 打ち込めていることに感謝致します。
今後とも、ブルーベルズをどうぞよろしくお願い致します！

いつもブルーベルズを応援頂きありがとうございます。
今回このような素晴らしい賞が取れたのは、 監督・コーチの一年をかけての熱いご指導によって 成長できた部分が発揮できたことと、 発揮するための絶好のチャンスをチームのみんなが作ってくれたおかげです。
また、日頃から応援してくださる皆様の声援が力となりました。 本当にありがとうございました。
今後とも暖かいご声援よろしくお願い致します。