平成29年度　第86回　全日本9人制バレーボール総合女子選手権大会

10月27日（金）〜30日（月）に京都府にて第86回全日本9人制バレーボール総合女子選手権大会が開催されました。
今大会で京都開催が最後となる記念の大会で選手宣誓を任された主将の内藤選手。紅葉の綺麗な時期に京都開催できる喜びと最後となる京都開催がたくさんの方々の心に残るようにと力強く宣誓しました。

試合は土曜日に行われた予選グループ戦、第一シードの為免除となり２９日（日）からの試合となりました。 決勝トーナメント初戦はキャッツ（滋賀県）との対戦です。１セット目は相手を全く寄せ付けず、２セット目も連続得点を連発し、21−3、21―9で初戦突破しました。
２戦目は東京東信用金庫との対戦です。重宗選手・津田選手・南部選手のサーブポイントに加え、甲斐選手・中馬選手のブロックポイントで点数を重ね、21−6で１セット目を先取します。２セット目に入ると相手の攻撃に何本か対応出来ず苦しい場面もありましたが、最後はメンバーチェンジでコートに入った市川選手・西出選手の活躍もあり21−13で最終日に駒を進めました。
最終日準々決勝の相手はサンデンホールディングスです。出だしから中馬選手の時間差攻撃が決まりここから流れに乗ったブルーベルズは津田選手のタイミングをずらした攻撃や前田選手（新人）のサーブポイントで点差を広げ、序盤のリードを守り抜き21−9で第１セット先取します。２セット目は内藤主将の強弱を使い分けた攻撃に相手が翻弄され、良い流れがブルーベルズに流れ込んできます。南部選手の２連続サーブポイントや樽岡選手のナイスレシーブでこの流れを保ち、最後には内藤主将のブロックで21−13、準決勝へ進みます。

準決勝の相手は、パイオニアレッドソニックスです。序盤から点数を取られ2−5と悪いムードが漂う中でのスタートとなりました。しかし、この悪いムードを断ち切ったのは南部選手の時間差攻撃！この攻撃から相手のミスなどもあり６連続得点8−5と逆転に成功します。このリードを中盤で更に広げ、最後は重宗選手のノータッチサービスエースで21−15と１セット目を先取します。
２セット目は序盤から勢いに乗りたいブルーベルズ。前田選手（新人）の２段トスから中馬選手が技ありの軟打スパイクが決まりここから３連続得点で一気に５−１とリードを広げます。しかし、中盤では思うように点数が取れず、強弱を使って揺さぶるも点数に繋がらず苦しい展開となりました。樽岡選手・重宗選手のサーブポイントや甲斐選手の速い攻撃、南部選手のブロックポイントで点数を重ね１８−１１とゲーム終盤までリードを保ったままゲームを進めます。内藤主将がパワフルなスパイク！ブロックアウトで点数を取り、２０−１３ラスト１点を確実に取りたいブルーベルズですが、相手の追い上げに成すすべなく２点連続で失点します。しかし、最後は甲斐選手がクロスの奥のコースにきっちりと決め２１−１５で決勝戦へ駒を進めました。

決勝戦の相手は、昨年に引き続き富士通テンレッドフェニックスです。先制点は津田選手のブロックアウトです。ここから点の取り合いが続き、お互いなかなか前に出れず７−７までシーソーゲームになります。相手の速い攻撃にやられたら今度はブルーベルズも速い攻撃で点数を取り、１歩も譲らぬ展開のまま１３−１２で１セット目を折り返します。この後、重宗選手のオーバーネットを取られ更にはライトアタッカーにブロッカーがはじき出され１３−１４。中盤で点差が開くのは阻止したいブルーベルズは津田選手のブロックアウトで確実に点数を取ります。その後内藤主将渾身のスパイクが２本決まり１６−１５。もう１点が欲しいブルーベルズですが、富士通テンも粘りを見せ１６−１６で並びます。またしても内藤主将のスパイクが決まり１７−１６。相手のミスも重なり２０−１７でマッチポイントを取りますが、相手のレフトスパイカーに決められ２０−１８。なんとしてでも１セット目を物にしたいブルーベルズは重宗選手から南部選手にトスがあがりこれを見事に決め２１−１８で１セット目を取ります。
２セット目は相手のプッシュ攻撃から試合が始まりました。１セット目同様なかなか試合は動かず中馬選手のコースを狙った攻撃や甲斐選手の高い打点から繰り出されるプッシュ攻撃で点数を重ね、１３−１３までは１セット目と変わらぬ試合展開、しかしここから試合が動きます。津田選手のサーブで相手を崩し、相手を翻弄します。内藤主将のインナースパイクから５連続得点で１８−１３。この連続得点を無駄にしたくないブルーベルズ、しかし富士通テンの巻き返しやこちらのミスにより点差は縮まります。１８−１５．１９−１６．２０−１７、ラスト１点が遠く感じますが、なんとかボールを繋ぎ、攻撃につなげます。しかし、相手も必死にくらいついて、Ａクイックで攻められ２０−１８。タイムアウトも使い切りリズムをこちらに戻そうとしますが、なかなか難しい展開に・・・そんな中１セット目に引き続き南部選手がまたしてもラストのスパイクを決め、２１−１８で２年連続優勝を果たすことができました！！！

今回の決勝戦はまさに９人制の醍醐味である長いラリーの連続でした。息を飲むような試合展開に観客からは１プレー１プレー歓声が起こり、なかなか見ごたえのある試合でした！
しかし、今回この苦しい試合を勝ちきれたのも応援に駆けつけて下さった、職場の皆様・ご家族の皆様のおかげです。本当にありがとうございました。先に述べたように京都大会最後となる大会において内藤主将が選手宣誓を行い名誉ある経験をさせていただいた大会で優勝という結果を出すことが出来て本当に嬉しく思います。京都府バレーボール連盟の皆様本当にありがとうございました！
そして、今シーズン全国大会４大会中３大会制覇し、残りは１２月中旬に行われる『櫻田杯』１つとなりました！ここ数年目標に掲げ、毎年悔しい思いをしてきました。その思いを晴らすときがやってきました！必ずや『櫻田杯』を優勝で終え、年間グランドスラム達成をしたいと思います。その為には、まだまだ成長が必要となります、練習を重ねもっとパワーアップしたブルーベルズをお見せ出来る様頑張ってまいりますので引き続きご声援よろしくお願い致します。